韓鶴子総裁の「み言改竄（かいざん）の罪」解明の一級資料『統一教会の経典の秘密』を解く！

鮮文大学で博士号を取得した金種奭氏発行の『統一教会の経典の秘密』は一級資料です。

●はじめに

日本家庭連合の教理担当職員が、唯一反証不可能な資料がございます。それが、韓国メシヤ運動史研究所で発行した『統一教会の経典の秘密』（発行：アウネ）です。

なぜ反証不可能なのかといえば、韓鶴子女史が2012年に韓国成和社で『文鮮明先生御言選集』（＊615巻まで発刊済み）の改竄（かいざん）を直接指示し、成和社で発行済みの本と、改竄（かいざん）手配後に修正刊行された本が、どちらも現物の証拠資料として存在するからです。

これほど、悪事の証拠資料が反証不可能な形で現存するのは、めずらしいケースです。韓鶴子女史が改竄（かいざん）指示をして実際発刊された本と、未修正の原本を比較対照すれば、どの箇所が改竄（かいざん）されたかが、一目瞭然なのです。

その比較対照資料（594巻から615巻まで）が、金種奭氏発行の『統一教会の経典の秘密』に添付資料として掲載されているのです。

この書籍は、kindle 電子書籍とペーパーバック版の両方で現在も購入可能です。少々値段が張りますが、後ほど紹介するが著者の苦労を思えば、支援金として購入することも検討の価値がございます。下記に購入方法を紹介します。↓

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ただし、この書籍を正しく読み解くためには、いくつかポイントがございます。
そのポイントを本文で紹介します。

●解明ポイントその1
金種奭氏が『統一教会の経典の秘密』を発行した経緯

発行経緯は、著者の文書をそのまま紹介します。

『2016年7月5日、大真大学校で開かれた2016年世界新宗教学会で鮮文大学校神学科のある教授は、自分の名前と論文が私の本に記載されていることに対してひどく抗議した。また、ある教授は、物議をかもすなという警告を筆者に投げかけもした。
筆者までも理性を失ったらおそらく不祥事が発生したかもしれない。筆者の胸を締め続けているのは、『統一教会の分裂』のために私の恩師がとんでもないストレスとプレッシャーを受けられたことだった。
批判だけがあったのではなかった。何人もの読者が筆者に感謝の言葉を伝えた。
ある読者は、この本を読んで祝福家庭共同体の再活性化運動を自主的に始めた。特に統一教会批判を主にしていた新宗教研究者のある方は、統一教会創始者の新たな面を知ることができたと感謝を表した。筆者が決して忘れることができなかったのは、南韓で統一教会第一号の入教者、姜賢實巡回師が私に聞かせてくれた感想だった。姜賢實巡回師は祖母と親戚であり同郷であった。90歳の高齢にもかかわらず、『統一教会の分裂』を何度も読んで、自分の感想や悩みを細かく話してくださった姜賢實巡回師に心から感謝を申し上げる。米国に行かれる前に筆者がお尋ねしてお目にかかることができなかった不覚は重ね重ね後悔として残るだろう。』

⇒01）著者は『統一教会の経典の秘密』の前に『統一教会の分裂』を発行している。そしてこの著書は、郭グループ（三男派）の視点から書かれたもので、当時の韓国家庭連合本部と韓国一般信徒を巻き込み、大混乱に陥ったわけです。

⇒02）著者の『統一教会の分裂』の視点は、「郭グループ（三男派）」ＶＳ「韓鶴子グループ＋文亨進世界会長＋文国進様）という二極対立構図です。（＊ここに深刻な間違いがあります）

⇒03）著者の親戚すじにあたる「姜賢實巡回師」に意見を求めたことが記述されています。これは「おわりに」で解説します。

●解明ポイントその2
『韓鶴子総裁が「御言選集」改竄指示』をした顛末

●顛末につての著書からの引用

『2012年4月頃、韓鶴子は創始者の補佐官・金孝律と一緒に成和社を訪問し、創始者の私的なみ言葉を削除し、2012年1月に出版された22巻を全て回収して、特定の人に関連する言及と不必要なみ言葉を削除せよ』と指示したと言う。この指示に従い、成和社は既に普及している『み言葉選集』594巻～615巻（22巻）を回収し、韓鶴子と金孝律が削除するように指示した内容を成和社み言葉編集部で削除した後、再発行して購入希望者に再び普及した。』（6．「統一教会の分裂と経典を毀損した韓鶴子」から引用）

『2012年4月当時でも、み言葉選集に手を付けた韓鶴子の意図を正確に理解する人は少なかった。更に、み言葉選集の内容削除作業が創始者のアイデンティティを立てる為の事前作業であることを知っていた人は、なお更にいなかったであろう。しかし。振り返ってみると、2012年初めから韓鶴子の不従順を露骨かつ公けに叱責した創始者に対して韓鶴子がある種の措置を取り始め、その作業がみ言葉選集に手を付けることであった。』（6．「統一教会の分裂と経典を毀損した韓鶴子」から引用）

⇒01）韓鶴子女史が成和社を訪れた際に、文鮮明師・特別補佐官の金孝律氏と一緒に訪れたというのがポイントです。金孝律氏は後ほどスイスの銀行に統一教会特別資金を保管していたことを告白していますが、この時点ですでに、「韓鶴子総裁派（清平修練院グループ）」に取り込まれていたことが判明します。

⇒02）著者の金種奭氏がいかなる理由で郭グループ（三男派）なのかを私は知りませんが、金種奭氏は、韓鶴子女史主導で引き起こされた一連の文鮮明師に対する背信行為を、世界会長であられた文亨進師も知っていたであろうと推測し、郭グループの対抗勢力として、家庭連合統治グループ（韓鶴子グループ＋文亨進世界会長＋文国進様）という図式で記述を進めます。

しかし、後ほどの韓鶴子総裁の文亨進世界会長と文国進財団理事長解任で明白になるとうり、この時点ですでに、韓鶴子女史グループ（清平修練院グループ）が反文鮮明師グループの急先鋒であったことを理解しなければ全体構図を見誤るのです。

⇒03）文鮮明師の最後の講演会の『特別宣布発言』で明白なように、「文鮮明師の妻はいない」「勝手なことをしている」という叱責で明らかなように、韓鶴子グループの家庭連合統治準備作業としての「み言葉改竄（かいざん）」に対し、文鮮明師は烈火のごとく怒りをあらわにしていたことが分かります。

⇒04）そもそも、文鮮明師は「八大教材教本」は人類への最大の賜物として、遺言として遺されたものです。それを改竄（かいざん）することは、天法における最大の罪であることがわかります。文鮮明師が地上におられたこの時点で、「真の父母は一体」などという宗教テーゼはまったく通用しません。韓鶴子総裁の天法違反の犯罪行為は明らかで、確定しているのです。

●解明ポイントその3
『改竄（かいざん）版「御言選集」』はどこが削除されたのか

ポイント2で、韓鶴子総裁が「文鮮明先生御言選集」改竄（かいざん）」指示をした顛末について紹介した。それでは、実際に改竄（かいざん）した内容は何だったのでしょうか。

●著者の表題から紹介します。

（⇒4）『文鮮明先生み言葉選集』の主な毀損内容）
（1）創始者の血統に関する言及削除
（2）韓鶴子に関する言及削除
（3）文顕進に関する言及削除
（4）郭錠煥に関する言及削除
（5）文國進、文亨進に関する言及削除

⇒01）「（1）創始者の血統に関する言及削除」と「（2）韓鶴子に関する言及削除」は韓鶴子総裁がもっともこのみ言葉改竄（かいざん）で重視したポイントです。

⇒02）ただし、韓鶴子総裁が動機で出発した改竄（かいざん）プロジェクトですが、実際に改竄（かいざん）を実行したプロジェクトチームが存在したわけです。そのチームリーダーが（3）（4）（5）（文鮮明師の礼拝説教の本題からはずれた「プレイベート事項」）をはずす決定をしたのだと推測します。

⇒03）いずれにせよ、文鮮明師の説教内容は、宇宙の森羅万象から、説教参加者のプライベートな話題まで、多岐にわたる豊富な神霊役事の源泉なのですから、その内容を勝手に削除することは、重大な天法違反であることだけは間違いないのです。

●おわりに

金種奭氏発行の『統一教会の経典の秘密』が、韓鶴子総裁が断行した文鮮明師に対する反逆行為（家庭連合の「独生女教」化プロジェクト）解明の一級証拠資料であることは間違いございません。

ただし、残念なのは、金種奭氏が全体構図を「郭グループ（三男派）」のフィルターで眺めていることで、韓鶴子総裁グループと、派閥を持たない文亨進世界会長と文國進財団理事長の「二人の証人グループ」を一体としてとらえ、批判していることです。

そもそも、郭グループ（三男派）が、これほど過激に韓鶴子総裁の文鮮明師に対する反逆行為を糾弾しながら、いまだに韓鶴子総裁を「真の母」としてその位置を認め容認している事実こそ、郭グループ（三男派）が、信仰的な貞操観念の欠落した二枚舌グループであることを立証しています。

最後に、郭グループは、この韓鶴子総裁のみ言改竄（かいざん）の始発点を見事に証拠資料を基に立証しました。ところが、三男派には真のお父様はいらっしゃらないのです。

なぜなら、最初に金種奭氏著作執筆経緯に紹介したように、金種奭氏の著作を読み好意的な感想を表明してくださった姜賢實巡回師が、三男派には参加しなかったからです。それどころか、米国ペンシルベニヤ教会に文亨進と文國進様を尋ね、世界平和統一聖殿信徒として真のお父様に侍るを決断したのです。

この事実こそが、どこに生命の源があるかを示す、最大の立証なのです。