●はじめに
家庭連合(天の父母様聖会)の韓鶴子総裁が、いつの時点で【真の母の位置】喪失確定してしまったのかは、復帰摂理修復の視点から大切なポイントとなります。
その際に重要な示唆を与えてくれるのが、真の母として果たすべき使命についての以下の解説スライドです。
第一の視点は(神)「天法(八大教材教本)遵守」であります。
第二の視点は(父)「真のお父様に対する絶対信仰、絶対愛、絶対服従」であります。
第三の視点は(子)「王の裁定で定められた真の血統後継者に侍り従うこと」であります。
それでは、上記の三つの視点をふまえながら、いつの段階で韓鶴子女史が【真の母の位置】を喪失するに至ったのかを検討します。
●第一の視点【「文鮮明先生御言選集」改竄指示】の時点
⇒神・夫に対する背信
2012年4月、韓鶴子女史は金孝律氏とソウルの成和社を訪れ、2012年発行の『文鮮明先生御言選集』22巻の改竄(かいざん)を指示します。
この事案は、22巻の改竄前の本と、改竄後の本が同時に存在し、証拠が確定していることから言い逃れができません。
文鮮明師聖和の半年前のこの事案は、神と真のお父様に対しての反逆を確定させたもので、どれほどの心痛をもたらしたかは、想像することすらできません。
⇒2012年7月16日【アベル女性UN創設大会】(韓国・清心平和ワールドセンター)文鮮明師最後の講演における「オモニは私が育てたよ。オモニはいない。文総裁の妻の位置はいません。」という発言につながります。
●第二の視点【「偽りの基元節」挙行】の時点
⇒神・夫に対する背信
2013年1月13日の基元節は、【偽りの基元節】となりました。
「お母様は基元節までに完成しなければならない」という文鮮明師の御言のもとに、その勝利確定のための大会が2012年に準備されましたが、文鮮明師の認定が得られず大会は流会となり、聖和前に韓鶴子女史の縦的八段階完成は成し遂げられませんでした。結果的に、「完成したアダムと完成したエバの完成級の祝福聖婚式」という基元節の本来の目的は達せられず【偽りの基元節】となってしまいました。
それどころかその本来の目的を変更し、式典は韓鶴子女史の【独生女就任式】の様相を呈し、家庭連合は天一国開門式典と意義づけてしまったたわけです。
●第三の視点【「二代王戴冠式」挙行せず】の時点
⇒神・夫・子に対する背信
王権の直系継承の原則から、文鮮明師聖和後すみやかに、文鮮明師が王の裁定で定めた血統後継者である文亨進様を迎えての【二代王戴冠式】を挙行する必要がありました。なぜなら、祝福行事は直系血統後継者のみが夫妻として挙行できると解釈できるからです。本来「畑」である母が単独で「祝福式」を挙行できるはずがありません。
その根拠となるべき、文亨進様の御言は以下の内容です。
■文亨進様御言
『皆さんがご存じのように、2007年の天正宮での訓読会のときに、お父様はとても具体的なみ言を語られ、「お母様は2013年6月13日までに自分を完成しなければならない」とおっしゃいました。ところが、この2013年6月13日はお父様が聖和されたあとです。あとなのです! 多くの姦通者たちと天使長たちが、いつも「真の父母は一つだ。お母様とお父様は一つだ」と言いますが、お父様がみ言の中で「お母様は完成していない」とおっしゃったのです。』(文亨進様説教集「沈黙を破って」91頁)
なぜ基元節から5ヶ月後までに完成しなさいと、真のお父様はおっしゃられたのでしょうか。その謎を解く鍵は、【真の父母の完成級の祝福聖婚】をもって、真の御父母様の使命は完遂終了し、二世祝福家庭圏の代表であられる、「真の父母の代身者(文亨進様)」への全権相続(戴冠式)が挙行されると考えるのが原理的に妥当な見解です。たとえ基元節が「偽りの基元節」として挙行されたとしても、母が【二代王戴冠式】を挙行することができたなら、そこから子による母の救済の道は開かれたと考えられるからです。
ところが、文亨進様ヨナ様御夫妻を迎えての【文亨進様二代王戴冠式】が韓鶴子総裁の主管のもとで挙行されることはありませんでした。
このことは、母としての母子協助の義務を破棄した事案になるわけです。
●第四の視点【「三大王権完成者相続の為の特別儀式」】挙行の時点
⇒「真の母の位置」喪失の霊的確定
この「三大王権完成者相続の為の特別儀式」は、文亨進様によって2015年5月24日、米国ペンシルベニヤのサンクチュアリ本部協会聖殿で挙行されたものです。
この儀式は、壇上におられる亨進二代王・信俊三代王に対して、母を象徴する李ヨナ様が恭順の意を示す敬拝を捧げるという特別な内容でした。下記映像を参照ください
●「三大王権完成者相続の為の特別儀式」
●文亨進様の御言
『今ではもうお母様(韓鶴子女史)は、真の母の位置に座ることはできません。そして、新婦の位置に座ることはできません。お父様を神聖冒涜し、お父様を削除、編集した悲惨な道を選択されたからです。天一国の女性の模範にはなれません』(文亨進様説教集「天一国の秩序」104頁)
●第五の視点【「天地人真の父母様天宙完成祝福聖婚式」】挙行の時点
⇒「真の母の位置」喪失の実体確定
2017年9月23日、米国サンクチュアリ教会本部聖殿で挙行された【天地人真の父母様天宙完成祝福聖婚式】は、文鮮明師と康賢實女史の完成期の聖婚式挙行です。
家庭連合信徒も、郭グループ(平和家庭協会)信徒も到底受け入れることができないこの聖婚式こそが、韓鶴子女史が【真の母の位置】からの転落したことを決定的に確定させた式典なのです。
●おわりに
私は、家庭連合も家庭平和協会(郭グループ)も、如何に韓鶴子女史が、神と文鮮明師に対して背信行為を確定させたとしても、韓鶴子女史が【真の母の位置】を喪失する可能性の検討すらしない事実を知っております。
「韓国家庭連合元老牧会者会」は『真の母の失敗を指摘することは、お父様の摂理的失敗を指摘するに等しい行為である』と表明しております。
韓鶴子女史を「真の母」として守護することこそが、真のお父様の摂理を守るという究極的なすり替え理論ですね。
あれだけ過激に、韓鶴子女史の御言改竄(かいざん)を糾弾する郭グループも、真の母の位置については、一切言及することはありません。
これはなぜでしょうか。
以下の『ヨハネの黙示録』の聖句(地上の商人)をご御覧ください。
『1この後、わたしは、もうひとりの御使が、大いなる権威を持って、天から降りて来るのを見た。地は彼の栄光によって明るくされた。 2彼は力強い声で叫んで言った、「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。 3すべての国民は、彼女の姦淫に対する激しい怒りのぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と姦淫を行い、地上の商人たちは、彼女の極度のぜいたくによって富を得たからである」。』(ヨハネの黙示録18章1~3)
結論として、「家庭連合の元老牧会者」は清平聖地の富と地位によって恩恵を受けてきた者たちであり、「郭グループ」も、清平聖地の富と地位の獲得を狙う【地上の商人たち】に他ならなかったのです。
●詳細は以下の『成約聖徒のためのヨハネの黙示録解明』をお読みください。
結論として、おおくの成約聖徒から「親不幸者」と嘲笑を受けようとも、実の母を諫め、父への絶対信仰(烈)の精神に立ち戻ることを叫ぶ真の忠孝の息子こそが文亨進様に他ならなかったのです。
祈り。アージュ!
●この記事がたくさんの人が見れるように
クリック支援をお願いします。
●文亨進様説教集 『沈黙を破って』
基元節前後の成約摂理史の混乱期の真実を語った、成約聖徒必読の一級資料です!
「文鮮明師の後継者は誰なのか」というペーペーバックの本が出版されております。1990年代以降現代までの成約摂理史が解説されており、成約聖徒必読の書籍です。
●「google」で「文鮮明師の後継者は誰なのか」と検索下さい。