「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載28最終回『永田正治先生選集』「信仰の熱と光」-21世紀ペンテコステ復興の時代を迎えて-

 

「信仰の熱と光」-21世紀ペンテコステ復興の時代を迎えて-

 

 

この記事は2019年4月23日配信したものです。

          明治学院内チャペルにあるパイプオルガン

 

 

 

永田正治 Masaharu  Nagata

 

 

明治学院大学は、数年前、北欧から世界最高級のパイプオルガンを導入しました。礼拝に参席し、音のすばらしさに圧倒されました。そこで感じたのは、「どうしてこんな素晴らしい霊性を表現できるキリスト教が日本で広がらないのだろうか?」ということです。パイプオルガンの音や讃美歌、聖歌の霊性はどんな宗教よりも「感化力」があるはずです。

しかしその答えは、牧師さんが説教を始めると分かります。日本の牧師のお話は、キリスト教信仰の「光」を感じさせ、穏やかな語り口は人に平安を与えてくれます。しかし、申し訳ありませんが、「熱」と言うものが、感じられません。これは私だけの感想でしょうか。讃美歌を歌い、主の祈りを唱え、聖書に基づく説教は、真理の「光」を参席した人全てにそそぎます。

しかし、真理を人から人に伝えるには、皮膚で感じる「熱」が必要です。熱がなければ伝わりません。日本においては、平安時代までの貴族中心の仏教は、多くの人に教えを伝えようとしませんでした。少数の特権階級である貴族は、自分たちだけが、み仏の「光」に照らされ成仏すればいいと思っていたのです。

しかし、鎌倉時代になり、仏教信仰は庶民が中心になりました。浄土宗、浄土真宗、そして日蓮宗などは、庶民があつい「熱」をおび、人から人に急速に伝えられました。庶民が、熱烈に「南無阿弥陀仏」と念仏を唱え、「南無妙法蓮華経」と題目を唱えました。今日、日本仏教の二大勢力は、念仏の浄土宗系教団と、題目の日蓮宗系教団です。

日本は明治期に西洋文明を導入し、キリスト教も伝来しました。強烈な西洋文明の「光」を背景に、キリスト教の「光」も受容したのです。当時、エリート、知識人を中心に急速に発展しました。ですから、日本には、クリスチャンは少なくとも、キリスト教系大学がたくさんあります。しかし、日本のキリスト教は「熱」を帯びることがありませんでした。すなわち「熱」を持つ庶民の宗教にはなれなかったのです。

反対に、韓国のキリスト教は、強烈な「熱」をおび、庶民にまで伝わり、大発展を遂げました。戦後日本は、日蓮宗系宗教である創価学会が、強烈な「熱」をおび、庶民層を基盤に、人から人へ伝わり巨大宗教を形成しました。

今、私たちサンクチュアリ教会は、文亨進二代王から聖霊の火をいただいています。原理の「光」は、聖霊の火の役事によって「熱」をおびなければなりません。伝道勝利のカギは、聖霊の火を受け、私たちが「熱」をおびていた時代を復興させ、あつい「熱」を人から人へ伝えることです。

今、アメリカの文亨進二代王を中心に、全世界的に、聖霊の火の役事が展開され、サンクチュアリ教会が、本格的に、新たな、「信仰の熱」をおびはじめました。従来からペンテコステ信仰が盛んな韓国ではすぐに「熱」をおびました。

日本は、ペンテコステ信仰は極めて脆弱です。聖霊の役事に馴染み、熱をおびるまで時間が必要です。日本は、聖霊の火の役事に対し、まず知識という「光」から入りました。今、日本も、いよいよ原理の「光」が、聖霊の火によって「熱」をおび、人から人へ、み言を伝える摂理の大転換期を迎ました。

 

 (サンクチュアリ通信12月号の記事に加筆しました)

 

●2月10日の礼拝説教の内容です。
1時間過ぎから「文亨進様」の聖霊の役事の様子の映像がございます。
そこだけでも、是非ご覧ください。

youtu.be

 

【永田正治さんのプロフィール】

1954年東京生まれ。高麗大学歴史学科卒業。崇実大学統一政策大学院修士、啓明大学日本学博士課程修了。慶州ソラボル大学勤務(1997—2007)。慶州歴史文化都市造成計画TF委員歴任。著作に『北朝鮮関連日本書籍の分析』、『徳川綱吉儒教政策』など。日本に帰国後は、信者の異宗教交流により宗教間交流の活性化をめざす「異宗教コミュニケーション」を提唱。「異宗教コミュニケーションのすすめ」、「宗教の復権と異宗教コミュニケーション」、「宗教多元主義と異宗教コミュニケーション-遠藤周作『深い河』を中心に」などがある。

 

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