
ソンデオTV 第22話
実定法の法廷から本性の法廷へ
7月10日の最終公判を前に、統一家の再出発を訴える
◆はじめに
ソン・デオ先生の講話は統一家に本来の信仰を取り戻す上での大切な視点を多くおしえてくれます。こころから感謝申し上げます。
今回、目前に迫った7月10日の結審を前に、この法廷に向けた先生の提言である趣旨を考慮しまして、第22話を順番を繰り上げて配信させていただきます。
ご了解ください。
第1部 激動する世界と統一家の現在
1.三週間ぶりのご挨拶
皆さん、こんにちは。お久しぶりです。
前回の第21話で、真のお父様の自叙伝と評伝に関する談論を放送してから、いつの間にか三週間が経ちました。
その間、統一家をめぐって、さまざまな事件が起こりました。
2.第29回、第30回公判のニュース
その中でも特に私の目を引いたのは、6月12日と19日に行われた、韓鶴子総裁ほか関係者に対する第29回、第30回公判のニュースでした。
この裁判では、特定経済犯罪加重処罰法上の横領をはじめとする複数の容疑が、併合して審理されています。
3.日本家庭連合の解散命令確定
それと時を同じくして、予想よりも早い6月22日、日本の最高裁判所によって、家庭連合に対する解散命令が確定したというニュースが伝えられました。
これもまた、私たちにとって大きな衝撃でした。
世の中が内外ともに激しく揺れ動き、急速に変化する状況の中で、私はしばらく息を整え、その流れを見守る必要があると感じました。
4.変化する世相と天の摂理
変化する世相の中で、天の摂理は、いったいどのような関連性を持ちながら進んでいるのでしょうか。
まさにこの点こそ、私たちが並々ならぬ関心を持って見つめるべき問題ではないでしょうか。
5.内輪の問題だけを扱ってきたのではない
これまでソン・デオTVの談論は、統一家内部の経典、原理、御言葉、教義などの問題に集中してきました。
そのため、一部の方々からは、
「世界や国家の重大な問題には関心を持たず、教会内部の争いだけに没頭しているのではないか」
と思われたかもしれません。
しかし、それはまったく違います。
第2部 緊迫する国際情勢と韓国社会
6.6月以降、急速に動いた世界情勢
6月を過ぎて、世界情勢は緊迫した動きを見せました。
アメリカとイランの戦争終結をめぐる交渉は、一つの段階を迎えました。
大韓民国の周辺では、米中首脳会談に続き、中露、中朝間の首脳会談なども相次いでいます。
私たちの目と耳が、それらの動きに注がれざるを得ない理由です。
7.6月3日の地方選挙で起きた異例の事態
このような状況下で行われた6月3日の地方選挙では、実に驚くべき出来事が起こりました。
投票用紙が不足するという、にわかには信じがたい事態が発生し、難攻不落の鉄壁のように見えていた中央選挙管理委員会に対する国民の信頼が、大きく揺らぐきっかけとなりました。
私は、これを摂理的にも重大な出来事として見つめています。
思わず、
「神様が守り給う、わが国万歳」
と叫びたくなるほどの出来事です。
8.立ち上がる若い世代
今、十代、二十代、三十代の若い世代が、全国各地で立ち上がっています。
高校生、大学生、青年たちが、
「不正選挙を明らかにせよ」
「再選挙を実施せよ」
「当日投票、手作業開票を行え」
と叫び、選挙の公正性を求めています。
この動きを、天が今後どこへ、どのように導かれるのか、私たちは厳粛な気持ちで見守らなければなりません。
9.もし一方的な政治状況が続いていたなら
もし今回の地方選挙で選挙管理上の問題が表面化せず、何の牽制も働かないまま、政府・与党が一方的な勝利を収めていたとしたら、私たちの前にどのような未来が待っていたでしょうか。
一度、考えてみる必要があります。
10.国会に提出されている法律案への懸念
現政府と与党側から発議され、国会で審議、あるいは係留されている法律改正案を見れば、その懸念が分かります。
第一は、自由民主主義の根幹を揺るがし、平和的な南北統一にも影響を及ぼしかねないと私が考える憲法改正の動きです。
第二は、同性カップルなどの共同生活関係を法的に認定しようとする、いわゆる「生活同伴者関係法案」です。
第三は、未成年者を含む人工妊娠中絶を広く認め、生命倫理を損なうおそれのある「母子保健法改正案」です。
第四は、性的少数者の保護という名目の下で、宗教と思想、表現の自由を抑圧する可能性がある「包括的差別禁止法案」です。
11.宗教法人解散につながりかねない法案
さらに、政教分離を掲げながら、新天地や統一教会など特定の宗教団体を標的とし、宗教法人そのものを解散させることを可能にする民法改正案、いわゆる「教会解散法」まで待機していると指摘されています。
これは、無神論的な共産主義国家において宗教を統制する際に用いられてきた手法と、どこが違うのでしょうか。
12.神の創造原理に反する国を許されるのか
皆さん、このような法律が制定され、施行される国と社会を、神様がそのまま許されるでしょうか。
神様の創造原理と、神の国の運行に正面から挑戦する勢力が、いつまでも勝ち続けることができるでしょうか。
とんでもないことです。
必ず、どこかで整理されるでしょう。
まして摂理の中心であり、神様の祖国である大韓民国が崩されていくことを、神様がどうして黙って見ておられるでしょうか。
第3部 国家と世界を愛してきた統一家の伝統
13.真のお父様は国家と世界の問題を無視されたか
真のお父様が、世界や国家の苦痛を無視し、教会内部の問題だけに没頭されたことが、一度でもあったでしょうか。
むしろ、その反対でした。
14.内的摂理と外的摂理
教会内部の内的な摂理と、国家、世界を対象とする外的な摂理は、心と体のように密接に連結されています。
そのため、常に統一家の核心的な摂理課題として、共に進められてきました。
15.時代的な召命に応えてきた食口たち
私たち食口たちも、真のお父様の教えに従い、世界と国家の問題に対して、時代的な摂理の召命を受け、神様の御旨を実践してきたのではないでしょうか。
真のお父様の御言葉の中に、国家と世界情勢の推移に応じた摂理的課題と、私たちの責任が示されなかった時はありません。
16.教会運営も国家・世界の摂理と連動していた
統一家の教育、伝道、人事、財政、組織、活動管理も、国家と世界の摂理的課題に合わせて進められてきました。
教会のためだけの教会ではありませんでした。
国家のために教会があり、世界のために国家があり、神様のために世界があるという伝統でした。
17.愛天・愛人・愛国
「国と世界を愛さない者は、神様を愛することができない」
「愛天、愛人、愛国」
「祖国統一の正論、民族精気の高揚、道義世界の具現」
「One World under God」
これらは、統一家が掲げてきた重要な精神でした。
18.父母の心情で僕の身体を使う
また、次のような御言葉も、私たちの生き方そのものとなっていました。
「父母の心情で、僕の身体を使い」
「汗は地のために」
「涙は人類のために」
「血は天のために」
「教会は国のために」
「国は世界のために」
「世界は神のために」
19.単なる標語ではなかった
これらは、決して標語だけで終わったものではありません。
世界平和のために、政治、教育、宗教、文化、言論、学術、経済、奉仕など、あらゆる分野で実際に活動してきました。
それは、まさに私たち食口の人生の軌跡そのものでした。
第4部 国家の危機に沈黙する現在の統一家
20.宗教界が声を上げる中で沈黙
ところが現在、この国が神様の御旨に反する方向へ進んでいると危機感を持つ、多くのキリスト教団体、宗教団体、市民団体が、激しい反対の声を上げています。
それにもかかわらず、私たち統一家は口を固く閉ざし、教団内部の問題だけをめぐって大騒ぎしています。
21.変質した天心苑徹夜祈祷会
千六百回近く続いているという天心苑の徹夜祈祷会も、
「ホーリーマザー・ハンの無事帰宮」
という一つの目的ばかりに固執しているように見えます。
かつて世界と国家のために、夜を徹して祈っていた統一家の祈祷会とは、まったく異なるものになってしまいました。
22.世界日報の三大社志はどこへ行ったのか
世界日報も同様です。
かつて掲げていた三大社志は影を潜め、独生女を宣伝し、「韓民族選民大叙事詩」を広めるための媒体へと変質してしまったように見えます。
その「韓民族選民大叙事詩」を企画、演出した人物を、中央日刊紙の社長に据えたのですから、その結果は初めから予見されていました。
23.井の中の蛙となった指導部
まさに、井の中の蛙のような振る舞いです。
そのように任命された社長が、「韓民族選民大叙事詩」を講義すると称して、各地を巡り、騒ぎ立てていたかと思えば、わずか十カ月ほどで職を失ったという話まで聞こえてきました。
これは、いったいどのような兆候なのでしょうか。
24.突然アメリカへ戻った中央行政院長
また、アメリカから来て、いわゆる「中央行政院長」という大きな職責を担っていた人物は、どうでしょうか。
韓総裁を補佐するとして、法務に関する責任まで引き受け、一時は大きな勢力を誇示していました。
ところが、ある日突然、夜逃げでもするかのようにアメリカへ帰ってしまったという話があります。
なぜでしょうか。
その背後で、何が起きていたのでしょうか。
25.6月に見られた奇妙な教団風景
これが、去る6月に繰り広げられた「天の父母様聖会・家庭連合」の奇妙な光景です。
26.国家と世界のために犠牲を払う気風の喪失
繰り返して申し上げます。
真のお父様の聖和以後、統一家からは、国家や世界のために進んで犠牲を払う気風が、ほとんど失われてしまいました。
ただ教会内部の紛争に歳月を浪費し、世間と後代の前で、顔を上げることも恥ずかしい姿となってしまいました。
第5部 統一家を荒廃させた教義の転換
27.統一原理を無視した「真の父母論」
この悲劇の中心には、真のお父様の根本的な教えである「統一原理」、すなわち創造原理と復帰原理を無視し、それに取って代わった、いわゆる「真の父母論」があります。
この新しい教義は、教会を荒廃させただけではありません。
28.再臨論まで否定する「選民大叙事詩」
今や統一原理の核心である再臨論までも否定するために、「韓民族選民大叙事詩」が作り上げられました。
そこでは、再臨の主人公が真のお父様ではなく、
「独生女、ホーリーマザー・ハン、韓鶴子メシヤ」
であるかのように語られています。
29.正統の道を捨てた結果
真の父母様が、血と汗と涙を流して築いてこられた正統の道を捨て、突然現れた独生女メシヤの道を進むようになった結果、統一家には、どのような悲劇が起きているでしょうか。
30.九カ月を超えた韓鶴子総裁の裁判
韓鶴子総裁が拘置施設に収容され、裁判を受ける日々が、すでに九カ月を超えました。
その間、統一家の食口たちが、世間から受けた屈辱は、筆舌に尽くしがたいものです。
31.日本教会の解散と相次ぐ家宅捜索
日本の家庭連合は宗教法人として解散することになりました。
清平の世界本部や、青坡洞の協会本部は、相次いで家宅捜索を受けています。
教団に関する恥ずべきニュースが、連日のようにマスメディアを飾るたび、私たちは胸を締め付けられる思いをしてきたのではないでしょうか。
32.破局は最終段階へ向かっている
今、この破局は、最終的な段階へと向かって進んでいるように見えます。
第6部 7月10日に予定される結審公判
33.三被告に対する求刑と最終陳述
来る7月10日、韓鶴子総裁、鄭元周氏、尹榮鎬氏の三名に対し、第一審の結審に伴う検察の求刑が行われる予定です。
当日は、検察の求刑、被告側弁護人の最終弁論、そして三被告本人による最終陳述が行われるものとみられます。
34.なぜ三人が同じ裁判を受けているのか
この三人が、なぜ同じ時期に起訴され、同じ法廷で求刑と判決を受けることになるのか、疑問に思う方もいるでしょう。
確認したところ、三名は一連の事件に関する共犯として起訴されているため、関連事件が併合して審理されているということです。
35.第一審判決の時期
検察の求刑が行われれば、その後、裁判所が判決期日を指定することになります。
第一審の判決は、一般的には結審から数週間、あるいは一カ月前後で言い渡される場合が多いため、今回の第一審裁判も、遠からず最終的な結論を迎えることになります。
36.一般食口には分かりにくい裁判手続き
一般の食口にとって、複雑な法律や裁判手続きを正確に理解することは容易ではありません。
私も同じです。
これまで断片的に裁判のニュースが伝えられても、その内実を把握することは、ほとんど不可能でした。
37.詳細を知ることができた少数の関係者
昼夜を問わず韓総裁と面会し、弁護団と協議してきたごく少数の担当者だけが、裁判内容の全体像を知っていたことでしょう。
しかし、第一審の結審を目前にした今、私の目に留まった公判がありました。
38.第29回、第30回公判
それが、6月12日と19日に開かれた、韓鶴子総裁ほか関係者に対する第29回、第30回公判です。
裁判日程には、特定経済犯罪加重処罰法上の横領という罪名が代表的に記載されていました。
第七部 裁判で審理されている四つの容疑
39.横領だけの裁判ではなかった
私は最初、
「韓総裁の裁判は、特定経済犯罪加重処罰法上の横領なのか」
「政治資金法違反や贈収賄の問題ではなかったのか」
と疑問に思いました。
そこで調べてみると、この事件は単一の容疑ではなく、複数の罪名が併合された大規模な複合裁判であることが分かりました。
40.政治資金法違反
第一は、政治資金法違反です。
政治家に違法な政治資金や後援金を渡した、あるいは分割して後援したという容疑です。
41.請託禁止法違反
第二は、請託禁止法違反です。
高価なブランド品や、その他の金品を贈与したという容疑です。
42.特定経済犯罪加重処罰法上の横領
第三は、特定経済犯罪加重処罰法上の横領です。
政治家への資金提供や贈答品の購入など、一連の違法行為を実行するために、教団の資金を不正に流用したという容疑です。
43.証拠隠滅教唆
第四は、証拠隠滅教唆の容疑です。
関連する捜査が始まった際に、会計資料や関係資料を削除、隠蔽するよう指示したとされています。
44.代表的な罪名だけが日程に記載される
裁判日程に「特定経済犯罪加重処罰法上の横領」だけが記載されているのは、適用された複数の罪名の中から、代表的で法定刑の重い罪名を表示する裁判所の実務によるものと考えられます。
実際の法廷では、政治資金法違反、請託禁止法違反、横領、証拠隠滅教唆など、起訴されたすべての容疑が併合して審理されています。
45.7月10日に高まる関心
このような状況であるため、7月10日の結審公判に対する世間の関心は、ますます高まっています。
私たち食口の苦悩と心配も、一層深くならざるを得ません。
第8部 法廷で繰り広げられた責任転嫁
46.6月12日の泥沼の攻防
さらに悲惨だったのは、6月12日の公判において、韓鶴子総裁側と尹榮鎬氏側の間で、泥沼のような責任転嫁が繰り広げられたことです。
双方は、
「自分には責任がない」
「相手が悪い」
という形で、互いに責任を押し付け合いました。
47.韓総裁の約十分間の自由発言
当日、韓総裁は約十分間の自由発言を行い、起訴された容疑を全面的に否認しました。
自分は潔白であると主張しました。
48.世界平和と天苑宮を強調
韓総裁は、自分は世界平和のために生きてきた先駆者であり、天の父母様をお祀りする天苑宮を建立してきた人物であると述べました。
そして、問題となっている行為は、側近であった尹榮鎬氏の個人的な逸脱であるという趣旨の主張をしました。
その後の証言については、拒否する態度を取りました。
49.尹榮鎬側の激しい反論
これに対して尹榮鎬氏側も、6月12日と19日の二度の公判において、資料映像などを提示し、大声で激しく反論する場面があったと伝えられています。
50.傍聴した食口たちの悲しみ
法廷の様子を見守った食口たちは、
「悲惨だった」
「恥ずかしくて見ていられなかった」
「今後の判決にも悪影響を与えるのではないか」
と、深いため息をついていたそうです。
51.自重自乱との評価
裁判事情に詳しい傍聴人の中には、双方の法廷攻防を見て、
「統一教会の品格は地に落ちた」
「自重自乱、自ら滅びの道を選んでいる」
と痛烈に評価する人もいました。
52.深まる食口たちの嘆き
このようなニュースに接し、多くの食口のため息と嘆きは、ますます深くなっています。
第9部 教団側の「毅然たる宣布」という評価
53.公式ブリーフィングの内容
しかし、この恥ずかしい現実を前にしても、家庭連合側は、
「真のお母様の法廷出席、真実へ向かう毅然たる宣布と法廷の経過報告」
という趣旨のブリーフィングを行いました。
その中では、
「法廷で全身全霊を捧げ、天の御旨を証しされた真のお母様の崇高な御旨を、私たちも完全に受け継ぎ、支えとなろう」
という形で、応援の言葉が語られました。
54.ある元老による礼賛文
さらに、日本の総会長まで務めた、ある元老は、実名で次のような文章を投稿しました。
これが後世に「不世出の称賛文」として残るのかどうか、見守っていきたいと思います。
55.「イエス様の十字架上の御言葉より素晴らしい」
真のお母様、判事への一喝。
絶対、唯一、不変、永遠の御言葉。深層岩盤水の御言葉は、あまりにも素晴らしい。
泥水の中に咲いた蓮の花のようです。
あまりにも美しく、何度読んでも真理の天道、雄弁の中の雄弁。
「これが私だ。これ以上聞くな」
見事で、玉のような御言葉。
感動、感謝、感嘆、感化。
真のお母様、やはり真のお母様。
ありがとうございます。愛しています。誇りに思います。
イエス様の十字架上の御言葉よりも素晴らしいですね。
生きて両目を開き、一喝。天地が明るくなります。
ワクワクします。百年分の胸のつかえが解消されました。
やはり私たちのお母様は天才。天の父母様の高貴な娘です。
天も感動し、地も霊界も感動し、統一家の子供たちも感動しています。
お会いしたいです。愛しています。アジュ、ファイト。
56.韓総裁の自由発言全文について
この方が、
「イエス様の十字架上の御言葉よりも素晴らしい」
と称賛した、韓鶴子総裁の6月12日の法廷自由発言全文は、動画下部の固定コメント欄に掲載しておきます。
ご参照ください。
第十部 なぜ裁判経過を詳しく取り上げるのか
57.目的は三人を攻撃することではない
統一家の兄弟姉妹の皆さん。
私が、7月10日に迫った第一審の結審公判を前に、三人の裁判経過をこれほど詳しく取り上げる理由は、ただ一つです。
それは、三人を攻撃し、非難するためではありません。
58.霊肉両面の態勢を点検する
あと半月も残されていないその日に備えて、私たち統一家が、霊肉両面でどのような態勢を整えるべきか、冷静に点検したいからです。
59.別件捜査は今後の課題
後に設置された合同捜査本部による別件の捜査も進められるとされています。
しかし、それは別の問題として、現時点ではその推移を見守るしかありません。
第11部 三被告への切なる訴え
60.実定法違反の被告として立つ三人へ
現在、実定法違反の容疑により、被告人として法廷に立っている韓鶴子総裁、尹榮鎬氏、鄭元周氏の三人に、切に訴えたいと思います。
61.すでに放たれた言葉は戻らない
過去十カ月に及ぶ捜査と裁判の過程で、皆さんが語った言葉は、すでに弦を離れた矢であり、こぼれた水かもしれません。
語ってしまった言葉を、なかったことにすることはできません。
62.まだ最後の機会が残されている
しかし、まだ最後の一、二回の機会が残されています。
その一つが、7月10日の第一審結審公判で与えられる、最終弁論と最終陳述の機会です。
63.控訴審より第一審の結末が重要
もちろん、第一審判決を不服として控訴すれば、第二審で改めて主張する機会もあるでしょう。
しかし、第一審の結末が何よりも重要です。
64.恥ずかしい姿を逆転させる最後の機会
これまで、実定法違反の共犯として、互いに責任を転嫁し、自分の刑を軽くするために相手を責めてきた、あの恥ずかしい姿を百八十度変える機会があります。
それが、最終弁論と最終陳述です。
私は、これを天が与えられた最後の機会として受け止めてほしいと思います。
第十二部 実定法の上にある自然法
65.世俗の法理を超える本性の法理
世俗の法律について詳しくない私が、このようなことを語るのは、おこがましいかもしれません。
しかし、私たちは、世俗的、人為的な実定法を超えて作用する、人間本来の天賦の本性の法理があることを知っているのではないでしょうか。
66.実定法と自然法
実定法、英語では「Positive Law」といいます。
国家や時代、政治権力によって制定される法律です。
これに対して、自然法、英語では「Natural Law」といいます。
自然法は、人間が本来持っている良心、本性、正義、倫理、天倫に根ざした法です。
67.創造原理は自然法の根本
神様の創造原理こそ、自然法の根本です。
すべての実定法は、本来、この自然法を実現するために存在するものです。
実定法は、自然法を求め、人間本性の法に近づいていかなければなりません。
68.時代によって変化する実定法
人為的な実定法は、時代や国家権力によって変わります。
しかし、人間の本性、良心、親子の情、愛と責任という自然法的な原則は、簡単に変わるものではありません。
69.親子関係は天倫の法で動く
親子関係は、世の中の実定法だけで成立するものではありません。
天倫と本性の自然法によって結ばれています。
このことを、誰よりもよく知っているのが、私たち統一家の食口ではないでしょうか。
第13部 三人の本性は失われていない
70.尹榮鎬氏の傷と恨み
尹榮鎬氏も、本性に従うことを拒否する人ではないと、私は信じています。
事件の初期、協会と話し合おうとしたにもかかわらず、動揺した協会指導部によって追放処分を受けたことに対して、言葉にできない傷と恨みを抱いたことでしょう。
71.天へ向かう本性は消えたのか
しかし、だからといって、天へ向けられていた尹氏の本性まで、すべて消え去ったのでしょうか。
私は、そうではないと思います。
72.鄭元周氏もお母様の傷を望まないはず
鄭元周氏も、自分の法的責任から逃れたいという思いを、抑えることができなかったのかもしれません。
しかし、自分を信頼し、重用してきた韓鶴子お母様が深く傷つくことを望まないのが、彼女の本性ではないでしょうか。
73.韓総裁の心も安らかではないはず
韓鶴子総裁もまた、長年にわたって信頼し、重用してきた尹榮鎬氏に、すべての責任を押し付けたままで、心が安らぐはずはないでしょう。
74.自己防衛の防衛機制
尹氏側の態度があまりにも激しかったため、韓総裁側も自己防衛の論理に追われ、知らず知らずのうちに強い防衛機制が働いてしまったのかもしれません。
しかし、もう決断しなければなりません。
第十四部 最終陳述で語るべき言葉
75.実定法に引きずられない最終陳述
7月10日の最終弁論と最終陳述では、これまでのように実定法上の自己防衛だけに引きずられるべきではありません。
自然法、本性の法に訴えるべきです。
76.法廷は実定法と自然法が対峙する場所
世の法廷は、ある意味において、実定法と自然法が向き合う現場です。
その時代の裁判では、実定法が勝利するように見えるかもしれません。
しかし、長い歴史の法廷では、自然法と本性の声が、最終的に勝利するのです。
77.尹榮鎬氏と鄭元周氏が語るべき言葉
尹榮鎬氏と鄭元周氏には、次のような趣旨で最終陳述をしていただきたいと思います。
「私たちの不手際と不正な行為によって、教団と韓総裁に多大な迷惑をおかけしました」
「私たちの責任です」
「深く反省しています」
そのように頭を下げるべきです。
78.韓鶴子総裁が語るべき言葉
そして韓鶴子総裁も、次のような趣旨の最終陳述をしていただきたいと思います。
「このすべてのことに対する最終的な責任は、教団の長である私にあります」
「あの二人は、私の指示と教団の方針を実行しようとした面もありますので、二人だけに罪と責任を押し付けないでいただきたいと思います」
79.国民と世界への謝罪
さらに、
「今回の事態によって、大韓民国の国民と世界の人々に大きな心配をかけたことを、申し訳なく思います」
と、率直に謝罪していただきたいと思います。
80.真のお父様への謝罪
そして何よりも、
「生前、文鮮明総裁が残された教えと業績に対して、大きな過ちを犯してしまいました」「真のお父様に対して、本当に申し訳なく思っています」
という趣旨の言葉を語っていただきたいと思います。
81.統一家の品位を守る最後の弁論
それこそが、自然法における本性の声です。
統一家の品位を守り、天が同情してくださる、最後の弁論になるでしょう。
第15部 首丘初心――本性の根源へ帰る
82.首丘初心という言葉
皆さん、「首丘初心」という言葉があります。
狐は死ぬ時、自分が生まれ育った丘の方向に頭を向けるといわれます。
そこから、どれほど遠く離れても、自分の根本と故郷を忘れない心を表す言葉となりました。
83.三人が本性の根源へ頭を向ける時
教団と個人の生死がかかった重大な裁判を前に、三人が本性の根源へ頭を向ける時、初めて、絡まりきった糸を解くきっかけが生まれるでしょう。
84.それぞれが本来の位置へ戻る
尹榮鎬氏と鄭元周氏は、韓鶴子お母様に対して、自分たちが果たすべき本来の責任を果たさなければなりません。
韓鶴子お母様は、真のお父様が築かれた統一原理の位置に戻り、本性の扉を開かなければなりません。
85.裁判結果を超える天運
その時、世俗の裁判結果がどのようなものになろうとも、問題を根本から解きほぐす天運が訪れるでしょう。
86.ほかに道はない
今となっては、これ以外に道はないと私は考えています。
なぜなら、統一家にとっての法廷は、単に世の実定法の法廷ではないからです。
自然法の法廷であり、本性の法廷なのです。
87.最後まで相手を倒そうとするなら
もし今回の結審公判においても、有終の美を飾ることができず、最後まで相手を倒そうとし、実定法上の責任転嫁に固執するならば、三人の将来には、非常に過酷で険しい道が待っていることでしょう。
88.決断は今日でも遅い
だからこそ、首丘初心の決断を下すには、明日では遅いのです。
今日でも遅いほどです。
第16部 天真爛漫な訴えではない
89.現実を知らない声だと思われるかもしれない
私のこのような訴えを聞き、
「現実の法廷を知らない」
「幼稚で天真爛漫な話だ」
と片づける方がいるかもしれません。
90.この道こそ天が示す唯一の知恵
しかし、私は断言したいと思います。
この道こそが、天が示してくださる道です。
そして、今残されている唯一の知恵です。
91.最初から巨額の弁護士費用が必要だったのか
実のところ、今回の裁判は、最初から大騒ぎをし、巨額の弁護士費用を投じ、大手法律事務所だけに頼らなければならない事件だったのでしょうか。
92.本性の法典に従うべき事件
誰もが知っている本性の法典に従い、初めから正直に事実を明らかにし、責任を負い、反省して進めるべき事件だったのではないでしょうか。
もしそのように対応していたならば、現在とはまったく異なる裁判になっていた可能性があります。
93.三人に会える人々へのお願い
韓鶴子お母様、尹榮鎬氏、鄭元周氏に会うことのできる方々は、このメッセージを決して軽く受け流さないでください。
三人に必ず伝えていただきたいと、切にお願い申し上げます。
94.世俗的法理計算から目を覚ます
これまで特検の厳しい捜査に苦しめられ、弁護士たちの世俗的な法理計算の中で、互いを疑い、責任を転嫁し、一時的に本性を失っていたことに気づかなければなりません。
95.互いに向けた刃を収める
今は、互いに向けてきた刃を収める時です。
態度を百八十度改め、本性の法に従って悔い改めることこそが、この裁判における最終的な勝利を得る鍵になるでしょう。
96.重い判決を受けても本性に従う
たとえ世の法廷で重い判決が下されたとしても、本性の法に従うことこそ、真のお父様が歩まれた勝利の道です。
そうすれば、天は私たちを再び立て直してくださるでしょう。
それこそが、統一家の真のアイデンティティとなるのです。
第17部 崩壊した統一家のアイデンティティ
97.私たちが最も悲しんだ理由
今回の裁判を通じて、私たちが最も悲しく感じた理由は何でしょうか。
それは、統一家のアイデンティティそのものが崩壊している姿を見せつけられたからです。
98.世間から問われている統一家の水準
世間の人々は、「文鮮明総裁の統一家とは、せいぜいこの程度の水準だったのか」と、首をかしげています。
99.最高権力を持った三人の起訴
真のお父様の聖和以後、名実ともに教団の最高権力を担ってきた韓鶴子総裁、鄭元周氏、尹榮鎬氏が、共犯として一斉に起訴されました。
その三人が、法廷に立たされてから、すでに約十カ月が経過しています。
100.法廷で見せた素顔
その過程で三人が見せた姿は、天上の真のお父様に対してはもちろん、食口たちの心にも、大きな傷を残しました。
101.品格とアイデンティティをどう再建するか
これから私たちに残された課題は、法廷で露呈した教団の品格の墜落と、原理的アイデンティティの崩壊を、どのように収拾し、再建していくのかということです。
非常に重い課題です。
102.第一審判決の時が近づく
事態がどのような方向へ進むとしても、運命の第一審判決の時が近づいています。
法廷に立つ三人が、せめて最後の瞬間だけでも、天が同情してくださるような本性の位置を守ることを、心から祈ります。
第18部 統一家の大和合と大統一へ
103.立場が違っても共通の財産がある
真のお父様を敬い、従っている統一家の兄弟姉妹の皆さん。
たとえ現在、私たちが一時的に異なる分派的立場や、異なる観点に立ち、対立し、反目し合っていたとしても、変わらないものがあります。
104.真のお父様が残された伝統と御言葉
真のお父様を通して私たちに伝えられた天の伝統と御言葉は、今も私たちを一つにつなぐ、不変の共通財産です。
105.危機を大和合の機会に
このような危機を経験する中で、遠からず、真のお父様の本来の教えの下に、統一家が大和合と大統一を成し遂げなければなりません。
そのために今こそ、私たち皆が本性の扉を開く必要があります。
106.互いの安否を尋ねる兄弟に戻る
互いを断罪し、攻撃する前に、互いの安否を尋ね合う兄弟に戻ることを、ためらってはなりません。
107.憎むべき兄弟はいない
神様と本来の真の父母様にお仕えする私たちにとって、憎み、敵対すべき兄弟は、どこにもいません。
108.天上の真のお父様を思い出す
天上の真のお父様を思い出してください。
真のお父様は、私たちが互いを憎み、争い、傷つけ合うことを願っておられるでしょうか。
109.本性の法廷で勝利するまで
私は、皆さんと共に、本性の法廷において、私たち全員が最終的な勝利を収めるその日まで、先頭に立って進んでいくことを誓います。
第19部 番組を終えて
110.すべては神様の掌中にある
世界の問題であれ、国家の問題であれ、教会の問題であれ、すべては神様の掌中にあります。
そのことを改めて実感する、厳粛な心をもって、今日はここでご挨拶いたします。
111.二つの万歳
「神様が護り給う、わが国万歳」
そして、
「統一家万歳」と、
力強く叫びましょう。
112.視聴者への祈り
統一家の兄弟姉妹の皆さん。
皆様のご健康とご健勝を、心よりお祈り申し上げます。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
(第22話:おわり)
◆おわりに
ソン・デオ先生の提言は正鵠を得ています。
統一家は、真のお父様への悔い改めから出発しなければなりません。
これは、家庭連合のみを非難することではありません。
御子女様の教会もまたしかり。
すべての直系ご子女様もまた、監獄(病院)におられる韓鶴子総裁と和解し、大同団結することが神の願いなのではないでしょうか。
すべての「統一家」は悔い改めから出発して、神と真のお父様の御前に、「統一原理」に帰還し、本然の信仰に立ち返らなければならないのです!
いのり。アージュ!
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