●はじめに
連載04回から、毎回一つのテーマに絞り、『独生女論(真の父母神学)』が、文鮮明師の解明した「統一原理」に反した理論であるかを立証いたします。
今回のテーマは、理論崩壊①『洗礼ヨハネの妹』です。
■ポイント01 「初臨独生女はイスラエルに降臨できなかった」とする真の父母神学。なぜ降臨できなかったか理由説明に合理性がない!
真の父母神学(独生女論)の中でも最大の謎は、なぜ初臨独生女はイスラエルに降臨できなかったのか? である。
それに対する「真の父母神学」の解答は以下のパネルの解答しかない。
●文鮮明師の『天聖経』の御言
文鮮明師は、真の父母神学が主張する「初臨独生女」は、洗礼ヨハネの娘であったと明言しているのである。
ここで、真の父母神学は、最大の問題に遭遇するのである!
イエス様が30歳で公生涯を始められた時には、「洗礼ヨハネの妹」は当然、すでに地上に聖誕していたはずである。
そうすると、すでに地上に聖誕されていた「洗礼ヨハネの妹」こそが「初臨独生女」なのであり、1943年韓国に生まれた韓鶴子女史は「再臨独生女」なのではあるまいか?
この疑問に「天の父母様聖会」はどのように答えるのであろうか?
検討すると、次のような解答しかないのである。
01)文鮮明師の天聖經の御言は間違いと否定する。
⇒「文鮮明先生御言選集」の御言を根拠聖句にしている「真の父母神学」も崩壊する。
02)洗礼ヨハネの妹はイエス様の公生涯路程時には誕生していた。(*原理的見解)
⇒「真の父母神学」からすると、洗礼ヨハネの妹は「初代独生女」となり、韓鶴子総裁は「再臨独生女」となる。(*真の父母神学からは認められない)
03)たしかに神は「洗礼ヨハネの妹」を予定していたが、地上に聖誕できなかった。
⇒イエス様が公生涯路程三年を勝利したと過程して、小羊の婚苑の準備が整ってから「洗礼ヨハネの妹」を聖誕させたとしたら、あと最低でも16年の成長期間を待たなければならない。(*イエス様は50歳までチョンガーでぶらぶらしていなければならない!(笑))
⇒洗礼ヨハネと妹は最低30歳以上年の離れた兄妹となる。
⇒推定からエリサベツの年齢は50歳以上であるから、エリサベツの胎から聖誕することは事実上不可能ではないだろうか。
04)最初から神は独生女をおくるつもりはなかった。
⇒最初からイエスを犠牲にし十字架におくる完全予定説となり、統一原理の責任分担論の完全否定という理論的破綻をまねく。
05)真の父母神学は間違っていたと認める。(*原理的見解)
⇒洗礼ヨハネの妹はすでに生まれていたのである。独生女などという概念は偽りであり、堕落圏から選定され、神によって準備された一人の女性に過ぎなかった。
●さらに困難な神学的問題が「真の父母神学」を待ち構える。
マリヤとザカリヤから明確な血統転換プログラムからイエス様は聖誕されたと推定できる。ところが、エリサベツとザカリヤから生まれた洗礼ヨハネの妹は、無原罪聖誕が可能なのであろうか。
もし可能だとすると、洗礼ヨハネもまた、無原罪聖誕なのではあるまいか?
●おわりに
「洗礼ヨハネの妹」問題を「真の父母神学」は真摯に解答しなければならない。
「洗礼ヨハネの妹」は、兄として洗礼ヨハネが存在する以上「三代独り娘」という条件も満たしていないのである。
結論として以下の三点を「天の父母様聖会」は説明できない。
●第一点:洗礼ヨハネの妹が地上に既に聖誕していたら、韓鶴子総裁は、再臨独生女なのではあるまいか?
●第二点:エリサベツとザカリヤから生まれた洗礼ヨハネも無原罪聖誕だったのであろうか?
●第三点:洗礼ヨハネの妹は、「三代独り娘」の要件を満たしていないのはなぜか?
ここに、「真の父母神学」は完全に理論崩壊しているのである。
祈り。アージュ!
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