澤田地平さんへの「損害賠償金1045万」は正当か?(1)
(松濤本部前暴力事件と幹部の異常な反応)
永田正治 masaharu nagata
松濤本部前で発生した澤田地平さんに対する暴力事件を論評した、三つの文章を三回連続で掲載します。皆様の適切な判断を賜れば幸いです。(一部「小見出し」を追加しています)
第一の提言 松濤本部前暴力事件と幹部の異常な反応
■■■事件の概要
1月21日、澤田地平さんが、渋谷の家庭連合本部前で抗議行動を行っていた最中、ショッキングな暴力事件が発生しました。
この凶行は、澤田さんのブログ動画で一部始終見ることができます。
shimpankaihiproject.blog.fc2.com
渋谷駅方面からツカツカと歩いてきた男が、突然、澤田さんの旗を「うるせーこんなもん」と言いながら引き倒し、持っていたプラカードを払い落とし、澤田さんの帽子を掴み取りました。
驚いた澤田さんは「あなたは誰ですか、あなたは」と聞きました。
そこに仲間の1人が駆けつけ、「暴力はやめて下さい」と抗議したら、「暴力じゃないよ、こんなことやるな、こんなところで」と言ったので、澤田さんは、「韓氏オモニが間違っている真実を訴えているんです」と応じたら、「うるさいんだ」と言い、澤田さんの帽子でメガネを引き落とし、澤田さんの顔面を殴打したのです。
そのまま、早歩きで通り過ぎたと思ったら、すぐに引き返し、にらみつけ、渋谷方面に足早に去りました。
まさに、一瞬の出来事でした。突然の暴力行為にサンクチュアリ教会のメンバーは驚愕しました。
■■■不可解な「家庭連合幹部」の反応
正面玄関に駐車していた「バン」の謎
しかし、非常に不可解なのは、こんな凶暴な暴力事件を見た、家庭連合幹部の反応です。
事件直後、江原正則総務部長は、「あなた達の方が邪魔だから」、もうひとりの男も「邪魔だよ」と言いました。
通常、目の前であんな暴力を見て、瞬間的に、野蛮な暴力を容認し、暴力を振るわれた人を非難するでしょうか。
暴力が日常の暴力団ではないのですから、一般人があんな暴力を見ただけで、驚いて、まず暴力を振るわれた人のことを案じるのが普通であり、常識です。
実は、本部玄関前を邪魔な状態にしていたのは家庭連合なのです。
いつもはないグレーのバンが、正面玄関を塞ぐように駐車してありました。
この1年間、澤田さんの動画を見ましたが、礼拝中に人が出入りするあんなところに大きな車が止めてあったことなど一度もありません。
男が、歩くのに邪魔で、こんな所でやるな、と言って暴力を振るった日、ちょうど邪魔な車が不自然に駐車してあったのです。
次に江原部長は、なんと、「近所から苦情で来たんだよ」と言い放ちました。
あんな暴力を、「苦情」と感じるでしょうか。
いったい、あんな苦情がどこにあるでしょうか。
あの状況から、あれを苦情と感じることも、あの暴力男を近所の人と感じることも、極めて異常です。
そして大西克彦部長は、「第三者がね、地域の人がそういうように思ってるんですよ」、「よく覚えていたらいい、ああいうふうに思われてんだから、一般の人から」と言いました。
これも、暴力に対する驚きや非難が全くない、極めて異常な発言です。
「よく覚えていたらいい」というのも不気味です。
この暴力事件に対し、仲間の1人は「通報しよう、これは」と言いました。これが一般的な正常な反応です。
家庭連合幹部による、暴力犯罪を容認するかのような対応は、非人間的で非常識な態度です。
しかも、自分たちの本部の前で起こったことです。
当然、適切な対応が求められるのです。
■■■家庭連合は「コンプライアンス
(法令遵守)」を約束したのではないか?
徳野英治会長は、社会にコンプライアンス(法令順守)を約束したのではないですか。
澤田さんは、拡声器の使用が禁じられただけで、司法当局が認める正当な抗議活動をしているのです。
澤田さんの行動は、家庭連合が、教祖の神性を冒涜する教義に改ざんしたことに対する抗議です。
■■■「独生女論」公開討論に
応じる事が唯一の解決策です!
どんな宗教でもこんなことをすれば信者が強く抗議するのは当たり前のことです。
また、宗教では教義論争があり、日本では「宗論」と言います。
宗教が教義に対し挑戦を受けたら、正々堂々と反論するのが普通です。
ですから、家庭連合が、公開討論にも応じず、無回答で、逃げていることの方が異常なのです。
それは、自分たちもまともに信じていない独生女論が、アボニムの正統信仰に勝てないことをよく知っているからです。
■■■「家庭連合・幹部」は「独生女」を隠蔽し、
信徒の信仰を混乱に陥れた責任を謝罪すべきです。
独生女論は、韓氏オモニが、常に語り、金振春教授に講義させ、今や家庭連合の最重要教義です。
ところが幹部は、その真実を食口に語らず、独り娘という「言葉の問題」にすり替えています。
家庭連合は、独生女論を隠蔽し騙すことをやめ、公開すべきです。
これは、食口の永遠の救いがかかっている重大問題なのです。
今回の不可解な暴力事件のようなことは、二度と起こしてはなりません。
澤田さんは、動画などの証拠をそろえて、渋谷警察署に訴えを出し、松濤本部前で実況見分までして、しっかり受理されました。
ですから、目の前で起こった凶悪な暴力犯罪を、是認するかのような発言を繰り返した家庭連合幹部は、神の前に深く懺悔しなければなりません。
■■■神様の前に真実は明らかになるでしょう。
サンクチュアリ教会、そして家庭連合の皆さん、この動画をご覧になり、この暴力事件の経過、状況を熟考し、その背景を考えていただきたいと思います。
そうすることによって、私たちは真理、真実に至ることができるでしょう。
神とメシア・アボニムが私たちを正しい道に導かれんことを祈ります。
●第一回目 おわり
【永田正治さんのプロフィール】
1954年東京生まれ。高麗大学歴史学科卒業。崇実大学統一政策大学院修士、啓明大学日本学博士課程修了。慶州ソラボル大学勤務(1997—2007)。慶州歴史文化都市造成計画TF委員歴任。著作に『北朝鮮関連日本書籍の分析』、『徳川綱吉の儒教政策』など。日本に帰国後は、信者の異宗教交流により宗教間交流の活性化をめざす「異宗教コミュニケーション」を提唱。「異宗教コミュニケーションのすすめ」、「宗教の復権と異宗教コミュニケーション」、「宗教多元主義と異宗教コミュニケーション-遠藤周作『深い河』を中心に」などがある。
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