「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載05『韓鶴子自叙伝研究』「三年侍墓精誠」と「最終一体宣布」の謎を解く。

韓鶴子女史の『三年侍墓精誠』は普段とおり生活してただけ。

 

●はじめに

家庭連合信徒が、韓鶴子女史の正統性を主張する時、必ず主張する二つの事がある。

3年侍墓精誠」と2010年から全世界で巡回講演で語られた「最終一体宣布」である。

家庭連合の方はいう。

オモニムに多少の間違いがあるのは仕方がない。けれど、アボニムは2010年からの「最終一体宣布」で「真の父母様御夫妻は最終一体を成し、完成・完結・完了」と全世界で講演したではないか』と。

「この一点がある限り、私はオモニムを絶対的に信じる!」と言う。

徳野英治前会長の「真の父母完全一体」も、上記の主張に他ならない。

今回のテーマは、韓鶴子女史は、真のお父様とほんとうに「真の父母完全一体」なのかどうかを確認することにある。

そして韓鶴子女史は真に『人類の涙をぬぐう平和の母』なのであろうか。

その真相を探る。

 

 

●第Ⅰ章「3年侍墓精誠」の真実

●引用文と解説

『多くの人々が、この地に顕現した真の父母とは誰なのか、その真の父母がどのような犠牲の道を歩んできたのかを知らないまま、今もそれが自分とは関わりのないことのように生きています。そのような人々に気づいてもらうために、文総裁の妻である私が、全人類に代わって三年間、一日も欠かさずに侍墓の精誠を捧げたのです。』
韓鶴子女史自叙伝P32・6~9行目)


上記引用文によると、「一日も欠かさずに侍墓の精誠」とある。
ところが、韓鶴子女史の精誠を、間近で見ていた証人がいる。
当時一緒に、天正宮で生活をしていた、文亨進世界会長(当時)である。


●文亨進世界会長(当時)の証言

「韓氏オモニは天正宮で何か特別のことは何もしていない。普段と何らかわらない生活をしていただけである」

第Ⅰ章の「結論」

実は、韓鶴子女史の「3年侍墓精誠」は、特別なことは、何もやっていなかったのである。


●第Ⅱ章天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」
テキストに書かれていること。

 

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2010年7月より世界巡回。通称「最終一体宣布」とよぶ。



 2010年7月より、文鮮明師と韓鶴子女史は、世界巡回を行う。
その際に使用されたテキストが上記の天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」である。このテキストを使用した世界巡回を通称『最終一体宣布』と呼ぶ。

 

●引用文その1

『皆様、真の父母様は、既に人類のための遺言を準備し、残しました。一生に6度、7度も生死を行き来する獄苦を経ながらも勝利し、準備した遺言書です。永遠なる人類の教材・教本として8種類の本を残しました。冊数としては1000冊を超える分量です。文鮮明先生御言選集』『原理講論』『天聖経』『家庭盟誓』『平和神経』『天国を開く門 真の家庭』、『平和の主人、血統の主人』、『世界経典』、このように8種類の書籍です。この教本は、皆様が霊界に入っていっても読み、学ばなければならない本です。決して人間の頭脳から出てきた言葉や教えではありません。天がかわいそうな人類を救援するために下さった天道を教える教材、教本だからです。』
(「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」P56~57)

 

●引用文その1「解説」

文鮮明師は、『八大教材教本は真の父母の「遺言書」である』と宣布した。

ところが、韓鶴子女史は、真の父母の遺言を守護せず、基本経典を「八大教材教本」から天一国三大経典」に、「最終一体宣布」から3年も経たない文鮮明師「聖和」直後に、勝手に変更してしまった。
三大経典に「原理講論」「世界経典」は含まれていない。

 

●引用文その2

『ところで、ここでいう3時25分の3数は初不得三の3時代を代表するものであり、旧約、新約、成約の3時代を象徴する数です。そして25分の25数は100の4分の1を象徴します。既に真の父母様御夫妻は最終一体を成して、完成、完結、完了の基準で、全体、全般、全権、全能の時代を奉献宣布されたのです。

(「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」P63)

 

●引用文その2「解説」

この文書が、家庭連合が、「真の父母は完全一体」と主張するみ言箇所である。
しかし、家庭連合は、この部分の「み言」だけを切り抜き、繰り返し繰り返し主張しているに過ぎない。

実はこの宣布の背景には、重大な「秘密」が隠されているのである。

 

 

●第Ⅲ章「最終一体宣布」に隠されている秘密
「最終一体宣布」は韓鶴子女史の絶対服従前提での
「条件宣布」だった。

 

●資料その1(2010年6月5日) 
文鮮明師自筆の揮毫
『代身者・相続者は文亨進である』

 

●揮毫には以下のように書かれている。

『万王の王はお一人の神様、真の父母様も一人の父母、万世帯の民も一つの血統の国民であり、一つの天国の子女である。天宙平和統一本部も絶対唯一の本部だ。その代身者・相続者は文亨進である。その外の人は、異端者・爆破者である。以上の内容は、真の父母様の宣言文である 文鮮明(2010年6月5日)

 

●資料その2(陽暦2010年6月19日・26日) 
文鮮明師のみ言
『お母様と交わした2回の秘密文書』


天暦2010年5月15日(陽暦6月26日)、その日が重要ですそれがお母さんとお父さんが最後に宣言した秘密文書です。これは昼夜の神様も知らないものです。天暦2010年5月15日午前3時25分とは何なのか。その時の出来事を中心に、その後の方針を密かにお母さんと約束しました。間違いなく、お母さんがお父さんと一体となって歩む約束した時間ですそれまでは、お母さんがお父さんと一つになって行くという話をしませんでした。神様と世界に公布できませんでした。それを公布した時間が、天暦2010年5月15日午前3時25分でした。この3時25分が重要です。3時は3時代を示し、25分は100年を中心として4分の1を示します。堕落した世界の終幕前においてお母様がお父様と神様を中心として約束しましたが、それが天暦2010年5月15日午前3時25分の出来事でした。それが題目になっています。そうして「25分は100の4分の1数に該当し、3時は初不得三(精進すれば成功するの意味)の3時代を代表し、旧約・新約・成約時代の完成・完結・完了の時代を奉献することを表す!」としましたが、ここに全て入るのです。純潔・純血・純愛の完備を見るアリアスカイ(Aria Sky)スタジオで、天暦5月8日(陽暦6月19日)20分に発表完結される!と言いました。全てが終わってお母さんと完全に霊界に奉献することのできる祈祷を捧げた時間です。「完結される、アジュ!」となっているので終わったのです。』
(『統一世界』2010.6Vol473P10・2010年7月1日) 

 

●「最終一体宣布」の時系列による解題

01)陽暦2010年6月5日(後継者宣布)

文鮮明師は、自筆の揮毫を書き『代身者・相続者は文亨進である』と内外に宣布した。韓鶴子女史もその場に同参した。

02)陽暦2010年6月19日(第一回目の一体宣布

●ラスベガス・アリアスカイスタジオで最初の「一体宣布」

03)陽暦2010年6月26日(第二回目の一体宣布

「その後の方針を密かにお母さんと約束しました。間違いなく、お母さんがお父さんと一体となって歩む約束した時間です。それまでは、お母さんがお父さんと一つになって行くという話をしませんでした。」

●ラスベガスのホテルでのⅡ回目の「一体宣布」

文鮮明師と韓鶴子女史の「密約」とは、文亨進世界会長(当時)を後継者として認め、その生涯を通じ、侍り、従うことを誓約させることだったのである。

04)陽暦2010年7月から天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」世界巡回開始される。(*上記写真テキストでの宣布)

 

05)陽暦2012年9月3日 文鮮明「聖和」

韓鶴子女史は、文鮮明師と取り交わした「密約」を反故にし、自分を中心にした家庭連合支配体制を構築。

「聖和」後まもなく、「遺言」である八大教材教本のみ言を破棄し、真の血統後継者・文亨進様と文國進様を荒野に追放。

 

 

●おわりに(結論)

01)「三年侍墓精誠」の謎解き

韓鶴子総裁は、三年侍墓精誠期間、普段通り生活していただけ。

 

02)「最終一体宣布」の謎解き

「最終一体宣布」は、文鮮明師と韓鶴子女史が、後継者を文亨進様とすることを誓約するという「密約」を前提に宣布された「条件宣布」だったのである。


しかし、韓鶴子女史は、文鮮明師「聖和」後、その「密約」を反故にした。

その証拠として、『韓鶴子自叙伝』には、天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」の記述が、一行もでてこない。

家庭連合は、幹部がこのテキストを基に、「最終一体宣布」を主張しているにもかかわらず、韓鶴子総裁は、なぜ「自叙伝」に天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」を記述しなかったのであろうか。

第一の解答は、上記で立証したように、韓鶴子総裁は、文鮮明師の「遺言」である「八大教材教本」を破棄する大罪を犯しているからである。

第二の解答は、更にもっと内的原因として、韓鶴子女史は、文鮮明師に絶対服従を誓わされた証拠である「天地人真の父母定着み言宣布天宙大会」の屈辱の記憶を、完全に抹消してしまいたかったのである。

「最終一体宣布」は「条件宣布」である。

この成立条件を破った韓鶴子女史が、真のお父様と「最終一体」でないことは自明のことなのである。


結論として、残念ながら、韓鶴子女史は、『人類の涙をぬぐう平和の母』などではなかったのである。

 

祈り。

 

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