●はじめに
悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せて、言った、「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」(マタイ4/8~9)
サタンは、姿を露見せず、人を地獄に落とし込む、陰の支配者である。
その人間支配の方策は「偶像」崇拝に他ならない。
イエス様への三大試練で明らかなように、サタンは巨万の富と金銀財宝の力で、人類をひれ伏させ、奴隷として使役してきた歴史である。
この「拝金主義」という偶像の神から、人類を唯一絶対なる神のもとに、立ち返らせるのが、家庭連合の本来の使命だったはずである。
日本家庭連合は、その使命を果たし得たのだろうか。
以下検証したい。
●論点その一
お父様聖和後の日本家庭連合には、
そもそも「神の摂理」は存在しない。
文鮮明師は、2012年9月3日(天暦7月17日)午前1時54分、精神国際病院で、聖和された。
真の母は、神が定めた血統後継者にその使命を引き継がせ、自ら侍り母子協助すべきところを、その位置を簒奪し、我が子を荒野に追いやり、「家庭連合」統治を開始してしまったのである。
このことは、神にも、真のお父様にとっても、痛恨の極みである。
神の国は、直系男子相続なのであって、母が統治し、父の伝統をすべて破壊することなどあり得るはずもない。
したがって、現在の家庭連合本部にも、日本家庭連合には、そもそも、神の摂理的み旨というものは、存在しないのである。
●論点その2
聖書と統一原理を捨てた家庭連合に、
世界伝道の道はない。
韓国の家庭連合主催の世界会議に集まる要人達はみな、文鮮明師が血と汗と涙の開拓路程を通じ、神の摂理に同参させた、宝物である。
しかしながら、この人たちは、現在の家庭連合が、「独生女教」という異端教団に転落してしまったと、誰も知らない。
「聖書」も「統一原理」も、地に投げ捨てた家庭連合は、もはやキリスト教と絶縁し、既存の信徒のみを囲い込みながら、女性メシヤを信奉させ、「フクロウの神」に香を焚かせる、偶像崇拝教団に他ならない。
●論点その3
文國進様の本部改革を拒絶し、韓国本部の
献金至上主義を受け入れた日本家庭連合
2006年韓国財団就任から、文國進様は、最初に韓国企業体の立て直しと、韓国自体の自立経済体制の確立を促すと共に、日本でも肥大化した本部体制の人員半減を提示したのである。実に本部経費は、月間人件費だけでも数億に及ぶ。
結論をいうと、日本幹部は、文國進様の改革を拒絶してしまった。
お父様の聖和後、韓鶴子総裁の日本に対する「献金至上主義」統治の方針は変わらず、歴代日本会長は、韓国宣教本部の献金目標をそのまま、あたかも忠犬ハチ公のごとく受け入れてきたのである。
●論点その4
韓国清平の「バチカン化」は、神殿建築による
偶像支配に他ならない。
清平での聖火式は、立派なローマカトリック教会の「免罪符」である。
更に、現在、韓鶴子女史が韓国清平で進行している神殿建築は、真実の信仰で神を拝するのではなく、優美なる建築物と、偽りの聖画で、信徒の心霊を支配せんとする偶像崇拝に他ならない。この建築資金のほとんどが、日本信徒からの献金であることは明らかである。
現在の家庭連合は、プロテスタント教会が忌み嫌う、ローマカトリック教会の「偶像崇拝」路線を、模範生のごとく、そのまま継承してしまったのである。
●おわりに
人類を「拝金主義」から、真実の信仰に立ち戻らせるのが、神が家庭連合に願った使命であったはずである。
ところが、自分自身が「拝金主義」のトップランナーになったのでは、サタンの高笑いが聞こえてくる。
韓鶴子女史は、もはや摂理的使命もなく、日本家庭連合信徒から多額の献金のみを求め、結果的に、教団を破滅に導いてしまった。
ルターが行った宗教改革の論旨は、「信仰のみ」である。
献金という「行為」で、神の恩寵にあずかるのではない。
ただ、神とキリストを信ずる真実な「信仰」のみが、罪を拭い、新生に至る道なのである。
日本家庭連合は、「献金至上主義」で、信徒を偶像崇拝の罠に導き、真実の「信仰」を剥ぎ取り、まんまとサタンの軍門に降ってしまった。
今は、空虚な異邦の神に捧げる「献金」ではなく、我々の砕かれた悔い改めの「心情」を神に献祭すべき時なのである。
祈り。
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