「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載06『永田正治先生選集』独生女は救済の不要物・直ちに廃棄せよ!

 


独生女は救済の不要物・直ちに廃棄せよ!

 

韓鶴子総裁は、韓国清平を第二のバチカンにするという。

 

永田正治  masaharu nagata

 

 

 

全ての統一食口に問いたい。原理講論に、独生女という言葉があるだろうか。原理で説かれていない独生女がどうして人類を救済できるのか。聖書に独生女という女性メシアが説かれているだろうか。聖書にない独生女がユダヤキリスト教が求めてきた救世主になれるだろうか。

摂理は、前時代の基盤のうえに築かれる。旧約、新約、成約、三時代の神の救済摂理は強く結びつく。旧約時代に求めたメシア、新約時代に求めたメシア、成約時代に求めるメシアは、個体は違っても救済摂理上同一体である。

韓氏オモニの独生女論はユダヤキリスト教の救済摂理に痕跡もない。こんなものは人類を救済できない。独生女という偽メシアはサタンの贋作であり、神の敵である。独生女論など救済の不要物である。

独生女はアボニムの造語であり聖書にはない。アボニムは68年前、成婚前後を中心に180回この単語を使った。長く使われず、我々は独生女という単語を忘れた。しかし、聖書的用語で、新約・成約聖徒が共有する独生子は1500回使われた。180回と1500回、これを比較すれば、独生女の位置は明確である。


独生子の妻であるから独生女の位置がある。独生子があらわれ、堕落人間の中から一人の女性を復帰する、それが独生女である。これが我々の正統信仰である。韓氏オモニは、復帰摂理上根拠のない独生女を上位に、神が復帰摂理で切に求めた独生子を下位に置いた。神のみ言と真逆を言い誘惑した蛇の手法である。

1960年から祝福救済が始った。2005年の4億双祝福、その後のアボニムが行った祝福、全てに、独生女論を念頭に置いて祝福を受けた者などいない。アボニムも独生女論を言及しなかった。金栄輝、金元弼、久保木修己、周藤健、小山田秀生、そして我々の脳裏に独生女などなかった。

アボニムがおられた時、アボニムの救済摂理は完成していた。血と汗と涙の歩みで探し求めた救いのプロセスは完全であった。アボニム聖和後、独生女論という詐欺教説があらわれた。こんな、韓氏オモニと金孝南がにわか作りした独生女論など不要である。

アボニム聖和二年後の2014年7月、韓氏オモニは独生女論を語り始めた。自分は無原罪で神の血統の独生女、アボニムは有原罪でサタンの血統、独生女とつながって、はじめて独生子になれる。非原理、非聖書、荒唐無稽の異端教説を語りだした。これを側近幹部に頻繁に語った。しかし、9月15日、ついに大勢の前で語った。

背信者の言葉を聞いてみよう。(*韓鶴子女史の講話)

その時点で韓国にいたお父様は、北側に行った。天の命令だ。お父様は堕落した抜け出せない立場で誕生した。それを知らなければならない、あなたたち。16歳の時、イエス様によって、責任を任された。それなら、お父様としては資格を受けなければならない。資格。— そして第二に独生女に会わなければ、お父様は独生子ではない。これを知っておかなければならない。

私が、お父様の聖和後、私が独生女だと発表するから、古い人々は、お父様と50余年の縁というのは、普通ではない。だから、理解できない。これが、天の父母様の摂理だ。再臨メシアが独生女を誕生させるのではない。初期の食口は、皆そう理解していただろう。ん。私について知らなかっただろう。そう、私はそうだ。どのようにしても、天のみ旨を成して差し上げるのが優先だ。そのため、我慢し現れたのだ。

韓氏オモニはアボニムの興南刑務所での苦難を、第一のお母様と結婚した天罰と言う。アボニムは堕落した抜け出せない立場で誕生したと言う。アボニムは16歳の時イエスさまを通じ召命をうける以前はサタンの血統であったと言う。アボニムの生まれは独生子ではなく、自分と結婚し独生子になれたと言う。

人類の救いのため幾多の十字架を負われたアボニムをここまでおとしめる、これが韓氏オモニの独生女論であり、原理、聖書、統一思想に全く根拠を置かない、霊的悪魔の神学である。こんなものは我々の救済と無関係な不要物=ゴミであり、直ちに廃棄すべきである。

 

 

霊的サタン神学と混迷する信仰 
(独生女論批判・続編:ダイジェスト)

                            

視点1)
にわか作りの独生女論


原理は、アボニムが真理探究の凄絶な戦いの末に説かれた。福音書は、イエス様が自身が無原罪のメシアであることを訴える書である。原理の目的も、アボニムが自身が無原罪のメシアであることを必死に訴える書である。アボニムが有原罪であるという独生女論は、原理の目的を根本から否定し、神とアボニムの人類救済の目的を封じる神学に他ならない。独生女論を許容する者が原理を講義することは矛盾であり、そんな者に原理を講義する資格はない。

 

サンクチュアリ教会は、本質問題を叫び、家庭連合が本来の正統信仰に戻ることを訴えている。独生女論は、統一原理を知る者なら、到底納得できない陳腐ともいえる神学である。これは、2014年5月、金孝南氏と韓氏オモニが、側近を伴いスイス旅行に行き、そこで練り上げた、にわか作りの神学である。

 

独生女論は、現実世界を導く、原理、統一思想、聖書などの真理の体系にまったく基礎を置かない、霊的観点でつくり上げた神学である。メシア・アボニムの正統信仰と、韓氏オモニの独生女論は、絶対に調和できない。独生女論が正しければ、アボニムは、60年もの間、人々にウソを教えていた偽り者になる。神は人類始祖に「取って食べてはならない」と教えた。しかし悪魔は、真逆の「取って食べよ」と騙したのである。メシア・アボニムの教えと真逆のことを言い、食口に正統信仰を棄てさせ、地獄に引き入れる独生女論は、きわめて霊的なサタンの神学なのである。

 

 


視点2)
ミクラー教授のアボニム有原罪肯定

独生女論によって食口の信仰、心霊は混乱した。昨年5月、ベルギーで開かれた世界新宗教学会において、「文鮮明師が原罪をもって生まれたと信じるか?」という質問に、ミクラー教授は、「金振春教授の解釈を支持する側として、確実に言える訳ではないが、文鮮明師が原罪なく生まれなかったと信じる」と答え、更に質問者から「文鮮明師に原罪があると信じるのか!」と鋭く追及され、「そうです」と、しぶしぶ答えた。ミクラ―教授は信仰上、命のように重要なことを、せかされて言ってしまった。

 

ミクラ―教授は、自身の信念として独生女論を表明できず、金振春教授が言うからと他者の言動に頼っている。こんな信仰告白はない。信仰告白や表明は、自立した意思で、強い信仰を表明する。これはむしろ信仰の無さを表明している。

 

また彼は「確実に言える訳ではない」と、逃げ口上を付け加えている。独生女論は自分の信念からは支持できない、だから、他者の言動に従う、しかし「確実には言えない」と、よく理解したうえで、自分の理性が支持している訳ではないと、暗に弁解しているのである。独生女論を積極的に支持することによって、自分の信仰や理性が損なわれたくないのである。

 

誰かの発言を自分の考えの動機とすることは、その誰かが言う前は、違う考えを持っていたということである。彼は、金振春の言葉を聞く前、また、韓氏オモニの言葉を聞く前は、アボニムが教えた正統信仰をもっていた。彼はアボニムの教えも原理もよく知っている。知っているからこそ、こんな弱々しく確信の無い返答になったのである。

 

そもそも、澤田さんの抗議活動への対応も同じである。抗議をやめさせるのは簡単で、信念をもって澤田さんを論破すればいいのである。普通、宗教が教義問題で挑戦を受けたら、堂々と受けて立つ。無反応や、討論を回避することない。家庭連合には、太田、阿部、明石などの講師がいる、彼らが、独生女論の正しさを論証し、澤田さんの間違いを明らかにすればよい。それができないのは、自分たちも確信が持てず、まともに信じてもいない独生女論が、アボニムの正統信仰に勝てないと分るからである。家庭連合は、サンクチュアリ教会の主張を「妄想」と言う、妄想ならば、論破は容易ではないか。妄想とは「根拠のない思考」だ、独生女論こそ、信じるべき根拠がない妄想なのだ。

 

 

視点3)
井口氏のアボニム有原罪否定

 大阪大会で、井口氏が、澤田さんの「オモニはアボニムが原罪をもって生まれたと言っている」という問いに、断固として「言ってない!」と否定した。信じられない発言である。韓氏オモニは何度もアボニム有原罪誕生を主張し、昨年二月には、学術会議の場で金振春教授にアボニム有原罪論を講義させ、教義化した。だからミクラー教授もアボニム有原罪論を支持した。情報通の井口氏がこれを知らないはずはない。

 

 そもそも、「言ってない!」という強い否定は、アボニムが「無原罪」で生まれた確信の表明であり、韓氏オモニの独生女論に対する強い否定である。これは、韓氏オモニ、金振春教授、ミクラー教授の言葉と真逆で、いかに家庭連合の信仰が、独生女論によって混乱しているかを暴露する事実である。

 

 家庭連合指導者は、食口に真の父母一体という真っ赤なウソを強調する一方、独生女論を「独り子」に対する「独り娘」という、単なる言葉の問題とだましている。皆さんは、自身の霊魂の救いがかかった信仰の重大問題について、家庭連合指導者から巧みに思想操作されている事実を知るべきである。

 

 

視点4)
周藤氏の独生女論への転向


昨年12月17日、周藤氏に、澤田さんが「韓氏オモニに、生まれながらに原罪がないというのは原理的に全くおかしいことではないか?」と問いかけ、周藤氏は振り返って、「おかしくありません!」と断固として訴えた。周藤氏は「60億人類のなかに、ただ一人、無原罪のお方がおられます。そのお方こそ文鮮明先生です」と講義していた。無原罪の方はアボニムただ一人で、韓氏オモニは有原罪だと信じるから言える言葉である。しかし、韓氏オモニ無原罪誕生を「おかしくありません!」と言った。

 

 そもそも周藤氏が教えていた通り、すべての食口はアボニムが地上におられる時、アボニムお一人が無原罪という正統信仰を共有していた。しかし、韓氏オモニの独生女論により、家庭連合の信仰はアボニムの正統信仰から独生女論に変質した。周藤氏は、独生女論を受け入れたのである。本来、周藤氏のような元老食口は、統一信仰の守り手、異端からの防波堤の役割を果たすべきである。その使命を果たさず、韓氏オモニの異端説に従ったことが家庭連合の道を誤らせた。

 

周藤氏は一度、ミクラー教授の立場に自身を置いて考えてほしい。宗教学会の場で、「アボニムは原罪をもって生まれたのか?」と追及されたらどう答えるのか?「NО」か、それとも「アボニムが有原罪で生まれた」と説明するのか? これこそ、全ての食口の悪夢であり、韓氏オモニが強要する「独生女の踏み絵」である。哀れなミクラ―教授はこの背信の証言が統一教会の歴史に永遠に記録されるのである。この問いから逃れられる食口は誰もいない。独生女論とは善良な食口にメシア・アボニムを裏切らせる恐るべき罠である。

 

家庭連合の精神世界の混乱は「アボニムが無原罪誕生で、オモニは有原罪誕生」という正統信仰に復帰しないかぎり正常に戻らない。皆さんは断固として、韓氏オモニの踏み絵を突き返さなければならない。それ以外に救いに至る道はない。

 

 

視点5)
文亨進二代王に帰依し救済の道へ!

 

〈独生女論は不要物〉

 

家庭連合の皆さんは、一刻も早く、アボニムの正統信仰に戻らなければならない。信仰の原点であるアボニムをもう一度考えてほしい。もしアボニムがいなかったら、統一教会は、どうなったであろうか? 原理も、み言も、世界宣教も、勝共運動も、祝福もない。そもそも統一教会自体なかった。アボニムの存在の大きさをあらためて考えるべきである。アボニムこそ、統一運動の創始者、設計者、推進者であり、すべての根になるお方である。反対に、韓氏オモニがいなかったらどうであろうか? 韓氏オモニは、統一運動の創始者でも、設計者でも、推進者でもない。故に、おられなくとも多くのことが成就した。

 

それでは、韓氏オモニが唱える独生女論が無ければ、どうであろうか? 私たちは救いを得られなかったであろうか? そもそも、独生女論が私たちの救いと何の関係があるだろうか?また、独生女論で恵みを感じたであろうか? あなたにとって独生女論が必要であろうか? もし、必要と思うならば、先のミクラー教授や、澤田さんに答えられない幹部たちのような、自信の無い、混乱した反応にはならない。「メシア・アボニムが原罪をもって生まれ、アボニムは偽り者だった」という独生女論など、統一食口にとって「救い」や「福音」になるはずはないのである。

 

本来、韓氏オモニが背信せず、アボニムの真理を守り、正統後継者である文亨進二代王が家庭連合を継承していたら、アボニムの伝統が引き継がれ、歴史はまったく違うものになっていた。清平が神の摂理の中心であり、韓国が神の祖国だった。世界も審判を受けることなく、もっと平和な情勢になっていた。それら全てを台無しにしたのが、韓氏オモニの背信であり、その帰結が、独生女論による統一教会信仰の破壊である。

 

〈アボニムは生きている!〉

 

韓氏オモニは、独生女論を強要することによって、アボニムの真理の価値を破壊した。アボニムの北朝鮮での受難を酷評することによって、アボニムの苦難の価値を破壊した。そして最後に、アボニムの血統の価値を破壊しようとしている。

 

韓氏オモニは、神の女王を僭称している。ユダヤキリスト教の伝統では、メシアは王として来られ、当然、メシアの子が王位を継ぐ。しかし韓氏オモニは、子女様は王になれず、真の父母のみが王であるとし、女王である自分を最後に、メシア王朝は一代で終わると主張する。一代で終わる王朝など、どこにあろうか?

 

そのかわり、最高委員会という、アボニムが語ったこともない機構をつくり、後継者を決定する制度をつくった。後継者は、アボニムの血統を引かなくともよい。故に誰でも後継者になれる。これはメシアの血統の価値を破壊する陰謀である。こんな制度は、金と権力を持つ者が支配する世俗の制度と変わらない。

 

ここまで家庭連合は逸脱した。しかし我々は摂理が失敗し遅れても、霊妙に辻褄が合うのが、また摂理であることを知っている。韓氏オモニが如何にアボニムの価値をおとしめても、今や、メシアの血統を継ぎ、誰よりもアボニムを愛する文亨進二代王と、王様に従うサンクチュアリ教会の食口によって、メシア・アボニムの栄光は、より大きなもの、永遠なもの、不変なものになって甦っている。文亨進二代王は今年の1月下旬、スイスで開催された主権市民同盟会議を終え、こう語られた。

 

王、王妃は「王統は永遠性をもつ。消滅しない」と考えます。なぜなら、血統を通して考えるからです。たとえば、アボニムは今、霊界におられます。しかし私という相続者を通して生き続けておられます。アボニムは生きておられるのです!アボニムは死んでいません。愚かな家庭連合はアボニムが死んだと思っている!愚か者が。このガラクタのような信仰!アボニムは決して死にはしない、永遠に生きるのです!決して死にません!愚か者たち!それがわれわれとの違いです。アボニムは生きておられる。私が死んだら、三代王を通して生き続けられます。もしあなたが次の世代の天一国の人々と共に生きるとしても。

 

家庭連合は皆さんに、サンクチュアリ教会に対し、見るな、聞くな、触れるなと接触を禁じている。なぜ禁じるのか。ミクラー教授や井口氏、そして周藤先生の回答を見れば一目瞭然である。家庭連合は、偽りの神学である独生女論で大混乱をきたしている。故に、接触を禁じるしか方法がない。

 

家庭連合の皆さん、韓氏オモニ、家庭連合の下に留まっていたら、必ず後悔する日が訪れる。生きて正統信仰に戻れるならば幸いである。しかし、霊界に行って真理を知ることはどんなに辛いであろうか。幹部は、地位や給料、しがらみを果敢に捨て去り、亨進ニムのように荒野へゆく覚悟をすべきである。一般食口は、サンクチュアリ教会の情報を得るため、ユーチューブなどを見て、真実を知り、統一運動の正統信仰とアボニムのみ心が、サンクチュアリ教会に有ることを悟っていただきたい。そして、文亨進二代王に従い、真のみ旨を成し遂げるため、新たな出発を成すべきである。

 



【永田正治さんのプロフィール】

1954年東京生まれ。高麗大学歴史学科卒業。崇実大学統一政策大学院修士、啓明大学日本学博士課程修了。慶州ソラボル大学勤務(1997—2007)。慶州歴史文化都市造成計画TF委員歴任。著作に『北朝鮮関連日本書籍の分析』、『徳川綱吉儒教政策』など。日本に帰国後は、信者の異宗教交流により宗教間交流の活性化をめざす「異宗教コミュニケーション」を提唱。「異宗教コミュニケーションのすすめ」、「宗教の復権と異宗教コミュニケーション」、「宗教多元主義と異宗教コミュニケーション-遠藤周作『深い河』を中心に」などがある。

 

 

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