「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載10『真理の証言者たち』文亨進様の証言「お母様の成和を待て!」(説教「沈黙を破って」より)

 

●はじめに

アボニム「聖和」の舞台裏で行われていた真実を、文亨進様が2015年1月18日に「沈黙を破って」という演題で語った「礼拝説教」の翻訳(要約版)です。
実質的に、文亨進様が、統一聖殿(サンクチュアリ教会)をスタートさせた、記念すべき、「真実の証言」です。

 

証言01)
たとえ世界を手に入れても、
自分の魂を売ってはいけません。

世界を全てもらえるとしても、自分の魂を売ってはいけない。たとえ世界中の王国がもらえるとしても、我々の信仰の戒めを失ってはいけない。

今は警告の時です。神様に対する冒涜が行われている世界です。神様を忘れて生きる時代において重要なことは、「神様の民が神様に帰ること」です。それが鍵です。

このような混乱の時期には、我々の信仰がテストされる時なのです。誰が信仰を持っているか。誰がキリストに対する信仰を守るのか。それを分ける時です。誰が富と権力に買収されるとか、誰が魂を売って全世界を得ようとするのかを、混乱の時にこれらが明らかになるのです。


証言02)
今は沈黙を破る時です。

真実が現れる時なのです。

2015年はお父様が聖和されて3年目を迎える年です。今、沈黙を破る時が来ました。

そして、真実が現われる時を迎えました。真のお父様が聖和されるま前までは、食口の皆さんが私を真の父母様の後継者として、「真の子女様の中で、最も素晴らしいです」と私を賞賛していました。

しかし今、私は「他の子女と変わらない。悪い背信者」という言葉を聞くまでに至りました。嘲られ、非難を受け、落伍者扱いまで受けているのです。

私達は過去2年半の間、あらゆる非難を甘受しなければなりませんでした。他の子女達と結びつけながら、罵倒も受けました。他のグループとちっとも変わらないとまで言われました。

私達は違います。私がいつ何千億にもなる公金を自分のポケットに入れたでしょうか。私はそんなことは一度もありませんでした。任せられていた全てのものはお返ししました。

私達は他の者達とは全く異なった形で行動したのです。「商人的な行動」はとらなかったのです。

なぜなら、お父様が私を「後継者」に任命されたからです。

それは、未来にお父様の立場を受け継がなければならないことを、お父様は明らかにされたからです。もちろん、メシヤの立場ではなく、教会の指導者として任命されました。

証言03)
呆れた教会幹部からの助言は、

「お父様を裏切りお母様の聖和を待て」でした。

お父様が聖和された後に、直接目撃した内容、この目で直接に確認した内容があります。私達を引き込む為に、買収を試みた中心的な指導者達が文書まで持って現れました。

「我々の側に加われ。どっちにしろ、あなたの世界になります。」「とにかくいったん私達の仲間になれ。お母様が霊界に行けば、あなたが好きなように変更すればよい。」

これが私が彼らからもらった助言でした。このような言葉が教会の指導者から出てきたのです。

真の父母様が任命された後継者に対する助言の内容が、このような内容です。

「政治的な一時的な権力のために、お父様を裏切れ。富を維持し、財団の資産に対して法的権利を維持し、お母様が聖和される時に、思いどうりにすればよい。」という内容でした。

この指導者達の助言は、「まずはお父様を背信し、その後にお母様の聖和を待ち、お母様も背信しなさい」という内容でした。このような助言を私は実際受けていたのです。

これは助言ではなく冒涜です。気が狂っています。

正常的な思考ができる人なら、これらは話にもならない内容であり、到底理解できないと思います。私はお父様を売ることは出来ませんでした。

私の勝手の為に、お母様の聖和を待つことも出来ませんでした。 このような政治的な行為を、教会の指導者達が崇めている内容をあらためて見た時に、これは神中心でもなく、お父様の願いとも、お父様の御言とも何の関係もありません。

彼らはただ、政治的な勢力を維持することにのみ関心があるのです。それは、当然、お金の入手先を探ることだけです。

それは、悲しいことに、堕落世界の実情と何ら変わりがないのです。堕落世界の方が規模が大きいという差があるだけなのです。略奪階級が権力をつかむ様になれば、お金の流れを決めることが出来るようになります。

 

証言04)
エス様も権力者と闘いました。

そして荒野に出たのです。


私はイエス様と聖書を深く学ぶようになりました。

キリスト教会にも2つの種類の意見があります。私達はただ霊性のみを追求し、祈祷しなければならないという信者もいます。しかし、イエス様の行ったことを見てください。エス様は権力者達と戦ったのです。

毒が私達の教会内に存在し、教会文化を病ますだけでなく、結局は教会の自滅を将来することになるのです。

私達はこのようにして、荒野に出てくることになりました。最近では荒野で生活する術を習得しながら、食口達と過ごしています。ここは、私達の信仰、考え、神様との関係まで操ろうとする政治勢力からは自由なところです。


証言05)
当時の韓国教会長の給与は法外でした。

毎月5000万ウォン(約500万円)を得ていたのです。

私が世界会長の立場にある時です。お父様がある指導者をお呼びになりました。

そして、その人の給与に関して深刻な内容を話し合いました。私がその方に、今現在もらっている給料がどのようになるか説明してほしいとお願いしたことがあります。

その方は、5箇所から、おのおの1億ウォンを超える額をもらっていました。

この方は公職者として、謙遜に美徳をつまなければならないのにも関わらず、食口達の前で自分が何歳の頃から公職を始めたのかを高らかに自慢しています。

その人は5つの団体から給料をもらい、教会から一年に5億ウォンを超える収入をもらっています。しかし、食口の前では、公的な仕事をこれまでしてきたと自慢しています。

自分は食口たちと真の父母様を結びつける仲介者の役割を果たす忠実な僕だと言っています。

私は彼に、そんなに多くのお金をもらってはならないと伝えました。

その方は毎月5000万ウォンをもらっていますが、「私は世界会長として一年間働いてもその額に達することはない」と伝えました。

「お父様は私を世界会長として任命されましたが、(その方はその時韓国の教会長でした)あなたは私より給料が少なくなるのが普通ではないでしょうか」と質問をしました。これはお父様の聖和以前のお話です。

 

証言06)
幹部はお父様の御言を政治的に改竄し、

アボニムへの背信を実行したのです。


お父様の聖和後に、さらに深刻な問題に直面することになりました。

その時、彼らの真実の姿を見ることになりました。これはお父様が聖和された直後のバスの中で起きたことです。ある指導者が話す内容を聞きました。

その方は「お父様が御言の一文字も変えてはならないと命令された」と言いました。そして、「教会の伝統も帰るなとお父様が仰った」とも発言しました。

「しかし、問題点がいくつかあるので、内容を編集する委員会に加わることに合意しました」と言うのです。

私はその場面を録音しておくべきでした。「お父様はするなと言われた」といった直後に「私はする」と言ったのですから。

それを聞きながら、心いたく思わないのであれば、その人はどのような人でしょうか。

私には理解できません。その人は政治的に物事を処理したに過ぎないのです。彼らは金儲けの今しか考えていないのです。お父様が聖和されてから、彼らは更に権力を手に入れ、金儲けを進めようと考えているとしか、私には思えませんでした。

もちろん、私達はそのような人たちを助けることは出来ません。

お父様をメシヤだと信じ、お父様が「してはならない」と仰ったことを信じるならば、どのようにして、それと反対のことが可能でしょうか。


証言07)
後継者指名はお父様からの任命です。

誰もお父様を誘導する事など出来ないのです。


私は私の母を心から愛しています。そして、私はお母様を救ってあげたいのです。

私は、お金の為にお母様の周辺にくっついている人々のように、この不都合な真実を見て見ないふりをすることができません。

過去2年半の間、私はこのことについて、沈黙を守ってきました。

多くの軽蔑も受けましたが、結局はこの現実を体験したのは私自身です。私と国進お兄さんはお父様が直接任命しました。

2012年6月5日にラスベガスで4次元入籍式をしましたが、これは私に全ての責任を任せ、後継者戴冠式をしてくださった直後のことです。

教会歴史上、どの指導者より高い位置に任命されました。それは私が望んだわけではありません。お父様がどれだけお強い方なのかは、皆さんもよくご存知のはずです。

ご自身を後継者にしてもらおうと、お父様を誘導することは誰にも出来ないのです。

お父様はご自身のされるべきことは自分で決断なさいます。それを、私がお父様を操ることなど出来るわけがありません。そのようなお父様を、2つの大陸で3回も私の戴冠式を行わせることは出来るわけがありません。

私達はすべてのものを肩から降ろしました。立場をあきらめろと圧力を受けた時も、その立場から降りました。

教会の資産を盗もうとしたこともありません。他の指導者に加わり、共犯だという声があがったとしても、私達は買収されなかったと断固として否定できるのです。そのようなことは一切ありません。


証言08)
お金と権力に支配され、
扇動家を買収する
教会指導者の現実がありました。


私は、世間の政治家達がどのように政党組織を統制把握し、いかにしてその権力を維持しているのかについて、深く考えてきました。

それと全く同じ現象が教会内で繰り広げられているのは、恐ろしい現実です。それを見て私は驚きを禁じ得ませんでした。同じシステムが動いているのです。

お金を握っている人が扇動家を買収し、それを動員して誰にでも攻撃を行い、挙げ句の果ては、お父様が任命した後継者までも攻撃するのです。

全てのものを肩から降ろした人に対しても、攻撃を始めているのです。

扇動家たちは、自分達がしていることは、もちろん承知しています。お金を握っている権力者達と同業状態にあります。お金を握っている権力者の機関から、お金を受け取っている現実があるのです。


証言09)
教会指導者の資産は公開されるべきです。


それで、私達が公的な立場にあるときに、教会における会計の透明性の重要性を強調し、指導者達の資産の公開を要請したのです。

このサンクチュアリ教会ではそのように行っています。

それが私達の信念であり、教会に導入しようとした内容です。そして、お金を握っている権力層にそのような指摘を行うと、彼らから糾弾を受けるようになります。

彼らから憎まれるようになるのです。

 

証言10)
国進お兄さんは教会に透明性をもたらしました。

ところが、多くの敵も出来たのです。


今でも思い出されます。

彼らは団結して国進お兄さんを追い出そうと試みました。国進お兄さんは、教会に初めて透明性をもたらそうとした人であるからです。

教会歴史上初めて、各々の機関がそれ自体に対して経済的責任を持つようにしました。

支援を受けた資金を、会社の収入だと錯覚しないようにしたのです。彼は機関の指導者に、本当の意味の透明性をもたらそうとしたのです。公金横領をするならば、それ以上お金を与えてはならないようにしました。

そのために、国進お兄さんにたくさんの敵が出来ました。

多くの食口の方々は、私達がどうでもよい権力や地位の為に、その立場にいたのではないことを知っているはずです。国進お兄さんは無給で働きました。私はお父様から任命されてから、牧会に専念してきました。

 

証言11)
私が今「荒野」にいるのは神の祝福なのです。


皆様がどう考えられるかわかりませんが、今、荒野において私に与えられているこの道は神の祝福であると私は考えています。

私は自分の息子を、勧誘するようにして天正宮から連れ戻さねばなりませんでした。当時息子は8歳で、とてもよい子でした。

しかし、ここに来てみると靴紐すら自分で結べないのです。そして、湖で泳げないと言いました。汚くて嫌だというのです。しかし、3日後には彼は湖に飛び込み、トカゲを捕まえ、兄弟に泥を投げ付けたりしました。

子供は本来こうあるべきです。

子供は自然の中で育つべきです。それがお父様の御言ではないですか。自然に帰りなさいと。宮殿で育った息子が泥を投げ合って遊んでいるのを見る時に、私は思わず神様に感謝しました。「息子を生かしてくれて神様ありがとうございます。」

 

証言12)
お父様の釣りは休養などではではなく、

拷問だったのです。


お父様は常に荒野に出られました。


アメリカから韓国にお帰りになる時にも、周囲が「宮殿で昼食の準備をしています」とお伝えしても、それを拒否してそのまま海に出かけられました。

私は断言できます。

お父様の釣りは休養ではありませんでした。それはむしろ拷問に近いものでした。

お父様はいつも荒野に出ておられました。ところが、興味深いことに、お父様が聖和された後に、私は完全に自然に魅了されるようになったのです。

自然は神様からの恩恵であり、私達に傷を癒やす機会を与えてくれました。

 

証言13)
お父様に忠誠を尽くす事と、

指導者層に服従することはまったく違うのです。


お父様に忠誠を尽くすことは、教会内の支配層に忠誠を尽くすこととは違います。

食口達は、お父様に従うことは、公文や教会内の指導者層に服従することだと教えられています。

アベルが指示することは、無条件に従うべきだという考えがあります。

しかし、お父様がするなと仰ることを、教会側がしろと言う場合、皆様はどのように対応するべきでしょうか。

皆様がお金と権力を握った立場で、そのような状況に直面した時に、どのようにするべきでしょうか。

 

証言14)
私達はお父様を裏切ることは出来ません。

そのために握っている全てを手放さなければならないのです。


皆様は、握っている全てのものを、手放すことが出来るでしょうか。嘲弄を受けることがあっても、十字架につけられる事があっても、その全てを手放す事が出来るでしょうか。

なによりも、お父様がどうお考えになるかを、問い直す事ができますか。

お父様の聖和のすぐ後には、このような話はすることは出来ませんでした。お父様が聖和された後に、全てがうまく行くという考え方が存在していました。

しかし、私達は、お金に屈することはありません。

お父様を主であると信じ、お母様を愛する人達です。

ですから、お父様を裏切ることも、お母様が聖和されることを待って、その後にお母様を裏切ることも決して出来ません。

北朝鮮のような共産主義国家でも、「その政治体制を変えなければならないと言いなさい」と言われたとします。それに対して「愛によってそれをすることは出来ないのか」と簡単に言う人もいるでしょう。

そしそうなら、そのように指摘する人が、その国に行ってやってみるべきではないでしょうか。なぜなら、お金をコントロールする人々や、お金で買収される政治家達や、扇動家達などに直面してみれば、自分が影響力のない人だという事に気が付くことになるからです。

私は、お父様が私に、このような出来事から自由になれるように、今この時間を下さったと信じています。

そして、選択という責任を与えて下さいました。

 

証言15)
アボニムは、勝利したアベルとカインが立ち、

真の父母の仕事は終わったと仰いました。


私は、他の大勢の人のように、より簡単な政治的な道を進む事も出来ました。

それは食口達から嘲られる事もない道です。

しかし、皆さんもご存知の通り、私は10年以上も僧侶としても修行をしたため、そのような政治的な圧力に屈する事は出来ませんでした。私は心から正しいと思った事に従っただけです。

父様が「してはいけない」と仰った事をする事は、正しい事ではないのです。たとえ、お金で買収しようとしても、私はそのようなことは絶対に出来ません。

私には選択の自由があります。そして、お父様は私に3回も王冠を被らせてくださいました。お父様が私にその大きな責任を下さった理由は、私を信じてくださったからです。

2012年6月5日に、私と国進お兄さんに、真の家庭で初めて神様の栄光の為に、カインとアベルが一つになったと宣布されました。

そして、その宣布式において、「今、勝利したカインとアベルが立った為に、真の父母の仕事は終わった」と仰ったのです。

その様な召命を受けた私達なのです。

お父様が聖和される3ヶ月前に、その様な宣布をされたのは、お父様が私達がその様な誘惑に簡単に屈する事はないということを、ご存知だったからです。

圧力に屈する事はありません。私は罪意識を植え付けられたからといって、簡単に操られることはありません。

私達はお父様を主であると信じる者達です。

外的なものを得る為に、魂を売り、お金を握った人々の操り人形にはなれないのです。
私はそのようなものの為に生きる人間ではありません。皆様もそうならない事を心から祈ります。

 

証言16)
これから真実が明らかになる時です。

今こそ信仰者達が立ち上げる時です。


私達がどのような信仰の困難に直面しても、神様に栄光をお返しする歩みをしなければなりません。

2015年になると共に、少しづつ真実が明らかになりつつあります。

私達は、お父様の願いに反する事をすれば罰を受けるということを警告してきました。

その審判は私達が下すのではなく、神様が下すのです。

私達は真実のみを話します。私達は良心に逆らわない事だけを話します。

誰もが権力と地位とを手放す事は出来ませんでしたが、私達はそれをしました。

それを手放す事が出来たから、私達が偉大なのではありません。私達は人として当然の事をしただけなのです。魂を売ってはいけないのです。


今まさに時が来ました。

鍵を握っているのは皆さんです。

我々がお母様を解放して差し上げなければなりません。お母様を取り囲んでいる政治家達から、お母様を助け出さなければなりません。

私一人ではできません。

世界の食口の皆さんに、各国の教会が崩壊していくと伝えても、あまり意味がありません。

私はすでにそれを知っており、それを警告してきました。今こそ信仰者達が立ち上げる時がきました。

 

(*これは、文亨進様が2015年1月18日「沈黙を破って」という演題で語られた「礼拝説教」の要約整理した内容です。)

 

●おわりに

亨進様は、この説教時点において、アボニム「聖和」後の家庭連合クーデターが、取り巻き幹部により計画され、お母様(韓氏オモニ)はその犠牲者であると理解されていた事が分かります。

しかしその後、韓鶴子総裁こそが家庭連合クーデターの張本人であったと、認識を改めていることがその後の説教から理解できます。

実際韓鶴子総裁は、文鮮明真のお父様の勝利圏とその伝統を、ことごとく破壊してきました。

文鮮明師の真の血統後継者であられる、文亨進二代王様の、この最初の証言(「説教」)にこそ、すべての成約聖徒(祝福家庭)が進むべき、正しい真理の道が示されています。

 

祈り。アージュ

 

●『沈黙を破って』説教・全文翻訳PDF版
ダウンロードは以下より↓

drive.google.com

 

 

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