「私を救った永田先生の独生女論批判」
(「家庭連合からの生還」12回連載のその8)
●はじめに
「家庭連合」への昨年12月の退会届提出前の40日間の霊的死闘「真実探求ツアー」の記録。私は最後の仕上げとして一切見なかった「分派」各派の「YOUTUBE動画」をビジネスホテルを拠点に三日三晩検証した。そこで氷解した真実とは何か。今回はそこで次に検証した「永田先生の独生女論批判」です。
●私は心から「教区長」に感謝しています。
勝共大会(安全保障フォーラム)の開催是非を巡り、教区長と決定的に決裂した事が、今回の「真実探求ツアー」の直接的きっかけになった事は確かです。
その意味では、直接的な契機を与えて下さった教区長に、心から感謝を申し上げたい。
人間は弱いもので、相当な外力によって、清水の舞台から突き落とされぬ限り、現状の習慣から脱皮する事は出来ぬものです。
その意味で、今回の「役事」は時に相応しく、神が私に賜った恵みでありました。
●真の原因は「家庭連合」に霊的恩恵圏が亡くなってしまった事
しかしながら、私が「家庭連合」からの「退会」を検討せざるを得ない「本当の契機」は、もっともっと内的で深刻な処にありました。
「家庭連合に所属している事に霊的な飢餓を感じる」と表現したらいいのでしょうか。
「本心からの喜びに生きることを阻害されている」と表現したらいいのでしょうか。
アボジ聖和後の期間「まったく将来に対する希望も展望も感じることができず、霊的な監獄で金縛りにあっている」と表現したらいいのでしょうか。
「家庭連合」の教会に行けば、かつては凜とした霊的恩恵圏の中で、教会にいるだけで恵みがあったのですが、今やかえって悪霊がやってくるという感覚なのです。
自分でもどうしたらいいのか分からず「霊的な闇の中」をさまよっていた訳であります。
●「鄭正玉会長」「姜賢実先生」の動画を私は理解できなかった。
前回、「鄭正玉会長」「姜賢実先生」の動画が登場し、サンクチュアリ教会の皆様は、たいへん喜んだのではないかと思います。
しかしながら、冷や水をかけ恐縮ですが、当時の私は「鄭正玉会長」の講話も「姜賢実先生」のみ言も、霊的にすんなりと理解することは困難でした。
●その時の心情を箇条書きで示します。
1)私は幸い、統一原理が絶対的な真理体系である事に対しては揺るぎなき確信がございます。それは知的にも霊的体験(神霊体験)からしても。大学時代に左翼との激闘で死にそうな場面で、「統一原理」「統一思想」「勝共理論」が真理であるか否か、私なりに必死に突き詰めた結論であります。ゆえに文鮮明先生が再臨のメシアである事に対してまったく疑念はなく、それは生涯変わることはないと確信がございます。
2)しかしながら、今回最大のテーマになっております、「韓鶴子総裁」の「失敗」について、そもそもこのようなテーマを議論していること自体が、たいへん信仰的に不謹慎極まりなき事なのではあるまいかと感じていた事は、偽らざる事実です。(現在の家庭連合食口も同様だと思われます。)
3)「韓鶴子総裁(オモニ)」が存在しなかったら、私達の今まで捧げてきた「祝福家庭」としての精誠は一体なんだったのか。全世界にこれだけの基盤を造成してきたアボジの業績は、無に帰せざるを得ないのではないか。とても尋常ならざる事を議論している訳でありまして、軽々しく取り上げる内容ではないのではないか。
4)そもそも「韓鶴子総裁(オモニ)」がおりませんでしたら、我々「祝福家庭」の存在自体を否定しなければならない訳でありまして、「韓鶴子総裁(オモニ)」の代わりに、統一家全体の舵取りをすることが、直系子女様に可能なのであろうか・・・。
5)「韓鶴子総裁(オモニ)」が行ってきた施策も、現在の統一家の混乱を収拾するために、多少劇物であっても致し方ない「必要悪」的な施策なのではあるまいか・・・。等々です。
●実は私は当初「顕進様」に統一家の舵取りを託すのが
適切なのではないかとも考えました。
人間的な器の大きさからも、政治的なバランス感覚からしましても、統一家の舵取りを託すのに適任なのは「顕進様」しかおらぬのではあるまいか。
このように考えていた時期もありました。実際、今回の40日間の「真実探求ツアー」の目的の一つがそこにあった事は事実であります。
今でも「顕進様」に神様が願っている期待が大きいことは間違いありません。このテーマもたいへん大切な内容のひとつでありまして、後ほどまとめて書かせていただきたいと思います。
●私を覚醒させた「永田正治先生」の「独生女論」との出会い
幾重にも幾重にも張り巡らされた、「霊的バリアー」によりまして、サタンは巧妙に私達の心霊を曇らせ、霊的死に追いやります。
「家庭連合」の「ゆで蛙(かえる)」化施策は、神様が愛してやまない選民圏の食口を、一気に死滅させようと企んでおります。
(実際、当時私も「ゆで蛙の窯の中」にいた一人でした・・・。)
そんな霊的に完全にボケてしまっていた私を、覚醒する転機となったのが、今回紹介する「永田正治先生」の「独生女論」であります。
●まずは内容をご覧ください。
●私は永田先生の「独生女論」で救われた。
「神山会長」「江利川会長」「鄭正玉会長」「姜賢実先生」四名の統一教会重鎮たちの「証言」が、私に重い課題を提示した事は間違いない事実であります。
しかしながら、当時の私には、すんなりと受け入れられぬ拒絶感があった事も、偽らざる事実なのです。
(今考えますと「霊的備え」と「条件」が無さすぎたとしかお話できないお粗末さです。)
そんな心霊が低い私にも、なぜか心にスパーク(相対)して目から鱗が取れるように理解でき、その後の展開を劇的に変えたのが「永田正治先生」の「独生女論」なのです。
今聞き返してみましても、決してお話がうまい訳ではない(かもしれない)。
しかしながら、そこには、裏表のない、学際畑を歩いてきた方らしい無理のない(お仕着せがましくない)真実がある。
私は、聴講していたビジネスホテルで膝を叩いて叫びました。
「これだ!」
「なんだ、サンクチュアリ(七男派)にもちゃんとした人いるじゃん!」
●おわりに
「韓鶴子総裁(オモニ)」の「独生女論」に対し、教会草創期からの重鎮の先生方(金栄輝先生を筆頭に)が、「語ってはいけません」と諭されたか分かりません。
それにもかかわらず、今の今に到るまで「韓鶴子総裁(オモニ)」が自説を撤回する気配は、露ほどもありません。(逆に公的集会では必ず「独生女論」を強調されます)
はっきり、申し上げます。
「独生女論」の何が悪いんだと平気で思っている人。(多く見受けられます)
その方は、「再臨主」を信じ教会生活を送ってこなかった方であります。
教会に所属するだけで利益を享受し、自分の職位にしがみついてきたきた方。「教会官僚の方々」がその筆頭格でありましょう。
●「独生女論」は「アボジ」が築いてきた「摂理的功績」のすべてを崩壊するサタンの「異端思想」。
●「独生女論」は「神様」を再び悲嘆と絶望の淵に追いやってしまう、絶対容認できないサタンの「異端思想」。
私は、「永田正治先生」の「独生女論」を聴講し、これ以上「韓鶴子総裁(オモニ)」が間違っているという「証拠」は必要なし、という事実が「ストン」と腑に落ちてしまったのです。
しかしながら、なぜ「韓氏オモニ」が、摂理の方向性を急旋回してしまったのか、そのなぞは依然未解決のままでした・・・。
(つづく)
第8回目 おわり
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以上