「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載04『大江元広報部長懺悔録の光と影』『懺悔録背景・宗教法人解散請求』

大江さんの懺悔録の背景にある宗教法人解散請求問題の核心はなにか。

●はじめに

大江さんの経歴からいっても「懺悔録」の背景に、「宗教法人解散請求問題」があることは自明の理です。日本統一教会の松濤本部役員として、日本の舵取りをになっていた公職者でありますから、「宗教法人解散請求」が日本政府から遡上にのせられた事実を、自らの責任問題として、重く受けとめていらっしゃるのだと思います。

「宗教法人解散請求」がどのような決着になるのか、私はここで発言する立場ではありません(分かりません)。

ただ、一つ申し上げられることは、日本政府が、統一教会(家庭連合)の存在自体を、日本政府の国益にかなわないと判断したわけです。連載第四回目は、その真相を解明したいと思います。


●深層解明その1
霊感商法問題』に対する一世圏指導者の懺悔

この「霊感商法問題」は、一世圏指導者の遺した最大の汚点であろうと思われます。
田中富広会長以下、松濤本部幹部の姿勢が歯切の悪い印象であるのに比較しても、大江元広報部長が率直に懺悔していることは、正しく評価されるべきです。

東大の宗教学の教授が指摘しておりましたが、『宗教家が「ウソ」で献金集めをした事実は、弁明しようがない』という一点がすべてです。これから宗教法人(*存続していたらですが)を継承していくべき、二世指導者たちに、重い負の資産を遺したことを重く受け止めなければなりません。

日本統一教会の指導者が、自分の責任分担完遂のために、他部局との調整や長期的展望を持たず、直情的に、その場限りの実績達成を優先、強烈な個性で引っ張る指導者が多かったことにも、原因があるのかもしれません。

 

●深層解明その2
「日本の国体」とは何か。

日本の霞ヶ関の官僚たち、大学の教授たちから、マスコミ、立憲民主党の政治家にいたるまで、全共闘くずれの左派無神論思想の系譜を受け継ぐ知識階層が大勢を占めているのが、日本の知識階層の基本的構図です。

ソ連共産主義の盟主であったコミンテルン体制があえなく消滅し、マルクス・レーニン主義イデオロギーの間違いが明白になったと考えるのは早計で、いまでもマスクスは間違っていないとするグラムシ主義者も多くおります。

「文化共産主義」と呼ばれるもので、マルクス共産主義は正しいが、ソ連革命破綻の根本は、ロシア人民がロシア正教の基督教徒であり、唯物論や唯物弁証法といった科学的共産主義を正しく受け入れる国民教育の段階(啓蒙の深度)が低かったことに原因を求めます。

(*そもそもこの理解は間違っております。世界をリードする民主主義国家筆頭の米国は国民の6割は唯一神を信じる基督教国家ですし、英国は、国家元首が最高ガバナーを務める英国聖公会の国です。日本については次項で説明します。)

日本共産党をはじめとする共産主義勢力が、日本の国民を唯物論教育を徹底する上での最大懸念材料は、日本の国体である「天皇制」なのです。戦後「象徴天皇制」になったとはいえ、宮中三殿は存続し、毎朝午前8時30分には、宮内庁侍従職賢所皇霊殿、神殿を天皇に代わって拝礼する「毎朝御代拝」を行う祭儀国家であることは、あまり知られていません。

日本の国体とは、天皇陛下を日本の霊的中心とする神道統治国家なのです。

 

●深層解明その3
「日本統一教会」は1990年代危機をなぜ乗り越えられたのか。

1990年代、大江益夫さんが広報部長が担当した時期は、2001年の「神様王権即位式」奉献前の最後の日本統一教会存亡の決戦期であったと理解できます。

共産党主導の左派法曹界、マスコミの最大ターゲットは「霊感商法問題」で、全世界の宣教や摂理活動のエンジンは、日本の婦人たちの献身的な経済活動であることが自明であったからです。

ところが、日本統一教会最大の危機を、大江さんの奮闘も実り、無事に乗り越えた最大の要因は何だったのでしょうか。日本の国体を保護せんとする保守本流の政治家・官僚たちの判断基準はどこにあったのでしょうか。

無神論共産主義者たちから日本を防衛する上で、統一教会政治勢力である「国際勝共連合」の活動や、米国の世論に影響力のある保守系主要紙「ワシントンタイムズ」等の言論活動が、日本からの献金活動で賄われている事実を、国体を保持せんとする保守本流の政治家や政府中枢の官僚はよく理解していたのです。

 

●深層解明その4
「日本統一教会」は、2020年代なぜ「解散」させられるのか。

2013年の「基元節」から、韓鶴子総裁の統一教会統治体制は出発しました。日本統一教会には、日本在住の韓国人牧会者の人事権すらなく、いまでも韓国本部の指示に、意見具申することもままならず、献金要請を死守し、追従してきたのです。

現在、日本統一教会(家庭連合)が、1990年代危機の時代と違い、国家権力によって、宗教法人格の剥奪を迫られているのでしょうか。

結論から申し上げます。韓鶴子総裁の統一教会統治が、「清平のバチカン化構想」のみを追い求める、「独生女シャーマン宗教」に転落したからです。

そこには、文鮮明師が追い求めた、無神論共産主義を克服した「韓半島統一構想」も存在せず、真理体系としての基督教組織神学「統一原理」「統一思想」「勝共理論」も、ちゃぶ台返しのように破棄してしまったのです。

韓鶴子総裁が、韓国の片田舎(清平)で自分の教団(天の父母様聖会)を創始し、自分の教団資産構築(巨大な大理石の神殿建設)のためだけに、日本信徒の献金を強要する姿は、到底日本の国益にかなわず、国体を保持せんとする保守本流政治家にも官僚にも、この団体を保護する必要は、かけらも見出すことができなかったのです。



●おわりに


文鮮明師が人類普遍の真理体系を資産として遺し、実質的に国際共産主義を壊滅させた永遠に称賛されるべき功績に対し、韓鶴子総裁の実績は、神願わざる「独生女石像」と、これまた神願わざる「壮大な大理石の神殿」を奉献したにすぎません。

大江益夫元広報部長も、日本統一教会幹部たちも、韓国統一教会(家庭連合)本部の失態と背信を、いやというほど知っているのです。
(知らされていないのは、一般信徒のみです。)

私は、大江さんが、日本教会に辞表を提出し、「懺悔録」を公開した真意もそこにあるのではないかと推測します。

日本統一教会は、幹部の引き起こした霊感商法問題の過ち、違法高額献金問題の過ちを率直に悔い改めなければなりません。

しかし、再起の道は、現在の韓国本部からやってきません。

日本統一教会(家庭連合)は、神の摂理から離反してしまった韓鶴子総裁率いる韓国本部から、文鮮明師の本源的伝統に回帰すべく、分離独立を決断するべき時が来たと考えるべきなのです!

祈り。アージュ

 

つづく。


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