「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載第9回「成約聖徒のためのヨハネの黙示録解明」第六章「四頭の馬の幻と韓国基督教指導者の背信」

第6章の表題は「四頭の馬の幻と韓国基督教指導者の背信」です。


はじめに

 前回の第五章は、「再臨主の真理解明と公式路程出発」についての預言でした。
キーワードとなる聖句は、「七つの封印を解くことができるユダ族のしし、ダビデの若枝」と、「ほふられたと見られる子羊」でした。

 文鮮明師が、真理解明を成し遂げる過程には、目に見えない内的試練と、霊界でのサタン勢力との想像を絶する闘いがあったことを「ほふられたと見える子羊」という聖句は象徴的に表現しています。

 今回解明する第六章前半に登場する「四頭の馬の幻」は、まさしく、再臨主の第一祝福勝利奉献のために克服しなければならない、サタンの実体を象徴的にみせてくれているのです。

 それでは、聖書本文の解明に入りましょう。


 

●解明01
第一の封印を解いて現れた「白い馬」

6:1小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。 6:2そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。


【白い馬】

⇒「白い馬」は一見キリストのように装って人を惑わす「偽キリスト」を意味します。ロスチャイルドのシンボルマークには「白い馬」が描かれています。この者たちは、陰で世界を支配する「金融資本勢力」です。イエスラエル建国を陰で準備したのも、この者たちであり、ユダヤ金融資本はもっとも強力な反キリスト勢力になりかねません。


⇒既成基督教会の主要な解釈は、「白い馬」は「キリスト」または「キリスト教会」の象徴として解釈しています。

 

 



●解明02
第二の封印を解いて現れた「赤い馬」


6:3
小羊が第二の封印を解いた時、第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。 6:4すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた。

 

【赤い馬】

⇒「赤い馬」は赤い色が象徴しているとおり、無神論共産主義」を示します。過去はソ連共産主義の覇権を握っていましたが、現在共産主義の盟主は、習近平中国共産党です。中国は、文化大革命で自国の人民を大量虐殺したように、現在もチベットやモンゴル、ウイグルといった周辺民族は強制収容所に収監され、武力で奴隷状態におかれています。台湾問題は、世界戦争の導火線になりかねません。

 

●解明03
第三の封印を解いて現れた「黒い馬」

 

6:5また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。 6:6すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」。

 

●【黒い馬】

⇒はかりを手にする「黒い馬」は、米国の言葉でディープステートと言います。陰の権力組織です。CIA、FBI、イギリスのMI6、イスラエルモサドなど、非合法的暴力組織を支配する権力者たちは、国民の情報を管理統制し、恐喝脅迫システムを使い、国民をすべて自らの意のままに操ろうとする天使長集団です。この黒い組織は、公的な立場を装った最も凶悪なサタン主義勢力です。

 

 

●解明04
第四の封印を解いて現れた「青白い馬」


6:7
小羊が第四の封印を解いた時、第四の生き物が「きたれ」と言う声を、わたしは聞いた。 6:8そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。

 

●【青白い馬】

⇒「青白い馬」はイスラムに代表される原理主義者です。本来アブラハムを祖とする同族の民で、唯一神ですが、イスラムでは人間は神の完全な僕の立場です。ジハード(聖戦)のための死は神に抱かれる最高の名誉とされ、女性や子供の権利の尊重が難しい社会です。

 

●解明05
「四頭の馬」の幻とは何を示しているのか。

「四頭の馬の幻」を通じ、神は何を象徴的に表現し、人類に示そうとしているのかを検討してみましょう。上記の解明は、実は、国家的・世界的段階における「四頭の馬の幻」の解き明かしを示しております。

 「四頭の馬」の幻は、サタン出現の四つの形態(パターン)を示していると考えられます。

 

 

●サタン出現四つの形態

1)宗教サタン主義
⇒「偽キリスト」「偶像崇拝」サタン主義とよぶべきものです。

2)人本サタン主義
⇒「無神論共産主義」「人本世俗主義」等、無神論的価値観です。

3)政治サタン主義
天使長がこの世の富を使い、組織支配、権力支配を通じて神の本然世界を破壊する主義です。

4)原理サタン主義
天使長がつくった原理や律法により、創造本然のアダム主義を破壊する主義です。

 

●四つの形態の出現段階

1)「第一祝福」復帰(個人的縦的八段階復帰)段階
⇒再臨主の個人的心情復帰段階

2)「第二祝福」復帰(家庭・氏族復帰)段階
⇒再臨主の真の家庭編成段階

3)「第三祝福」復帰(国家・世界復帰)段階
⇒再臨主の万物復帰段階 

 

 

●解明06
「第五の封印」殉教者たちの霊


6:9小羊が第五の封印を解いた時、神の言のゆえに、また、そのあかしを立てたために、殺された人々の霊魂が、祭壇の下にいるのを、わたしは見た。 

6:10彼らは大声で叫んで言った、「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか」。 

6:11すると、彼らのひとりびとりに白い衣が与えられ、それから、「彼らと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように」と言い渡された。


基督教世界における霊界論


 私が考察するに、基督教において、「霊界論」と呼べるものは、カトリック教会における中間待避所としての「煉獄論」だけではないかと思われます。もちろん、これには、永遠の刑罰を受ける「地獄」と、キリストとともに住まう「天国」も含みます。

 あとは、「肉身復活論」と、肉身の死を罪の刑罰と理解した「肉身永生論」しかないように思います。

 このカトリック霊界論を具体的に表現してみせたのが、ダンテの『神曲』でしょう。もちろんこれは、教義的段階で公認されたものではなく、逆に著作として神学的には異端の烙印をおされ葬られかねない試練をうけた作品です。実際、プロテスタント神学では議論の対象ではなく、その名がでることもほとんどありません。

 もうひとつの「霊界論」を代表する作品が、スェーデンボルグが書いた「天界と地獄」をはじめとする霊界探訪録の作品群です。これも、もちろん、基督教会から歓迎されるはずはなく、ほとんど教義的、神学的な議論が展開されずじまいの、不遇の身に甘んじなければならない運命でした。

 結論として、基督教会に、神学教義としての確立された「霊界論」は存在しないのです。したがって、再臨主の聖誕と統一原理の真理解明により、原理講論の「創造原理」で霊界論が明らかになるまで、待たなければならなかったといえるでしょう。

 

●【聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、わたしたちの血の報復をなさらないのですか】


⇒この聖句を如何に解釈するべきでしょうか。
 殉教者たちの願いは、神とキリストとともに、白き衣をまとい、罪のかけらもない永遠の福地に住まうことです。
 結論としてこの聖句は、再臨主の権能である、原罪清算のための「祝福式挙行」を待ち望む叫びと理解できるのです。

 

 

●【彼らと同じく殺されようとする僕仲間や兄弟たちの数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいるように


⇒第一次天宙的カナン復帰路程 14万4000人の預言なし
⇒第二次天宙的カナン復帰路程 あり(黙示録7・4)
⇒第三次天宙的カナン復帰路程 あり(黙示録14・1)

 上記の14万4000人(祝福家庭)の預言の結果から、第一次路程においては、真の父母が成立せず、かつ、韓国キリスト教指導者の背信により、殉教を覚悟するほどの篤信な信徒(祝福家庭)の数的な基礎数が整わず、イエス・キリストが霊界の殉教者の群れに「数が満ちるまで、もうしばらく休め」と語らざるを得なかったことが分かります。



●解明07
「第六の封印」韓国基督教指導者の背信

 

6:12小羊が第六の封印を解いた時、わたしが見ていると、大地震が起って、太陽は毛織の荒布のように黒くなり月は全面、血のようになり、 6:13天の星は、いちじくのまだ青い実が大風に揺られて振り落されるように、地に落ちた

 6:14天は巻物が巻かれるように消えていき、すべての山と島とはその場所から移されてしまった。 

6:15地の王たち、高官、千卒長、富める者、勇者、奴隷、自由人らはみな、ほら穴や山の岩かげに、身をかくした。

 6:16そして、山と岩とにむかって言った、「さあ、われわれをおおって、御座にいますかたの御顔と小羊の怒りとから、かくまってくれ

 6:17御怒りの大いなる日が、すでにきたのだ。だれが、その前に立つことができようか」。

 

●【太陽と月、天の星が地に落ちた】

⇒「統一原理」では、聖書に記述された日と星を父母、星を子女の象徴であるとしています。このことから、『日帝および基督教迫害時代』の日(太陽)と月は真の父母(文鮮明師と崔先吉女史)、星は再臨主を迎えるべき韓国のキリスト教(指導者)を意味しています。

 太陽が黒くなり、月が血のようになり、天の星が地に落ちるというのは、韓国のキリスト教の不信によって真の父が荒野に追われ、真の母はサタンに侵入され、韓国のキリスト教から天運と天の摂理が移されてしまうことを意味します。

 


【御怒りの大いなる日がすでにきた】

文鮮明師は「日帝及び基督教迫害時代」に5度の牢獄における艱難を受けながら精誠をつくされましたが、韓国キリスト教背信と失敗により、「第一次天宙的カナン復帰摂理」は失敗におわり、文鮮明師は1960年の御聖婚とともに新たに「第二次天宙的カナン復帰摂理」を出発されました。

⇒「世界基督教統一神霊協会統一教会)」信徒を成約聖徒(祝福家庭)と定め、本拠地をアメリカに移し世界宣教摂理を展開することになります。

 

●おわりに

 1920年の再臨主聖誕にはじまる「日帝及び基督教迫害時代」40年は、1960年に挙行される、文鮮明師と韓鶴子女史の御聖婚において、新しい摂理的段階を迎えます。

 周到に準備された韓国基督教指導者や霊通人たちの摂理を、今回は紹介できませんでしたが、またの機会に摂理史の詳細が証しされることでしょう。

 ヨハネの黙示録「四章」「五章」「六章」の預言が、再臨主の聖誕以後の再臨主の真理解明と、キリスト教指導者の背信により自ら1952年に「世界基督教統一神霊協会統一教会)」を設立し、成約選民圏を編成せざるを得なかった教会裏面史を立証するものだということを、みなさまが納得されるものと信じます。

次回・7章は、「氏族メシヤ家庭教会時代」(1960~2000)に入ります。

ここまで、配信記事をご精読賜り、心から感謝申し上げます。

祈り。アージュ

 

 

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おおくの成約聖徒に真実が届けられますように!
祈り。アージュ

 

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