●はじめに
今回が「韓鶴子女史自叙伝」連載の最終稿となる。
韓鶴子女史はこの「自叙伝」の中で、教団後継者(家庭連合では中心者と呼ぶようだ)を長男・文孝進様の子息に定めた事は明らかである。
●それは次の事で判明する。
1)男系子女様の中で、「自叙伝」記述が存在するのは、「長男文孝進様」「次男文興進様」の二人しかない。
2)巻末写真集に登場する子女様は唯一「文孝進様」しかいない。
本来、この本の表題が「人類の平和の母」なのであるから、人類の母を名乗る前に自分の家族全員の母でなければならないはず。「家族全員の写真」が登場しないのは辻褄(つじつま)が合わず、ととても不可思議な事なのではあるまいか。
もちろん「自叙伝」本文の中に、後継者(中心者)に対する言及はない。
しかし、本文記述や、写真選別の中に、韓鶴子女史の結論(意思)は明確に表現されていると判断できる。そして、この決定(長男孝進様の血統が相続者)こそが、「天の父母様教団」消滅を確定したのである。
以下にそれを立証する。
●「教団消滅の立証」01
人類堕落の原因は「血統逸脱問題(姦淫)」である。
表題は「原理講論」堕落論の結論である。また、再臨主文鮮明師の核心教義である。
ところが、韓鶴子女史は堕落論の内容を認めていないと思われる。この事は祝福式に対する見解等を注視して分析すれば理解できる。
「天の父母様教団」は改訂版「原理講論」を準備しているようである。「堕落論」の記述がどのように改編されるのか注視したい。
●「教団消滅の立証」02
長男孝進様は「血統逸脱問題」に抵触している。
この結論は、あまりにも明らかである。
1980年代に米国摂理に従事していた先輩家庭は、孝進様の「告白式」の告白内容を記憶しているであろう。
また、孝進様の最初の相対者であった洪蘭淑さんが米国で出版した「In the Shadow of the Moons」(月たちの影で・文鮮明家での私の生活)の中に次の記述がある。
(*日本語邦訳版は文藝春秋刊「わが父文鮮明の正体」1998年)
『(1988年)四月、孝進はニューヨーク市オールド・ニューヨーカー・ホテル大宴会場における教会の集会で、「劇的なコンフェッション(告白式)」なるものを行った。それは教会の祝日、「真の父母の日」だった。』『彼は、自分の青春時代の性関係、十代のころの酒を飲んでのどんちゃん騒ぎ、コカイン使用について細かく話し続けた』(P215)
●「教団消滅の立証」03
正統性の根拠がない者は後継者(中心者)となり得ない。
●第一の理由
まず、最初に指摘しておかなければならないのは、再臨主文鮮明師の聖和前に、アボニムが、長男孝進様(または、その血統)が後継者となることを明言した事実はない。
●第二の理由
教団の核心教義(人類普遍の真理)である、「原罪」問題に抵触した人物の血統が、後継者(中心者)となり得る原理は存在しないという冷徹な事実である。
●おわりに
私は、777双の先輩に孝進様の血統逸脱問題を指摘したことがある。
それに対し、この先輩は以下の様に説明してくれた。
「真の父母(韓鶴子女史)には、全てを許す恩赦権がある。したがって、孝進様の血統逸脱問題も問題とはならない」と。
冗談も休み休み言ってもらいたい。
このように原理の根幹に抵触する重大問題を、真の父母の恩赦によって簡単に解決できるならば、なぜ神は困難な復帰摂理を耐え忍ばなければならなかったのか。
現実問題として、血統逸脱問題とは無縁の傷のない男子子女様が存在しているではないか。
それが七男の文亨進さまである。純潔を死守して天の血統を守護するのは、再臨主の使命を受け継ぐ、血統相続者の最低限の要件ではないか。
連載「韓鶴子女史自叙伝」を終えるにあたり、私は『「自叙伝」の出版は人類にとって朗報(逆の意味で)なのかもしれない』とあえて申し上げたい。
なぜなら、「自叙伝」出版は韓鶴子女史が明らかに神様と再臨主文鮮明師の御旨の方向性から逸脱した独自の神観、宗教観に基づいたお方であった事を暴露したからである。
結論として、遠からず「天の父母様教団」は消滅せざるを得ないのである。
祈り。アージュ。
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●以下の2つの記事のダウンロードもお勧めします!
●「韓鶴子オモニを許しましょう。」劉正玉会長の証言。
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●『文亨進様が真の後継者であることを立証する60の論題』
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以上