●はじめに
現在、家庭連合(真の父母様聖会)の歴史観は、『文鮮明師は使命を完遂できずに、基元節前に聖和され、その使命を完遂したのは「独聖女」として無原罪聖誕された韓鶴子総裁である』というもので、「独聖女史観」と呼ぶべきものである。
結論として、従来の「統一教会史観」は消滅してしまったと考えてよい。
大江益夫元広報部長の「懺悔」連発の根本原因は、韓鶴子総裁による正統「統一教会史観」の否定により、文鮮明師の摂理に貢献してきた自信と誇りを剥ぎ取られたことが、その基底にあるのである。
はっきり申し上げて、韓鶴子総裁が主張する「独生女史観」は、間違いである。
一世圏指導者は、間違いなく再臨主文鮮明師をお支えし勝利の栄光を奉献したのである。
連載第二回の今回は『一世圏指導者の栄光』と題して配信したい。
解明01 「統一教会正統摂理史観」を如何に理解するか。
簡略的に、私が信じる「統一教会正統史観(文鮮明師生涯路程)」を以下に示す。
1)摂理的同時性「ローマ帝国迫害時代」400年に対応する文鮮明師の再臨路程は、1920年「御聖誕」~1960年「真の御父母様聖婚式」までの「日帝および基督教迫害時代」40年である。
2)摂理的同時性「教区長制基督教会時代」400年に対応する文鮮明師の再臨路程は、1960年「御聖婚」~2001年「神様王権即位式」までの「氏族メシヤ家庭教会時代」40年である。
3)2001年1月13日「神様王権即位式」は、第三アダムとしての再臨主文鮮明師の天宙的な勝利を確定させた重要な勝利奉献である。
結論として、大江益夫さんの懺悔録にあるプロジェクトは、「氏族メシヤ家庭教会時代」40年の期間内の精誠であり、文鮮明師の2001年1月13日「神様王権即位式」勝利奉献に直結貢献した勝利プロジェクトなのである。
大江さんの勝利プロジェクト01
「早稲田大学原理研究会」の精誠
統一教会史観は、神の復帰摂理史観であり、歴史を神とサタンの善悪闘争ととらえる。
1945年の第二次世界大戦終結とともに、国際共産主義の盟主スターリン率いるソ連の「唯物論」「唯物弁証法」「唯物史観」という三つの哲学思想を中心に、キリスト教価値観により成立した民主主義の盟主米国と全面的対決の時を迎える。この対決構図が実質的な第三次世界大戦なのである。
日本において、民主主義と共産主義の思想対決の主戦場は、大学構内だったのである。とりわけ、文鮮明師が学んだ「早稲田」における思想闘争が日本における善悪交叉のフロント(最前線)であったことは間違いない。
その象徴的な事案が「川口大三郎さん事件」なのである。
暴力革命を是認する「革マル派」に占拠された早稲田大学構内に入ることは、原理研究会メンバーにとって、死地に赴く霊的緊張の連続であったに違いない。(*私も1980年代「中核派」に占拠された東北大学で思想戦の経験がある)
川口さんは「中核派」メンバーと誤認されて殺害されたが、その矛先が「原理研メンバー」に向けられてもおかしくない状況だったのである。
私は、文鮮明師ゆかりの「早稲田大学原理研究会」で中心指導者として精誠をつくし、勝利を奉献した大江益夫さんに敬意を表したいと思う。
大江さんの勝利プロジェクト02
「国際勝共連合時代」の勝利奉献
「世界共産革命史」の調査執筆から始まり、1970年代のソ連を中心とした共産革命膨張時代に、国内でも1970年のよど号ハイジャック事件、1972年のあさま山荘事件、1974年の三菱重工爆破事件と、立て続けに共産過激派の暗躍がつづく時代を背景に、日本において、大江さんたちのグループが対抗共産革命プロジェクトを準備していたとしても、何も驚くことではないのである。
また、スパイ防止法制定運動の実質的な責任者として、法制化作業から、全国組織の立ち上げ、議員渉外と八面六臂の活躍をされた姿は、勝共推進担当者の鏡であろう。結果的にこのプロジェクトが、自民民主党ハト派の宏池会、谷垣禎一らによってつぶされた因縁は、岸田首相の宏池会や自由民主党の解党的出直しに連結しているのであろう。
文鮮明師が設立した国際勝共連合設立の本義に沿い、緻密な共産主義克服の理論を基に、現実的な実行計画まで準備していたその行動力と精誠に、統一教会信徒は、こころから感謝しなければならないのである。
大江さんの勝利プロジェクト03
「日韓トンネルプロジェクト」の勝利奉献
日韓両国の国家的な同意を得ることなく(ここがすごいところ!)、統一教会が数百億円の私財を投入し日韓トンネル調査斜坑を掘りすすめたプロジェクトに心から敬意を表したい。
大江さんが、現地の地主の土地購入(地上げ)渉外の一環として、酒を飲んだことが不信仰であるとか背中に槍をさす方がいるが、土地交渉がいかに難しい事業であるかを知らない人のたわごとであろう。
人間は、測量が始まれば、1㎝でも損をしたくないのが性(さが)である。区画整理事業の市役所担当職員がノイローゼで何ヶ月も休職せざるを得ない事案はいくらでもある。
始皇帝の万里の長城と並び、日本の日韓トンネル調査斜坑は、歴史的土木建造物として歴史に名を留めるべき快挙であろう。
大江さんの勝利プロジェクト04
「松濤本部広報部長」の勝利奉献
1990年代、七年に及ぶ「松濤本部広報部長」として、共産党を主体とする「日弁連」左翼マスコミ対策は、言葉尻をとらえて讒訴し攻め込んでくる、狡猾な霊的圧力を一身に受け、身も心もすり潰す難事であったに違いない。
「合同結婚式」と「霊感商法」対策という、祝福問題と経済復帰という摂理的二つの柱を守護するプロジェクトは、日本会長を護り、真の父母の摂理を守護しなければならない最後の砦であったのである。
背後に、一世圏指導者の多くの課題が含まれているにせよ、連日、ワードショーを賑わす「統一教会の霊感商法」報道に対し、毅然と真実のみの報道をマスコミに要求し続ける作業は、尋常ならざる精神力が必要であったのである。
大江さんが、七年の長きに渡り職務を全うされた事に、心から敬意を表するものである。
●おわりに
1995年の韓半島南北統一事業が頓挫し、蕩減摂理としての南米摂理を乗り越え、2001年「神様王権即位式」勝利奉献に、大江さんが携わったすべてのプロジェクトの精誠は、見事に連結されているのである。
●摂理的に2001年「神様王権即位式」は、以下の勝利により奉献したものである。
●その1)
再臨主文鮮明師の心情的縦的八段階の勝利、横的祝福家庭編成の天宙的段階までの勝利奉献は、第三アダムとしての絶対不可侵の勝利を確定した。(再臨主の勝利)
●その2)
1990年代の女性時代の世界平和女性連合を中心とする韓鶴子総裁の勝利と日本の訪韓16万名摂理の勝利奉献。(堕落エバの勝利)
●その3)
この当時は、文鮮明師にしたがっていた三男、文顕進様の勝利。(子女の勝利)
●その4)
韓半島南北統一未成就の蕩減摂理としての南米摂理を勝利奉献し、韓国清平聖地奉献勝利。(万物復帰の勝利)
ところが、2001年以降に、文鮮明師聖和までの清平聖地を中心に推移した「天宙平和統一王国時代」12年において、統一教会信徒が、一人だに予想し得ない大事件が起こるのである。
統一教会一世圏指導者の「影」については、次回以降に解説したい。
祈り。アージュ!
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祈り。アージュ!