●はじめに
韓国清平修練院で、訓母と慕われていた金孝母氏。その後どこで何をしているか日本ではよく分からなかった。
ところが、金孝南訓母は、たくましく、「霊分立役事」を続けていたのである。
以下は、「平昌訓母集団」潜入取材と題するルポの翻訳転載である。
●【演歌をかけながら宗教行為... 統一教の亜流、平昌訓母集団潜入取材】
■ 統一教 日本信徒たちが平昌へ...
金孝南 訓母「大母様がここにいらっしゃる」
今、平昌の「清誠愛苑」では笑えない奇怪なことが起きている。統一教の亜流集団が演歌をかけながら霊の分離、霊の払拭などの宗教行為を行っており、訪れる人々の大半は統一教の日本信徒たちである。
■ 故文鮮明教祖が名付けた「訓母」
([8大教材教本] 文鮮明先生の言葉集333巻、p.183)
信徒たちが行く理由は、そこに金孝南訓母がいるからである。統一教で訓母(訓母、教える母)という称号は2000年頃に故文鮮明教祖が名付けたものである。([8大教材教本] 文鮮明先生の言葉集333巻、p.183)
■ 2015年 統一教世界本部、金孝南訓母の職位剥奪
しかし文鮮明の死後、金孝南訓母の横領疑惑問題が浮上すると、2015年に統一教世界本部側は訓母の公的使命が終了したという文書を発表した。
金孝南訓母は統一教の成長に大きく貢献した人物である。京畿道加平の天正宮建設から文鮮明教祖の臨終まで共にし、統一教式の宗教儀式(霊上品)の開発にも深く関与した人物である。
■「清誠愛苑で霊分離、霊払拭、先祖解怨などの宗教行為」
その訓母が統一教を離れ、江原道平昌に拠点を置き、再び宗教行為を行っている。彼女がこれまで行ってきた霊分離、霊払拭、先祖解怨などを行っており、アメリカや日本の統一教信徒たちが多数訪れている。空き部屋がないほどである。特に7月、12月の休暇期間には学生も訪れている。そのため、すべての案内文には日本語と英語が同時に記載されている。
ここには平昌の主要観光地としても紹介されているウ○○動物農場があり、ゴルフ練習場もある。
コンド、黄土房、ログハウスなどの宿泊施設をはじめ、セミナールーム、フットサル場、野外ステージ、自然学習場なども完備しており、グルメとして知られるレストランもある。
ー 訓母に会いたいと言うと、信徒かどうかを尋ねられ、
清誠愛苑関係者: 「今、多くの信徒が来ており、順番にお会いしている。通常は2泊しないと約束を取れない。」
ー 精神的に辛くて訓母に祈ってもらいたいと言うと、
清誠愛苑関係者: 「恨みを持つ先祖の霊が自分の恨みを晴らすために来る。助けに来るのではない。誰にでもある。先祖がいるから。そのため、分離をしないと消えない。様々な方法で霊が現れる。それで先祖解怨をしないといけない。」
ー 宿泊先を割り当てられて入ろうとすると、
清誠愛苑関係者: 「夜に訓母が霊的に部屋に訪れる。それで霊的な内容を見るから、そのように理解してください。」
そして翌日、金孝南訓母に会った。
「洪順愛大母様がここにいらっしゃる」
■平昌清誠愛苑にいる金孝南訓母
金孝南訓母: 「2017年にここに入った。統一教の信徒たちが訪ねてきたが、1年間は受け入れなかった。
大母様がここにいらっしゃる。(*大母様:韓鶴子総裁の母、洪順愛)信徒たちは来て宿泊しながら私を待っているので、大母様にお願いしようかと尋ねると、こうして訪ねてきたのにどれほど辛かったのかと言われ、してあげるとその人が良くなった。それ以来、人々が病院でうまくいかないとここに来るが、してあげると皆良くなる。様々な病気が治った。その代わり統一教会に行くように言う。多くの信徒が良くなった。ここに来て良くならなかった人はいない。部屋も一つも残らないほど訪れている。」
そして、
「週末に来て(霊分離を)受けると私が治してあげることができる。」
事前に予約をしないと部屋がないと言っていた。それほど多くの人が訪れているということだ。面談を終え、宿泊施設のあるビラ建物101号室に来るように言われ、行くとベッド一つを置いて金孝南ともう一人が一緒に霊分離作業をしていた。壁には文鮮明、韓鶴子の額縁がかけられていた。
「ビラでは霊分離、カラオケルームではポンジャックをかけて霊払拭」
(*ポンジャック=韓国演歌)
その後、その建物の地下カラオケルームに行き、霊払拭を行う。出入り口には「従業員福利施設です。外部人の出入り禁止」と書かれており、カラオケが運営されていた。1時間あたり1万円!
山荘宿泊8万円、レストランで食事し、カラオケやギャラリーカフェに行くと1日10万円以上かかる。そこに祈ってくれたとして感謝献金をする人もいる。
それで金孝南訓母は、
「信徒たちが困難を抱えて来られるから、100%うまくいきます。大母様が助けてくださるから。」(笑う。)
ー 大母様がここにいらっしゃるんですね。
「はい、ずっとここにいらっしゃった。一度も帰らず。たぶん私が可哀想だからでしょう。そして父が祝祷をして行かれながら二人が一つになっていろいろお話されたので、帰らないんです。」
故韓鶴子総裁の母洪順愛氏が自分と共にいると主張している。京畿道加平の千源団地HJ天宙天宝修練院では洪氏の写真を掲げ、先祖解怨を行っている。
このように異端統一教の信仰はシャーマニズムと混合雑多なものである。
日本の事態により統一教の被害が広く知られるようになったにもかかわらず、日本人信徒たちが京畿道清平のみならず江原道平昌にも訪れているのは残念である。
「このようなカルト信仰に惑わされないように注意しよう」
心理的恐怖、死への恐怖、それゆえ何かに依存して慰めを得たいという気持ちは誰にでもある。特に時代的・社会的変化に伴い一人暮らしが急増し、個人が自分の人生の主体となり権利意識が強化されたと言っても、一方でより孤独で不安な心理的弱点はより深まっている。宗教への依存度は低くなったと言っても、絶対的存在への依存度は依然として高い。重要なのは信仰を持つ際にも知的側面を育て、個人的な体験を解釈することだが、体験重視の信仰になると反理性的、反倫理的、反聖書的な行動にも分別できずに利用されることが多い。
自己のアイデンティティを明確にし、信仰の表層から深層まで正しい教理で武装し、分別することが必要である。
これ以上このような異端・カルト信仰に惑わされないように特別な注意が必要である。
■霊分離を受けた後、腹部打撲で2週間の診断
清誠愛苑で霊分離作業を受けた後、腹部打撲で病院で2週間の診断を受けた。数日が経った今でも痛みが引かない。清誠愛苑側に金孝南氏の宗教行為に関する確認を求めたが、応答がなかった。
●おわりに
2015年、金孝南訓母が、清平修練院の役職を解任されたのは、莫大な額の公金横領と、関連教会の裁判問題に関わる抗議活動があり、大騒ぎになったからである。
当時、夫名義でゴルフクラブも所有しており、その夫が中国人のキャディーの女性と大量の現金を紙袋に入れ、夜逃げしたといわれる。(777双の先輩に確認をしたら、この話は事実であると証言していた。)
いずれ、このような立派な施設を建設し、事業を継続するためには、よほどの財を蓄財していたことは明らかである。
あれだけ信望があり、清平聖地の事実上の立役者の末路は、あまり好ましいものではなかったようである。
祈り。アージュ!
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おおくの成約聖徒に真実が届けられますように!
祈り。アージュ!