●はじめに
創世記に記述されている人間始祖の堕落は、「エバの倫落」から始まります。
したがいまして、歴史の完結は「エバの完成」による「完成したアダムと完成したエバ」による聖婚式によって完結されると考えられます。
完成アダムの勝利の基台の上で奉献されたのが、2001年1月13日の【神様王権即位式】であり、完成エバの勝利の基台の上で奉献されるものが、2013年1月13日の【真の基元節】であったのです。
真のお父様の最側近の一人の女性の反逆は、祝福家庭であればだれでもが受け入れることが難しい内容です。しかし、事態をうやむやにして、この【真の新婦候補者の女性】が勝利することを待ち望む期間はすぎてしまいました。
今回提言する内容は、成約聖徒にとっては、あまりにも衝撃的で受け入れ難い内容であることは百も承知であります。しかし事実を事実として受け入れ前に進んでいかなければなりません。
それでは、田中富広会長への提言に移ります。
最初に次のパネルを御覧下さい。
●第一の視点【文鮮明師の御言】
「神様の夫人の座まで育てなければならない。 オモニは責任が3%残っています」)( *韓鶴子女史は御言選集から「全文削除」した。)
『(基元節まで) 4年数ヶ月残っています。この時までオモニが責任を果たせる度数を終えなければ問題が起こるのです。その為に大事に無事に私が責任を全て築いておいたので、オモニも、私が悔しく、当たり散らしたり、拳を挙げて売ったりしない限り全てが解決されます。女を娘として侍って育てて妻を作らなければならず、その次に母を作らなければならず、その次にはお祖母さんを作らなければならず、女王の座まで作らなければなりません。神様の夫人の座まで育てなければなりません。その道は真の父母しか知りません。真の父母だけができる最後の道です。それを誰かに任せることができないので、私が最後までオモニを育ててそのようにしなければなりません。オモニは、断食もしてはいけないと言いました。この訓読会も、朝早く出てくるなと言ったのです。私は1時間過ぎても準備しますが、オモニは寝なさいと言って、何か用があるならば私が準備を全てするのです。私の言葉だけを信じ、絶対信仰・絶対愛・絶対服従で最後まで峠をうまく越えろというのです。峠を97%まで超えたとしても3%が残っています。つまり私が教えることはできないのです。』(文鮮明先生御言選集第607巻 P310 「2009年2月16日」)
●第二の視点【文師の御言の改竄(かいざん)】
2012年4月に、韓鶴子女史は金孝律氏と共にソウルの成和社を訪れ、2012年出版の【文鮮明先生御言選集】22巻の改竄(かいざん)を指示します。
この御言改竄(かいざん)の第一の目的は、上記の御言の消去だったのです。
この経緯を立証している書籍が存在します。
上記の写真の真ん中にある書籍が【統一教会の経典の秘密】です。
上記三冊の書籍は、韓国の「韓国メシヤ運動史研究所」で発行されており、明らかに【家庭平和協会(郭グループ)】の書籍であります。
家庭連合側の反論書籍も存在します。それが下記です。
この【教理研究院】で出された書籍の表題でお分かりのとおり、上記三冊の書籍の一番左側の書籍【統一教会の分裂】に対しての批判解説であることが分かります。
たしかに、家庭連合側の主張するように、郭グループの文顕進様擁護の論調には我田引水的な主張が目立つことも事実です。
しかし、ここで一番重要な論点はなにかといえば、家庭連合【教理研究院】で批判している書籍が一番左の書籍だけしか存在しないことです。
つまり、真ん中の書籍【統一教会の経典の秘密】には、なぜ反論書籍がないのでしょうか。
実は、【統一教会の経典の秘密】こそが、韓鶴子女史の成和社での【文鮮明先生御言選集】22巻改竄(かいざん)の実物証拠に他ならず、家庭連合側は批判書籍を書くことができなかったのです。
なぜなら、改竄前の【文鮮明先生御言選集】と改竄後の【文鮮明先生御言選集】が両方存在しており、証拠資料として比較対照一覧表が掲載されているからです。
結論として、日本家庭連合の【教理研究院】で反論書籍を出せなかったこの書籍の付録に添付してある「比較対照一覧表」こそが、韓鶴子女史の文鮮明師御言改竄(かいざん)の罪の証拠資料となるわけです。
●第三の視点【文師の審判】
2012年7月16日【アベル女性UN創設大会】(韓国・清心平和ワールドセンター)文鮮明師最後の講演における「オモニは私が育てたよ。オモニはいない。文総裁の妻の位置はいません。」という発言につながります。
●貴重な真のお父様の発言記録が以下にあります。
文鮮明師の天宙聖和式まえに、韓鶴子女史の真の母としての使命(100%の完成)は果たされておらず、それどころか逆に、文師の証拠御言の消去のために、文師の遺言である【文鮮明先生御言選集】の改竄(かいざん)を行ったわけです。
その後は、もはや堰を切ったように、大胆かつ組織的な御言改竄(かいざん)の暴挙に打って出ます。それが、【天一国三大経典】の出版であったわけです。
提言07で解説したように、韓鶴子女史は、【基元節】前に、100%のエバの完成を成し遂げられませんでした。
100%のエバの完成とは、具体的にいかなる要件が必要であったのでしょうか。
それを解説したものが下の一枚のパネルです。
神に対する「天法遵守」と、文鮮明師に対する「絶対服従」は、上記のとおり、【文鮮明先生御言選集】改竄(かいざん)事件で、罪が確定してしまい、完全に不履行になってしまいました。
更に一番大切な視点がございます。
天暦2010年5月15日午前3時25分に、文鮮明師と韓鶴子女史の間で交わされた密約(米国・ラスベガス)の内容であります。その後御言となって繰り返し講演される「天地人真の父母定着実体み言宣布大会」の中の【一心一体宣布】は、上記密約の基になされた条件宣布でした。
そしてその密約は基元節まえに、韓鶴子女史が完成すること、そのためには次の三点【天法遵守】【真の父への絶対服従】【血統後継者への天一国継承を協助すること】であったわけです。
ところが、結果は無残な失敗に終わりました。
自らが100%のエバの完成を成し遂げられなかったことを隠蔽するために、【基元節】を【初臨独生女】宣言の場にしてしまったことです。
下記の写真を御覧下さい。
真の血統後継者である、直系男子の子女を排斥してしまい、母が天一国統治のために王に就任するなど在り得ることでしょうか?
【基元節】が【偽りの基元節】となってしまったことは明らかです。
1517年のマルチン・ルターの宗教改革の発端が、『95箇条の論題』をウィッテンベルグ城内の門扉に貼り付けた【法王による免罪符販売】に対する糾弾でした。
教皇レオ10世が贖宥状販売の理由とされたのが、サン・ピエトロ大聖殿建築資金でした。壮麗な神殿建築資金のための贖宥状(免罪符)販売という理由は、現代の家庭連合の韓鶴子総裁の【天苑宮・天一聖殿】建設維持資金獲得のための【天寶家庭】勝利奉献に見事に符合します。
天の縦的先祖8家430代の解怨祝福と、地の430家庭復帰というスローガンの【天寶家庭】勝利奉献ですが、これは、家庭連合側が巧妙に考案した【集金エンジン構築システム】なのではないでしょうか。
「地の430家庭伝道が勝利できないのは、天の縦的430家庭解怨祝福ができていないから」という教会指導者のありがたい激励は、その事実を見事に立証しております。
結局、壮麗な清平聖地の【天苑宮・天一聖殿】に多くの巡礼者が訪れ、【天寶家庭】勝利奉献こそが天国開門であるとする家庭連合の現世的な目標設定は、サン・ピエトロ大聖殿建築資金を集金するための口実とされた天国に入るための【贖宥状(免罪符)】販売とどこが違うのでしょうか?
韓国食口と日本食口との一代解怨の献金額が、いまだに違うのはなぜなのでしょうか。日本信徒は、いまだに韓国本部による植民地の奴隷なのでしょうか?
独生女のために捧げられた【天苑宮・天一聖殿】は「偽キリスト」に奉献されたサタン主義の神殿であります。この神殿と教団の維持のために考案された「集金システム」である【天寶家庭】勝利奉献は、成約聖徒の信仰を地に投げ捨てる【贖宥状(免罪符)】に他なりません。
●おわりに
偽りの神を拝礼することを【偶像崇拝】といいます。これはキリスト教信仰の「いろはのい」であります。
偽りの女性メシヤ(偽キリスト)を崇拝することもまた、立派な【偶像崇拝】の罪です。また、女性メシヤに奉献された聖殿を拝礼することも、立派な【偶像崇拝】です。
この聖殿建設のための集金システムであり、【初臨独生女】を伝道する【天寶家庭奉献】もまた、絶対に神が受けとることができない【偽りの祭物】であることは、あまりにも明白なのではないでしょうか。
祈り。アージュ!
●この記事がたくさんの人が見れるように
クリック支援をお願いします。
●文亨進様説教集 『沈黙を破って』
基元節前後の成約摂理史の混乱期の真実を語った、成約聖徒必読の一級資料です!
●成約聖徒のためのヨハネの黙示録解説
なぜ今「宗教法人解散命令請求」なのかの理由が分かります。
是非とも図表が入っているペーパーバックをお買い求めることをお奨めします。
「文鮮明師の後継者は誰なのか」というペーペーバックの本が出版されております。1990年代以降現代までの成約摂理史が解説されており、成約聖徒必読の書籍です。
●「google」で「文鮮明師の後継者は誰なのか」と検索下さい。