●はじめに
文部科学省からの宗教法人解散命令請求に対する東京地裁判決が早ければ今月にも下される状況において、家庭連合(旧統一教会)が宗教法人として積み上げてきた正統な実績に対し、その壊滅を目論む共産党や無神論共産主義主義陣営による悪辣な誹謗中傷は目を覆いたくなるばかりである。
H.R.ボーア著「初代教会史」によれば、キリスト教初代教会がローマ帝国民衆から受けた迫害理由は以下のようなものである。
「①皇帝礼拝の拒絶」「②非合法宗教である」「③家庭を破壊している」「④不道徳な行為をしている」「⑤人肉を食べている」「⑥姦通を行っている」「⑦国家の安全を脅かす団体」「⑧ユダヤ教と基督教は別宗教であるとのユダヤ教側からの訴え」
さすがに⑤の「人肉を食べている」との批判は聞かぬが、それ以外の迫害理由は左翼メディアの統一教会批判と見事に一致している。
今や米国、日本問わずトランプ大統領に対する左傾化マスコミの偏向報道で明らかなように、NHKを筆頭に保守の砦とされた産経新聞ですらグローバリスト勢力の軍門に陥ってしまったようである。
そのような四面楚歌の統一教会潰しの暴風雨吹き荒れる中で、以下に紹介するように、たくましくペンの力で闘う家庭連合の勇者たちがいる。(*ここでは彼らの三代王権に対する不従順を一時的に棚上げしていることをご承知いただきたい)
以下にその方々にエールを贈る祈りを込めて闘いのほんの一部をご紹介したい。(無神論陣営にペンで反論を書くのは、霊的に熾烈な精誠条件なのです・・・。)
●紹介事例その01
北大教授・櫻井義秀著『統一教会』VS反証『統一教会』
■反証 櫻井義秀・中西尋子著『統一教会』 発行:世界日報社 魚谷俊輔著 頁数:795 定価:4000円 初版発行:2024年12月10日
●紹介文転載
櫻井教授の「統一教会研究」への徹底的反証!櫻井氏と中西氏の豹変に見る日本の宗教学界の闇。欧米の統一教会研究との比較により欠陥を暴露。韓国に嫁いだ日本人女性信者の真実に迫る。北大生時代の櫻井氏に関する衝撃的な新事実。
●ひと言コメント
北海道大学教授という肩書きをもつ櫻井義秀という人物が、北海道大学出版会から、学術書という装いの基で出された本(『統一教会 日本宣教の戦略と韓日祝福』)であることが異彩を放つ理由である。
有田芳生氏がどんなに教会批判をおこなっても、元共産党員であり政治家からの罵詈雑言では、腹芸の通じる政治世界で水鉄砲を掛け合っている子供の遊びの感がある。しかし、櫻井氏の書籍に対しては、家庭連合(統一教会)としても、学術的視点から教団の威信をかけて徹底的に反論撃破する必要があった。
そこで登場したのが魚谷俊輔氏の『反証 櫻井義秀 中西尋子著「統一教会」』である。まず驚いたことは、この本の厚み(約800頁で誰も完読した人はいないと思われるほど分厚い大作である)であろう。ここに、時間と暇をかけても櫻井氏の本を超える学術書作成という、家庭連合と魚谷氏の教団威信をかけた執念を見る。私は魚谷氏に惜しみない拍手を送りたいと思う。
●紹介事例その02
スティーヴン・ハッサン著 浅見貞雄訳『マインド・コントロールの恐怖』VS 増田善彦著『マインドコントロール理論その虚構と正体』
■『「マインド・コントロール理論」その虚構と正体』 発行:光言社 増田善彦著 頁数:275 定価:1800円 初版発行:1996年5月24日
●紹介文転載
理論形成過程に潜む隠された意図とは? カリフォルニア州最高裁判所に提出された「米国心理学会」「米国キリスト教協議会」「米国アメリカン・バプテスト教団」「南部カリフォルニア教会一致協議会」「教会・国家分離アメリカ人連合」などに代表される明確な判断。
●主な内容
学会や宗教界では相手にされない「理論」/科学を装った空虚な理論/宗教と自由への冒涜/恣意的な独りよがいりの循環論法/CAN(カルト警戒網)とスティーヴン・ハッサン氏の正体/国内の「マインド・コントロール」の犯罪/米国心理学会(APA)等による法廷助言書(全文)/「マインド・コントロール理論は却下」の判決文/米国キリスト教協議会を代表とする法廷助言書(全文)
●ひと言コメント
スティーヴン・ハッサン氏の著作を翻訳した人物に注目をいただきたい。翻訳者は浅見定雄氏である。浅見定雄氏は東北学院大学教授の肩書きで、統一教会草創期から、基督教神学者として統一教会に反対論陣を構築した急先鋒で、著名な赤い神学教授(旧約聖書学)である。浅見氏の統一教会批判の中核は文鮮明師が淫乱メシヤであるという主張であった。
浅見氏が米国から日本に移植した統一教会批判の武器が『マインドコントロール理論』なのである。その意味では、浅見氏は二重に深い罪を負ってしまったといえるかもしれない。
●紹介事例その03
徳永信一・鴨野 守・近藤徳茂著 『家庭連合信者に人権はないのか』
■『家庭連合信者に人権はないのか』 発行:グッドタイム出版 徳永信一・鴨野 守・近藤徳茂 篇著 頁数:183 定価:1000円 初版発行:2023年8月10日
●紹介文転載
もう黙っていられない! 「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を解散させよ」と叫ぶ反対派こそ真の巨悪だ。関係断絶を発表した自治体や政治家たちの誤りを正す!
●マスコミが報じてこなかった教学の真実!
信教の自由を踏みにじり、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を解散させよ」と叫ぶ反対派の狙いは何か? 過去50年にわたり、反対勢力が密かに連携し、教団を「悪者」に仕立ててきた手口を明らかにする。
●目次
第一章 「断絶宣言」が招いた地方議会の暴走
第二章 吹き荒れる魔女狩り報道
第三章 家庭連合信者議員が激白!
第四章 家庭連合反対派弁護士、牧師たちの欺瞞性
第五章 紀藤正樹氏の『マインド・コントロール』の真っ赤な嘘
第六章 日本を「人権」「信教の自由」を尊重する国に
●ひと言コメント
この書の仕掛け人は鴨野守氏である。もともと世界日報社での辣腕取材記者としての経験を活かし、氏の論説の鋭さはここでも遺憾なく発揮されている。統一教会信徒が神とキリストを信じているように、左翼「反統一教会陣営」は、無神論を信奉している信仰者集団に過ぎない。最後の分岐点は『神を信じる陣営』と『神が存在しないことを信じる陣営』の信念の闘いなのである。
●紹介事例その04
後藤 徹 著 『死闘』監禁4536日からの生還
■『死闘 監禁4536日からの生還』 発行:創藝社 後藤 徹著 定価:1650円 初版発行:2025年2月10日
●紹介文転載
突然の拉致。どこかもわからない施錠だらけのマンションの一室。餓死寸前からの生還と、圧倒的不利な状況から全面勝訴を勝ち取った裁判の軌跡を今、初めて明らかにする自伝。その日は突然訪れた。1995年9月11日、実家へ帰った日。31歳の私は婚約者と所帯をもつ約を交わしていたばかり。何とか脱出できないか。過ぎ去る歳月。焦燥感。天井に沿う木目模様を眺めながら想う「このまま一生ここで朽ちのか。孤独と絶望と飢餓。一日一回の慰めは夕方に微かに聞こえてくる“夕焼け小焼け”のメロディー。そのしらべを何千回と聞き果てた末。監禁から12年5か月たった2008年2月10日、突然の解放。私は44歳になっていた。
●ひと言コメント
この書はまだ読んでいない。しかし、後藤徹氏が統一教会信仰の正統性を訴える神側の預言者の使命を与えられたことだけは間違いないであろう。
●おわりに
ここに紹介したのは、共産党をはじめとする、左派基督教牧師、無神論人本主義の大学教授や弁護士、70年全共闘闘士に指導される左派マスコミ各社に完全にペンを持って立ち向かう成約聖徒たちの、ほんの一部の紹介にすぎない。
ついでにもう一冊だけ紹介しておきたい。
■『あるクリスチャン青年から見た 統一教会の正統性』 発行:広和 太田朝久著 定価:1000円 初版発行:1993年5月1日
今から30年も前に発行された太田朝久氏の貴重なお宝本である。太田氏がクリスチャン青年として統一原理に出会い、多くの反対派勢力に対し、統一教会の正統性弁証(『統一教会弁証論』)を、純粋に聖書と基督教神学を武器に展開しているのである。なかなかこのような本は見たことがない。たいへん好感を持てる貴重な資料である。
しかし、一つだけ苦言をいわせてもらうと、太田氏は統一原理を信じ入教したクリスチャン信徒でありながら、なぜ、聖書と無縁な『独生女教』神学の擁護者に転落してしまったのであろうか・・・。
太田朝久氏が、韓鶴子総裁の「独生女論」の過ちを正し、文鮮明師の正統な『統一原理』に成約聖徒が立ち返るための橋渡し役を務めていただくことを、私は切に願ってやまないのである。
祈り。アージュ!
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●成約聖徒のためのヨハネの黙示録解説
なぜ今「宗教法人解散命令請求」なのかの理由が分かります。
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「文鮮明師の後継者は誰なのか」というペーペーバックの本が出版されております。1990年代以降現代までの成約摂理史が解説されており、成約聖徒必読の書籍です。