「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

なぜ「韓鶴子総裁」は使命を失敗したのか。(旧約聖書「ルツ記」研究)

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なぜ「韓鶴子総裁」は使命を失敗したのか。
旧約聖書「ルツ記」研究)

 


●はじめに


旧約聖書「ルツ記」ほど嫁姑(よめしゅうとめ)が仲睦まじく描かれている物語はありません。麗しい婦人に関する美しい物語は、女性が神の前に正しく生きる道を、あますことなく示唆しています。

そして「ルツ記」の最後には系図が書かれています。

嫁の「ルツ」が生んだ「オベデ」の子は「エッサイ」、「エッサイ」の子は「ダビデ」。もちろん「ダビデ王」の血統は「キリスト」に至ります。

異邦人の娘「ルツ」はなぜ、キリスト聖誕のために血統の贖い(聖化)に貢献できたのでしょうか。義理の母親「ナオミ」の信仰に焦点をあてて研究してみます。

(*「韓氏オモニ」失敗の要因分析につきましては「おわりに」で記述します。)

 

 

 

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●「ルツ記」の時代背景

この「ルツ記」はイスラエルダビデによって王国をつくる前の、「さばきつかさ(士師)」により部族が統治されていた時代の史実です。(紀元前1300年頃)。

後ほど「ルツ」の夫になる「ボアズ」の血統の先祖には、エリコ城を陥落させるために、城に潜入していたイスラエルの偵察隊を命がけで逃し、神の前に信仰の功績を立てた「遊女ラハブ」がいます。

「ルツ記」はカナンの地に十二部族が嗣業を得た後も、土着の異邦の民との戦乱が絶えることなく、不安な日々を生きていた頃の記録です。

 

 

 

●エリメレクとナオミ、飢饉によりモアブ人の地に寄留する(1章)

ベツレヘムに住んでいた「エリメレク」と「ナオミ」は、飢饉のために二人の幼い息子を引き連れ、モアブの地に移り、そこに寄留しました。これは、「エリメレク」にとって、たいへん不本意な事態であったに違いありません。

神が愛し定めた嗣業の地を離れ、敵対関係にあった異邦のモアブの地(モアブ人はロトの子孫)に寄留することを決断したのは、家長として、よほど切羽詰まった事情があった事が推測されます。

 

 

 

●「ナオミ」の信仰と切実な祈り

不本意な決断をせざるを得なかった夫「エリメレク」に、「ナオミ」は従順に従います。風習も文化も違う異邦の地で「ナオミ」は幼い二人の息子を立派に育て、モアブ人の二人の娘「ルツ(兄嫁)」と「オルパ(弟嫁)」を嫁に迎えます。

私は「ナオミ」が以下の様に神に誓いを立てたことを確信します。(聖書に記述はありませんが。)

『唯一なるイスラエルの神よ、今私と夫「エリメルク」は異邦の地に寄留の身ですが、必ずや嗣業の地ベツレヘムに戻り「エリメレク」の家系を永遠に残します。嫁の「ルツ」と「オルパ」は異邦人の娘ですが、私がイスラエルの神とユダヤの律法を教え、立派なユダヤの民に育てます。神よ、二人の嫁達をお導きください。』

 

 

 

●「ナオミ」を襲った試練と絶望

ところが、「ナオミ」に神様からの試練が襲います。夫エリメルクが先に死に、その後二入の息子「マフロン」と「キルヨン」も次々に亡くなってしまうのです。

「ナオミ」の悲しみは如何ばかりであったことでしょうか。

愛する夫と息子との突然の離別。

そして、二人の息子は子を残すことなく死にましたから、夫エリメレクの嗣業を継ぐ直系の子女が誰もいなくなってしまったのです。

 

 

 

ベツレヘムへの帰還と嫁「ルツ」の信仰


絶望の中に「ナオミ」は夫「エリメルク」の嗣業の地であるベツレヘムへの帰還を決意します。

そして二人の嫁に、それぞれの実家に戻ることを促します。モアブの地の寄留者であったのですから、二人の嫁の実家は目と鼻の先にあったはずです。

しかし長男の嫁「ルツ」は最後まで従いませんでした。以下に「ルツ記」で最も美しい聖句を記します。

ナオミはふたりの嫁に言った、「あなたがたは、それぞれ自分の母の家に帰って行きなさい。あなたがたが、死んだふたりの子とわたしに親切をつくしたように、どうぞ、主があなたがたに、いつくしみを賜わりますように」。こう言って、ふたりの嫁に口づけしたので、彼らは声をあげて泣き、ナオミに言った。「いいえ、わたしたちは一緒にあなたの民のところへ帰ります」。(ルツ記1章8節~10節)

ルツは言った、「あなたを捨て、あなたを離れて帰ることをわたしに勧めないでください。わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。あなたの死なれる所でわたしも死んで、そのかたわらに葬られます。もし死に別れでなく、わたしがあなたと別れるならば、主よ、どうぞわたしをいくえにも罰してください」。 ナオミはルツが自分と一緒に行こうと、固く決心しているのを見たので、そのうえ言うことをやめた。(ルツ記1章16節~18節)

 

「ルツ」の従順無垢な信仰と、それを導いた義母「ナオミ」の信仰と献身。

そして真の愛の勝利。

愛する夫もいない異邦人の娘が、義母に従い未知の土地に向かう事は、どれほど困難な選択だったでしょうか。

ここに至って、「ナオミ」と「ルツ」は心情的には「義母」と「嫁」ではなく、「母」と「娘」と呼べるような関係になったのです。

 

 

 

●未知の土地で、休まず落ち穂拾いをする「ルツ」


娘「ルツ」は母「ナオミ」に、見ず知らずの土地で「落ち穂拾い」をすることを提案します。

そして朝から晩まで「ナオミ」のために休まず「落ち穂拾い」を続けました。

さらにその土地は偶然にも親戚「ボアズ」の畑で、「ボアズ」は次のように「ルツ」に語りかけます。


ボアズはルツに言った、「娘よ、お聞きなさい。ほかの畑に穂を拾いに行ってはいけません。またここを去ってはなりません。わたしのところで働く女たちを離れないで、ここにいなさい。」(ルツ記2章8節)


彼女は地に伏して拝し、彼に言った、「どうしてあなたは、わたしのような外国人を顧みて、親切にしてくださるのですか」。 ボアズは答えて彼女に言った、「あなたの夫が死んでこのかた、あなたがしゅうとめにつくしたこと、また自分の父母と生れた国を離れて、かつて知らなかった民のところにきたことは皆わたしに聞えました。 どうぞ、主があなたのしたことに報いられるように。どうぞ、イスラエルの神、主、すなわちあなたがその翼の下に身を寄せようとしてきた主からじゅうぶんの報いを得られるように」。(ルツ記2章10節~12節)


なんと健気な「ルツ」の姿でしょうか。そこには自己主張やわがままをいい、母親を困らせる娘の姿はどこにも見当たりません。

献身的に母親「ナオミ」のために、身を粉にして働き続ける娘「ルツ」の美しい姿。

「ルツ」の姿は、聖書を読む者の胸に深い感動を呼び起こします。

 



 


●縁者「ボアズ」により「エリメレク」の血統存続を祈った「ナオミ」

収獲も終わりに近づいた時、「ナオミ」は「ルツ」にある事を告げます。

仕事の後、食事をして眠りにつく「ボアズ」の足下に入り、横になることを指示したのです。

「ルツ」は「ナオミ」の告げる意味を理解していました。

「ナオミ」は「ルツ」をとおして夫「エリメレク」の嗣業と血統を残すことを望んでいたのです。

そして「ルツ」は従順にその指示に従い身を委ねたのです。(これはどれほど信じがたいほど従順な信仰でしょうか)

「ルツ」が自分の足下に横たわっている事に気が付いた「ボアズ」は、次のように「ルツ」の信仰を賞賛します。

 

ボアズは言った、「娘よ、どうぞ、主があなたを祝福されるように。あなたは貧富にかかわらず若い人に従い行くことはせず、あなたが最後に示したこの親切は、さきに示した親切にまさっています。 それで、娘よ、あなたは恐れるにおよびません。あなたが求めることは皆、あなたのためにいたしましょう。(ルツ記3章10節~11節)

 

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足下にいる「ルツ」に訳を訪ねる「ボアズ」





 

●なぜ「ボアズ」は決断したのか。

なぜ「ボアズ」は、異邦人の娘「ルツ」を自分の妻として引き取ることを決断したのでしょうか。

「ボアズ」は広大な畑を持つ裕福な人であり、犠牲を払い、必ずしも積極的に「アビメレク」の嗣業の地を買い戻さなくても良かったはずです。

その嗣業の地は、長子を「エリメレク」の養子として差し出さなければならず、最終的にその息子の所有に還るからです。

その答えは、「ルツ」の純粋な行動の背後にある、義母「ナオミ」の祈りにあります。

「ナオミ」はモアブの地で「エリメレク」の嗣業と血統を永遠にイスラエルに残すと神へ誓ったのです。

心の正しい善良なユダヤ人「ボアズ」は、その祈りを敏感に感じ取ったに違いありません。

そして「ボアズ」もまた、神様の啓示に従順に従い、結果的にイエスキリストへ至る血統の贖い(聖化)への同参者になることができたのです。

 

 


●逸話(ベツレヘムのキリスト降誕教会)

ベツレヘムのキリスト降誕教会の地下に、イエスが聖誕したと伝えられる部屋があります。

そして古い伝説によるとこの部屋は、かつてダビデの先祖以来の家の一部であり、それ以前はボアズとルツが使用していた場所だというのです。

その真偽は定かではありませんが、キリスト聖誕に連結されるエピソードとして、ボアズとルツ、そしてその母親ナオミの満面の笑顔が浮かび上がってくることを感じるのは、私だけでしょうか。

 

 

●おわりに


「ナオミ」と「韓鶴子総裁」の比較研究。
韓鶴子総裁」はどこで間違ってしまったのか。

 

 


1.夫の「嗣業」と「血統」を守り抜いた「ナオミ」

 

韓鶴子総裁」は、清平修練院の訓母「金孝南」の悪巧みにまんまと引っかかり、「自らの誕生は胎中から無原罪、文鮮明師の誕生は有原罪(サタンの血統)誕生」とする「独生女論」を突如提唱し、文鮮明師の尊厳を著しく毀損しました。

それだけではありません。

韓鶴子総裁」は自らの韓氏の血統と、自分の母親である大母様の「清平」での功績を、事あるたびに自慢します。文鮮明師が築いたすべての教会資産を売却し、清平を第二のバチカンにすると豪語し、謙虚さを失い自らの権勢を誇っています。

文鮮明師が遺言として制定した八代教材教本は、文鮮明師の聖和後すぐさま、三冊の「基本聖典」に作りかえ、自らの正当性に不利になる文鮮明師の発言を「御言選集」から削除しました。

文鮮明師の定めた天一国国歌の歌詞(栄光の賜物)を、一般信徒公募の歌詞に書き換え、公の講演の席で、文鮮明師の功績は一切語らず、その玉座も撤廃してしまいました。

 

 

 

2.息子の嫁達をも信仰に導いた「ナオミ」の献身と真の「愛」

 

ロイヤルファミリーにおける、血統逸脱行為の数々は、ここでいちいち挙げる事がはばかれるほど、全世界の信徒を悲しませました。

そのような事案が伝わるたびに、家庭連合幹部は一般信徒に、祝福家庭が使命を果たせなかったことが原因であると語り、信徒に悔い改めを促してきました。

たしかに、祝福家庭が多くの不信仰を犯し、その罪の精算をロイヤルファミリーが担ってきた事もまた真実であろうと思います。

ただ、今回「ルツ記」をとおして、母親としての「ナオミ」の献身と信仰を知るにつけ、子女達の養育に対する母親の責任とは何だったのかと深く考えざるを得ません。


 

 

3.夫「エリメレク」の後継者を定め、嗣業と血統を守った「ナオミ」

 

私は、本来「文鮮明師」が生きて「基元節」を迎えていたなら、そこで後継者へ全権を相続する「戴冠式」が挙行されたのであろうと信じます。

しかし、残念ながら、元日本総会長の「劉正玉先生」が講演で語られているように、「韓鶴子総裁」は母としての使命を完遂できなかったのであろうと推測します。

そして、事もあろうに、金孝南氏と側近幹部にそそのかされ、自らを「メシア」「神」と宣言してしまいました。血統を守るべき「母子協助」の母の使命を放棄し、「天一憲法」制定で、後継者を選挙で選ぶという、とんでもない過ちを犯してしまいました。

もはや完全に天運は「家庭連合」から離れ去りました。

このような、神の摂理を破壊する「独生女論」信奉者「韓鶴子総裁」につき従うことは、再臨主に対する重大な背信行為であることは明らかです。

如何に神秘のベールで覆い隠そうとしても、遠からず真実は明らかになります。そして、その内容は、拍子抜けするほどシンプルなのです。

 

 

おわり

 

 

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