天苑宮・天一聖殿は初臨独生女に捧げられた神殿であることをしらなければならない。
●はじめに
なぜ、韓鶴子総裁は真の母の位置から離脱してしまったのであろうか。それを解明する鍵は、聖書の福音書の三大試練の記録にある。
聖書の聖句をひもときながら、わかりやすくパネルで説明を試みる。
●解明01 聖書の聖句からの解明
■第一試練(第一祝福「個性完成」阻止)
1さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。 2そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。 3すると試みる者がきて言った、「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように命じてごらんなさい」。 4イエスは答えて言われた、「『人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである』と書いてある」。
■第二試練(第二祝福「家庭完成」阻止)
5それから悪魔は、イエスを聖なる都に連れて行き、宮の頂上に立たせて 6言った、「もしあなたが神の子であるなら、下へ飛びおりてごらんなさい。『神はあなたのために御使たちにお命じになると、あなたの足が石に打ちつけられないように、彼らはあなたを手でささえるであろう』と書いてありますから」。 7イエスは彼に言われた、「『主なるあなたの神を試みてはならない』とまた書いてある」。
■第三試練(第三祝福「万物主管」阻止)
8次に悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せて 9言った、「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」。 10するとイエスは彼に言われた、「サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」。 11そこで、悪魔はイエスを離れ去り、そして、御使たちがみもとにきて仕えた。
●解明02 「真の母」三対象目的からの解明
■「真の母」としての三対象目的
イエス様に対するサタンの三大試練は、あくまでも主体格のキリストに対する三大試練であることに留意する必要がある。
韓鶴子女史の本来の使命は、絶対対象格の「真の母」にある。そこで、上の三対象目的を考察することで、本来の「真の母」の使命が明確に理解できる。
●「真の母」としての第一試練克服(⇒失敗)
韓鶴子女史が真の母として遵守すべき「個性完成」の道は、天法としての「統一原理」(八大教材教本)を死守することであったと考えられる。
ところが、結果的に2013年に、協会の全権を掌握(韓鶴子派クーデター)以後に着手した最初の行動は神様への呼称を「天の父母様」に変更することであった。つづけて着手したのが、文鮮明師が遺言として保存を厳命した『八大教材教本』を棄却し、『天一国三大経典』に改竄(かいざん)編集することであった。
●「真の母」としての第二試練克服(⇒失敗)
韓鶴子女史が真の母として遵守すべき「家庭完成」の道は、夫である文鮮明師に「絶対信仰、絶対愛、絶対服従」で従うことであった。
ところが、フェミニスト神学の影響を受け、「烈」の道理をかなぐり捨て、「真の母」の位置を離脱(宮から飛び降りた)し、「独生女(女性メシヤ)」に偽装する道を選択してしまったのである。
●「真の母」としての第三試練克服(⇒失敗)
韓鶴子女史が真の母として遵守すべき「万物主管」の道は、未来を象徴する文鮮明師の王権相続者であり代身者である直系血統後継者(文亨進様・信俊様)に侍り従うことであった。
ところが、実母の大母様が主管する清平修練院の発展により、この世の富と栄華をサタンに見せられ、直系子女を排斥する道を決断し、富と栄誉と権力を掌握する道(天苑宮に結実)を選択してしまったのである。
●解明03 「三大試練」からみた「天苑宮」奉献の意味
韓鶴子総裁が、統治時代で唯一成し遂げた成果物がある。それが、「天苑宮・天一聖殿」の奉献にほかならない。
ある人は「天一国安着宣布」をしたではないかと主張するかもしれない。
しかしその宣布のための条件「7ヵ国復帰」は7ヵ国で大会をしただけのお粗末な内容であり、結果的に何も勝利していないのである。
それでは、この「天苑宮・天一聖殿」奉献とはいかなる意味があるのであろうか。
次のパネルをみていただきたい。
上記分析で明らかなように、この神殿は、偶像崇拝の極みであり、偽キリスト出現の証拠品ギャラリーである。この神殿での拝礼は、サタンへの帰依を意味するのである。
●おわりに(結論)
もう一度強調するが、韓鶴子総裁が自らの統治時代で奉献したものは、唯一「天苑宮・天一聖殿」しかない。それも残念ながら真の神への奉献ではない。
私がここで展開しているような正論を語ると、『韓鶴子総裁の否定は、文鮮明師の摂理的失敗を意味する』と主張し、韓国元老会が大騒ぎをする。(これも論理のすり替えの詭弁に過ぎないのだが...。)時代が違えば、私は何度火あぶりになったことであろうか(汗)。
そのような主張をする暇があれば、元老として韓鶴子総裁の間違いを指摘し、わずかでも正しい道に導く責任を果たすべきではないか。
未来は、過去の清算の上に成り立つ。
韓鶴子総裁時代の罪の総決算としての「天苑宮・天一聖殿」奉献以後、天の父母様聖会は権勢のピークを過ぎ崩壊の一途を辿らざるをえない。
それでは、神はあたらしい創造の御業をどこに準備しているのであろうか。
次回以降、神の成約摂理再建の御業を紹介したい。
祈り。アージュ!
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ただし、基元節以後、常に公的集会で主張しつづけ、実現させたものが一つだけある。「天苑宮・天一聖殿」の奉献である。
ところが、「天苑宮・天一聖殿」奉献とは、韓鶴子女史が、真の母の位置を離脱し、サタンの三段試練に屈伏した証拠の奉献であったのである。