●はじめに
『大江元広報部長懺悔録の光と影』最終回
『懺悔録』を公開いただいた大江益夫元広報部長に心から感謝申し上げます。
今回も大江さんの言葉から始めます。
●質問:世界平和統一聖殿の今後について
●回答:(懺悔録173頁)
「文先生の奥様が二代目教祖を継がれて、ご苦労の連続で、12年が経ちました。そろそろ三代目が立たれる時を迎えます。その時が本当の正念場になるはずであり、希望があると思っています。これが、信者としての礼儀を守った、いわば公式的な見解です」
上記回答から、大江さんが、三代目に希望をかけていることが伺えます。
そこで最終回である今回は、後継者問題への私の見解(郭グループを中心として)を記述します。
●視点01
文鮮明師「聖和」段階での「三つの後継グループ」
文鮮明師「聖和」段階での「三つの後継グループ」は以下のとうりです。
1)郭グループ(三男・文顕進様)
文鮮明師の実質右腕で36家庭郭錠煥会長のグループ
⇒「家庭平和協会(FPA)」
2)韓鶴子総裁グループ(長男・文孝進様の直系子息)
韓鶴子総裁が清平修練院(金孝南訓母)を基台とするグループ
⇒「天の父母様聖会」
3)二人の証人グループ(七男・文亨進様、四男・文國進様)
文鮮明師が文信俊様を将来の後継者と指名したグループ
*「二人の証人」は黙示録第11章3節に登場する聖句
⇒「世界平和統一聖殿」
●視点02
文顕進様が後継者なのか?
文顕進様は1987年文鮮明師の右腕郭錠煥会長の娘、郭全淑女史と聖婚。1998年「世界平和統一家庭連合」の世界副会長就任、2000年「世界大学原理研究会」(W-CARP)会長、2001年「世界平和青年連合」世界会長に就任し、この頃まで次期後継者として、文顕進様の位置を疑う信徒はいなかったと思います。
以下に文顕進様が文鮮明師と決裂し、その袂を分かつまでを時系列で示します。
●事案01 2004年5月10日 文信俊様聖誕
文鮮明師の後継者決定上の決定的転換点は、文信俊様聖誕であると思います。文師は信俊様聖誕後、「遂に生まれた!先生でさえもお前たち夫婦(文亨進様・ヨナ様)にこの孫が生まれるとは思いもしなかった!」と語られました。
●事案02 2005年1月13日 文鮮明師三人の子女様への指示事項
文鮮明師は「顕進は西洋、國進は東洋(財団兼務)、亨進は宗教に責任を持つ」と発表します。
●事案03 2006年4月17日 文顕進様が郭会長の後任「UCI世界財団」理事長に就任
この事案は郭会長が、グループとして統一教会資産を分離独立するための準備です。
●事案04 2008年4月6日 文鮮明師がアベル・カイン一体化特別儀式
ハワイ・キングガーデンで文鮮明師が「顕進様をカイン・國進様をアベルに立つとして、お母様と共に3人が一つになった」という特別儀式を挙行
●事案05 2008年4月18日 文亨進様が「世界平和統一家庭連合」世界会長に就任
●事案06 2009年3月8日 束草天情苑事件
文鮮明師は「天宙平和連合(顕進様)はカイン、世界平和統一家庭連合(亨進様)はアベルとして二つが一つにならなければならない。」顕進様をUPF議長職免職。
●事案07 2009年8月2日 文顕進様がUCI理事から金孝律、朱東文氏解雇。
実質的に「UCI世界財団」(全統一教会資産の6割といわれる)を郭グループで完全分離掌握する。
●事案08 2009年9月10日 文顕進様、米国ラスベガスで文鮮明師と最後の面談
お父様は顕進様に「UCIを元に戻しなさい」と(財団資産返還要求)を指示。顕進様は「分かりました」と返事をしたものの実行せず。(*この日で最終決裂)
●事案09 2009年10月02日 文鮮明師、文鮮明師、郭錠煥会長へへのイサク献祭指示
文鮮明師は郭錠煥会長へ「顕進を連れてきなさい。来ないなら全淑を離婚させても連れてきなさい」と指示。
●事案10 2009年12月06日 郭錠煥会長この日の天正宮訓読会を最後に決別。
●視点03
郭グループが文顕進様が真の後継者であるとする主張は何か?
以下に、現在も繰り返される「郭グル-プ」の主張をまとめます。
●主張01 韓鶴子総裁が文顕進様を真の後継者から追い落とした。
この主張が郭グループの家庭連合批判の主要な論旨です。韓鶴子総裁が、文國進様、文亨進様と結託して、真の後継者である文顕進様を追い落としたと主張します。
●主張02 文鮮明師は、高齢になり判断能力を喪失した。(判断ミスを犯した)
この主張は、郭会長の著書『事必帰正』にも繰り返し登場します。
●主張03 「UCI世界財団」掌握は合法で正統な措置。
実際、家庭連合側はUCI財団(郭グループ)との裁判闘争に敗北します。この世の法律では合法でも、文鮮明師が返還しなさいといった事実は永遠に残ります。
●おわりに(まとめ)
1)郭グループ(三男・文顕進様)
文鮮明師の実質右腕で36家庭郭錠煥氏のグループ
⇒「家庭平和協会(FPA)」
⇒文鮮明師の指示に従わず、協会資産を分離収奪してしまった事実は消えません。
⇒郭会長が書いた著書(『事必帰正』)は、郭先生の名誉欲で書かれた本で、詳細に時系列で記述された証言は、文顕進様が正統後継者であることを立証するどころか、逆の結論に私たちを導きます。
⇒GPF運動に見られるように、文顕進様の政治経済指導者としての卓越した実力は疑うことはできないと思いますが、礼拝等の宗教指導者としての実績が見えません。
2)韓鶴子総裁グループ(長男・文孝進様の直系子息)
韓鶴子総裁が清平修練院(金孝南訓母)を基台とするグループ
⇒「天の父母様聖会」
⇒韓鶴子総裁は真の母として、文鮮明師が示した血統後継者である文亨進様御夫妻をささえ、『基元節』を文亨進ご夫妻を主礼として、祝福式を挙行すべきでした。
⇒清平修練院を中心とする献金掌握と、韓鶴子総裁による「文鮮明師のしっぽ問題」の主張が、家庭連合崩壊の主原因であると考えられます。
⇒文孝進様の直系子息(孫)を立てることは、血統問題からして、あり得ない選択です。(このグループは韓鶴子総裁「聖和」後に、郭グループと連携する可能性があります。)
3)二人の証人グループ(七男・文亨進様、四男・文國進様)
文鮮明師が文信俊様を将来の後継者と指名したグループ
*「二人の証人」黙示録第11章3節に登場する聖句
⇒「世界平和統一聖殿」
⇒文鮮明師が今も臨在する正統な血統後継者はこのグループです。
⇒統一教会信徒は、神の復帰摂理を大局観から判断するべきです。
⇒このグループが正統後継者である最大の証明は、聖書の『ヨハネの黙示録』を正しく読み解くことで可能となります。
以上で『大江元広報部長懺悔録の光と影』をおわります。
この企画が統一教会(成約聖徒)が和合統一する一助とならんことを祈ります。
祈り。アージュ!
●追伸
祝福家庭の本義は、キリストに従うことであります。
文鮮明師こそが祝福家庭を編成してくださった「キリスト」であり、韓鶴子総裁も、
郭錠煥氏も、文顕進氏もまた「キリスト」ではありません。
我々は、文鮮明師が血統後継者として定めた、文亨進様御夫妻と文信俊様御夫妻の「三代王権」に従うより、命の道は存在しないのであります!
祈り。アージュ!
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おおくの成約聖徒に真実が届けられますように!
祈り。アージュ!