「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載最終講『ヨハネの黙示録解明講義』『新天新地千年王国時代・2022~』黙示録19~22章の解明

日本家庭連合でも「天の父母様聖会」史観に基づく『ヨハネの黙示録』を発表すべきです

 

●はじめに

第九講は、『三大王権完成準備時代』でした。
「米国テネシー清平聖地奉献」・文信俊三代王による「子羊婚姻挙行奉献」を、神と真のご父母様がいかばかり願われてきたのか。これは歴史的にいかばかり偉大な勝利奉献なのか。悟りの鈍い私には、まだまだ実感が足りないようです。

ただ、一点、私にも確かなことがございます。

韓鶴子総裁が推進する韓国清平聖地における遊園地化推進のようなモニュメント創作事業は、ほどなく崩壊するという事実です。

しかし、カトリックの本拠地、バチカン市国は栄えているではないかと主張する方もいるかもしれません。その方には、私はこう答えます。「バチカンには歴史の幾星霜を貫いてきたカトリック神学がある。ところが韓鶴子総裁が主張するにわか神学の『独生女教』では、韓国土俗のシャーマン宗教の価値しかない」と。

今回の最終講は、まず該当する第19章~第22章の聖句検証をおこなってから、総括的な提言を行いたいと思います。

それでは、本論にすすみます。

 

解明01 『新天新地千年王国時代・2022~』(19章~22章)
⇒「成約時代の摂理的同時性」と「ヨハネの黙示録」対照図

 

解明02 『新天新地千年王国時代・2022~』
⇒「成約摂理略年表一覧」

2023(0423)文信俊三代王・酒井心佑王妃祝福聖婚式(子羊の婚苑)

ここが「成約摂理史」の終結点であり、あらたなスタート地点です。
尚、この聖婚式が、「三大王権完成準備時代」の2022年8月から半年ほどうしろにずれているのは、第一に、2022年6月25日『文亨進二代王帰還歓迎勝利報告東京大会』で家庭連合の松濤本部幹部役員が騒乱事件をおこし、その後、安倍首相の痛ましい事件が発生し、摂理全体が遅延してしまったためです。

*2023年以降の成約摂理史は、わたしたちが、自ら開拓するべき歴史と自戒すべきなのです。

 

解明03 『三代王権完成準備時代・2018~2022』
⇒「重要摂理項目と黙示ポイント」

 

◎「子羊の婚姻の時」(黙示録19章1~9節)

1この後、わたしは天の大群衆が大声で唱えるような声を聞いた、「ハレルヤ、救と栄光と力とは、われらの神のものであり、2そのさばきは、真実で正しい。神は、姦淫で地を汚した大淫婦をさばき、神の僕たちの血の報復を彼女になさったからである」。
3再び声があって、「ハレルヤ、彼女が焼かれる火の煙は、世々限りなく立ちのぼる」と言った。 4すると、二十四人の長老と四つの生き物とがひれ伏し、御座にいます神を拝して言った、「アァメン、ハレルヤ」。 5その時、御座から声が出て言った、「すべての神の僕たちよ、神をおそれる者たちよ。小さき者も大いなる者も、共に、われらの神をさんびせよ」。
6わたしはまた、大群衆の声、多くの水の音、また激しい雷鳴のようなものを聞いた。それはこう言った、「ハレルヤ、全能者にして主なるわれらの神は、王なる支配者であられる。7わたしたちは喜び楽しみ、神をあがめまつろう。小羊の婚姻の時がきて、花嫁はその用意をしたからである。8彼女は、光り輝く、汚れのない麻布の衣を着ることを許された。この麻布の衣は、聖徒たちの正しい行いである」。
9それから、御使はわたしに言った、「書きしるせ。小羊の婚宴に招かれた者は、さいわいである」。またわたしに言った、「これらは、神の真実の言葉である」。

 

上記は文信俊三代王の子羊の婚姻の聖句です。

◎文信俊様が三代王であられることの証明

証明1)聖誕の時のお父様のみ言
⇒2004年5月10日(天暦3月22日)を文鮮明師は御覧になり「ついに生まれた!先生でさえもお前たち夫婦にこの孫が生まれるとは思いもしなかった」と叫ばれました。

証明2)文鮮明師の文亨進様世界会長就任式の祈祷から
⇒「三代で、信俊という子女を中心として、父母様も、父母も、統一家が一つの心で因縁が結ばれ、関係が結ばれるすべてが、この子女から新時代、四次息子の心情圏の峠を越え・・・」

証明3)文鮮明師は常に身近に信俊様をおき、かわいがった。
⇒この事実は、数多くの記録写真からも明らかです。

証明4)韓鶴子総裁は孫を天正宮で囲いこもうとした。
韓鶴子総裁は、信俊様が血統後継者であることを知っていました。そこで文亨進様は極秘に天正宮からの救出作戦をおこなったのです。

 

◎「忠実で真実な者」「鉄のつえ」(黙示録19章11~15節)

11またわたしが見ていると、天が開かれ、見よ、そこに白い馬がいた。それに乗っているかたは、「忠実で真実な者」と呼ばれ、義によってさばき、また、戦うかたである。 12その目は燃える炎であり、その頭には多くの冠があった。また、彼以外にはだれも知らない名がその身にしるされていた。 13彼は血染めの衣をまとい、その名は「神の言」と呼ばれた。 14そして、天の軍勢が、純白で、汚れのない麻布の衣を着て、白い馬に乗り、彼に従った。 15その口からは、諸国民を打つために、鋭いつるぎが出ていた。彼は、鉄のつえをもって諸国民を治め、また、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む。

◎「忠実で真実な者」
⇒文信俊三代王様を象徴する聖句です。

◎「地染めの衣をまとい」
⇒文信俊三代王は、真の御父母様と二代王様ご夫妻の「血と汗と涙の精誠」の基台の上に立つ者であることを象徴的に示している聖句です。

◎「鉄のつえ」
⇒「ヨハネの黙示録」には下記のように三度「鉄のつえ」が記されています。
1)第一の鉄の杖(再臨主)⇒2章27節
2)第二の鉄の杖(二代王)⇒12章5節
3)第三の鉄の杖(三代王)⇒19章15節

 

 

 

◎「千年王国」(黙示録20章1節~6節)

1またわたしが見ていると、ひとりの御使が、底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から降りてきた。 2彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、 3そして、底知れぬ所に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終るまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。その後、しばらくの間だけ解放されることになっていた。4また見ていると、かず多くの座があり、その上に人々がすわっていた。そして、彼らにさばきの権が与えられていた。また、イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり、また、獣をもその像をも拝まず、その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた。彼らは生きかえって、キリストと共に千年の間、支配した。 5(それ以外の死人は、千年の期間が終るまで生きかえらなかった。)これが第一の復活である。 6この第一の復活にあずかる者は、さいわいな者であり、また聖なる者である。この人たちに対しては、第二の死はなんの力もない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する

 

◎千年の期間をどうとらえるか(基督教神学の視点から)

1)「後千年説」について(主にカトリック教会が主張)
千年の教会統治(カトリック教会統治)のあとに、イエスの再臨があるとする説。イエス・キリスト聖霊が、キリスト信徒とともにその版図を広げ、再臨の準備をしてきたという意味ではただしい主張です。

2)「前千年説」について(主にファンダメンタリストプロテスタントの主張)
キリスト降臨が、死人の復活と携挙とともに起こり、その後千年に及ぶキリスト王国が展開するという説。再臨主の降臨の後に、聖徒とともに神の国建設の精誠がつづくと解釈しますと、この説も真理を含んでいます。

3)復帰摂理完成には千年単位の時間が必要
三大王権確立で「殉教聖徒」の再臨復活現象が起こり、復帰摂理が加速度的に進みますが、人間の責任分担と愛の蕩減原則(人は愛によってしか変わらない)により、復帰摂理の完成のためには、膨大な時間がかかるということを「千年の支配」という言葉に象徴的に表現したと考えられます。

 

◎「いのちの書と最後の審判」(黙示録20書11節~15節)

11また見ていると、大きな白い御座があり、そこにいますかたがあった。天も地も御顔の前から逃げ去って、あとかたもなくなった。 12また、死んでいた者が、大いなる者も小さき者も共に、御座の前に立っているのが見えた。かずかずの書物が開かれたが、もう一つの書物が開かれた。これはいのちの書であった。死人はそのしわざに応じ、この書物に書かれていることにしたがって、さばかれた。 13海はその中にいる死人を出し、死も黄泉もその中にいる死人を出し、そして、おのおのそのしわざに応じて、さばきを受けた。 14それから、死も黄泉も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。 15このいのちの書に名がしるされていない者はみな、火の池に投げ込まれた。

◎「最後の審判」の解題
⇒既成基督教会の聖書解釈では、「最後の審判」は希望の聖句として、比喩的表現ととらえず、聖句のとおり審判が到来すると概ね解釈します。
統一教会解釈では、「最後の審判」は第三者による審判とはとらえず、信徒は心霊の段階に応じ、みずから向かうべき霊界に振り分けられる現象を、「最後の審判」という表現で象徴的に示しているとみるのです。

 

 

 

◎「十二の真珠門」(21章10節~21節)

10この御使は、わたしを御霊に感じたまま、大きな高い山に連れて行き、聖都エルサレムが、神の栄光のうちに、神のみもとを出て天から下って来るのを見せてくれた。 11その都の輝きは、高価な宝石のようであり、透明な碧玉のようであった。 12それには大きな、高い城壁があって、十二の門があり、それらの門には、十二の御使がおり、イスラエルの子らの十二部族の名が、それに書いてあった。 13東に三つの門、北に三つの門、南に三つの門、西に三つの門があった。 14また都の城壁には十二の土台があり、それには小羊の十二使徒の十二の名が書いてあった。

◎「十二の真珠門の奉献勝利」解題

⇒再臨主・文鮮明師の直系ご子女様の中で、真の御父様の御言に絶対服従し、つき従ったのは、文亨進様と文国進様の勝利したカイン・アベル家庭(二人の証人家庭)のみです。第二祝福の成就(十二の真珠門の勝利奉献)は、実体の皇族圏で成就しなければならず、文亨進様の御家庭と文国進様の御家庭の直系ご子女様が象徴数である12の基台を形成し、十二の真珠門(十二の直系ご子女様の祝福家庭)の奉献勝利をもって成し遂げられると理解できます。

 

◎「神と子羊がその聖所である」(21章22節~24節)

22わたしは、この都の中には聖所を見なかった。全能者にして主なる神と小羊とが、その聖所なのである。 23都は、日や月がそれを照す必要がない。神の栄光が都を明るくし、小羊が都のあかりだからである。 24諸国民は都の光の中を歩き、地の王たちは、自分たちの光栄をそこに携えて来る。

◎「神と子羊がその聖所である」解題

文鮮明師が創始した『世界基督教統一神霊協会』も、文亨進様が創始した『世界平和統一聖殿』も、人類救済の教会であり、期限のある道具にすぎません。地上に神の王権が確立され、神の王国が築かれる時には、もはや大神殿も祭壇も必要ないのであり、神の血統に連結されたキリスト(子羊)が聖所となり、すべての人類がその王族圏に血統的に接ぎ木され、宗教の使命は終焉するのです。

 

 

 

「これらの言葉は信ずべきであり、まことである」(黙示録22章6節)

6彼はまた、わたしに言った、「これらの言葉は信ずべきであり、まことである預言者たちのたましいの神なる主は、すぐにも起るべきことをその僕たちに示そうとして、御使をつかわされたのである。

 

◎「不義な者には不義を行うままにさせよ」(黙示録22章11節)

10またわたしに言った、「この書の預言の言葉を封じてはならない。時が近づいているからである。 11不義な者はさらに不義を行い、汚れた者はさらに汚れたことを行い、義なる者はさらに義を行い、聖なる者はさらに聖なることを行うままにさせよ」。

「不義な者には不義を行うままにさせよ」解題
統一教会は、カルヴィンの絶対予定説の立場には立ちません。人間には責任分担が与えられており、自ら真理を求めて神のみ旨を悟り、自ら祈り決断を下さなければならないのです。終末は、最大の恩恵の時でもあり、反面、最大の審判の時でもあるのです。

 

◎「自分の着物を洗う者たちはさいわいである」(黙示録22章14節)

 14いのちの木にあずかる特権を与えられ、また門をとおって都にはいるために、自分の着物を洗う者たちは、さいわいである

◎「自分の着物を洗う者たちはさいわいである」解題

神の摂理の中心基軸がどこにあるのかを、信徒は、自分の責任で見極めなければならないのです。再臨主・文鮮明師の血統は、文亨進二代王と文信俊三代王の三大王権に継承されています。成約聖徒は、神とイエス・キリストを通じ人類に賜った「ヨハネの黙示録」の黙示を、深く研究し、祈りとともに正しい方向に一歩を踏み出してほしいと切に願うものです。

 

●おわりに

日本家庭連合の歴史編纂スタッフと教義担当スタッフに、家庭連合(天の父母様聖会)史観に基づく、『ヨハネの黙示録』解釈を発表していただきたと切に願います。

もし、日本家庭連合幹部が、「いまさら聖書やヨハネの黙示録ではない」というような発言をするとしたら、それは間違いです。

なぜなら、統一教会の正典『原理講論』は、聖書を解釈した組織神学の書なのです。その中には、「ヨハネの黙示録」の聖句も引用されていることから、家庭連合としても、未解明の「ヨハネの黙示録」解釈を信徒に提示する義務があるのです。もしそれがなされないとすれば、日本家庭連合もやはり、韓国土着のシャーマン宗教に堕落したと判断をくださなければならないのです。

最後に、この連載講義を最後まで視聴いただきました信徒のみなさまの上に、神と真の御父母様、三大王権の限りない恵みと祝福あらんことを祈念し、最終講義の締めくくりといたします。

祈り。アージュ

 

 

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