「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載第8回「成約聖徒のためのヨハネの黙示録解明」第五章「再臨主の真理解明と公式路程出発」

第五章は再臨主の真理解明と公式路程出発です。

 

 

●はじめに

 第四章の主要なテーマは、「再臨主の聖誕」と、「イースターの特別告知の受諾」でありました。人類歴史は、まさに再臨主聖誕という「終末」の時を迎え、天界では神に対する頌栄と讃美の声が鳴り響いたのです。

 第五章の主要なテーマは、「再臨主の真理解明」と、「公式路程の出発」です。
1935年4月17日(数え年16歳)の「イースターの特別告知」から、1944年5月4日の第一の母となる「崔先吉女史」との聖婚までの約9年間が、真理解明の期間とみることが出来るのです。


 それでは、実際の聖書の聖句を紐解きながら、解明を進めてまいりましょう。

 

 

●解明01
七つの封印で封じてあった巻物

 

5:1わたしはまた、御座にいますかたの右の手に、巻物があるのを見た。その内側にも外側にも字が書いてあって、七つの封印で封じてあった。 

5:2また、ひとりの強い御使が、大声で、「その巻物を開き、封印をとくのにふさわしい者は、だれか」と呼ばわっているのを見た。 

5:3しかし、天にも地にも地の下にも、この巻物を開いて、それを見ることのできる者は、ひとりもいなかった。

5:4巻物を開いてそれを見るのにふさわしい者が見当らないので、わたしは激しく泣いていた。 

 

 

●【御座にいますかた】
⇒神の象徴的言葉として表現したものです。

 

●【巻物】

⇒この「巻物」は神の最終的真理としての「統一原理」のみ言を象徴的に表現したものであります。本来、イエス様の初臨において、地上でイスラエル民族がメシヤを受けいれたならば、イエス・キリストにより宣布されたであろう真理のみ言に他なりません。
 
⇒残念ながらイエス様はあからさまに真理を伝えることが出来ず、福音書のイエス様の言行録は、比喩的表現にならざるを得なかったことは、とても残念なことであります。

 

 

●解明02
七つの封印を解く、ユダ族のしし、ダビデの若枝


5:5すると、長老のひとりがわたしに言った、「泣くな。見よ、ユダ族のしし、ダビデの若枝であるかたが、勝利を得たので、その巻物を開き七つの封印を解くことができる」。

5:6わたしはまた、御座と四つの生き物との間、長老たちの間に、ほふられたとみえる小羊が立っているのを見た。それに七つの角と七つの目とがあった。これらの目は、全世界につかわされた、神の七つの霊である。 

5:7小羊は進み出て、御座にいますかたの右の手から、巻物を受けとった

5:8巻物を受けとった時、四つの生き物と二十四人の長老とは、おのおの、立琴と、香の満ちている金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖徒の祈である。 
 

 

 

●【ユダ族のしし、ダビデの若枝であるかたが、勝利を得た

 ⇒このキリストの称号にふさわしいお方こそ、1920年に韓国に聖誕された文鮮明師であります。しかし、いかに神に召命された方といえども、人間に与えられた責任分担(真理解明)を全うするために、サタンから想像を絶する試練と迫害を乗り越えなければならなかったのです。


●【その巻物を開き七つの封印を解くことができる】

⇒この聖句は、再臨主は第三アダムとして地上にこられ、真理のみ言としての統一原理(「巻物」)を解明し、再臨主が地上で走り抜かなければならない「公式路程」(封印)を完遂することを預言しております。

 

 

文鮮明師は早稲田時代、三つの聖書を読みながら真理解明に精誠をささげられました。

 

 

 

●解明03
【ほふられたと見える子羊】

⇒この聖句は文鮮明師の監獄生活の苦難を象徴的に預言しています。

◎第一次路程期間の監獄への収監は以下のとおり

1)京畿道警察部で極悪非道な拷問(抗日運動 1944・10)
2)定州郡山支署収監事件(貨幣通貨問題 1945・10)
3)大同保安署収監(密告・宗教弾圧 北朝鮮1946・8)
4)興南収容所収監(教会嫉妬・共産党 北朝鮮1948・6)
5)西大門刑務所に収監(梨花女子大事件関連)(1955・7)


●解明04
御座にいますかたの右の手から、巻物を受けとった

文鮮明師は、1935年4月17日の「イエス・キリストからのイースターの特別告知」から、1944年5月4日の第一の母となる「崔先吉女史」との聖婚までの約9年間において、真理解明を完了していたと見ることができます。

⇒「御座にいますかたの右の手から、巻物を受けとった」という聖句は、まさしく、再臨主としての最初の使命である真理解明を完了し、神からの認証を受け、真理の書を直接受け取ったと、この聖句を理解できます。

⇒残念ながら、この部分の聖句を既成キリスト教会の注解書ではどのように理解しているかを紹介しますと、「イエスが神から「審判の巻物」を受け取り、審判をこの世に実現する」という意味に解釈しているのです。

⇒実際に自筆の真理解明の書となる『原理原本』は、1951年5月11日に釜山のボンネッコルの段ボール住居小屋にて執筆開始し、ちょうど1年後の1952年5月10日に執筆完了しております。その精誠が結実として、篤信な基督教伝道師として召命され、文鮮明師の前にあらわれたのが姜賢實先生でした。

 

 

●解明05
【新しい歌】【御国の民とし祭司となさいました】

 

5:9彼らは新しい歌を歌って言った、「あなたこそは、その巻物を受けとり、封印を解くにふさわしいかたであります。あなたはほふられ、その血によって、神のために、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から人々をあがない、5:10わたしたちの神のために、彼らを御国の民とし、祭司となさいました。彼らは地上を支配するに至るでしょう」。

 

文鮮明師は、真理解明を成し遂げ、多くの基督教信徒が文師のもとに集います。初期伝道時代の特徴は、直接伝道ではなく、霊界伝道でした。李ヨハネ先生や、姜賢實先生といった初期教会時代の主要な方々は、霊的に導かれてきた聖徒でした。

「新しい歌」という聖句は、既成基督教会の聖歌や賛美歌ではなく、文鮮明師のもとに集った信徒が、あたらしい教会にふさわしい、新しい歌をうたうことを預言しています。

「御国の民とし、祭司となさいました」という聖句は、あたらしい集会ができ、新しい教会が設立されたであろうことの預言にほかなりません。集ってきた聖徒は、一人一人が祭司となるのです。ここに、将来の「氏族メシヤ教会」を読み取ることも可能でしょう。

 

●解明06
その数は万の幾万倍、千の幾千倍もあって、大声で叫んでいた、「ほふられた小羊こそは、力と、富と、知恵と、勢いと、ほまれと、栄光と、さんびとを受けるにふさわしい」

 

5:11さらに見ていると、御座と生き物と長老たちとのまわりに、多くの御使たちの声が上がるのを聞いた。その数は万の幾万倍、千の幾千倍もあって、 5:12大声で叫んでいた、「ほふられた小羊こそは、力と、富と、知恵と、勢いと、ほまれと、栄光と、さんびとを受けるにふさわしい」

5:13またわたしは、天と地、地の下と海の中にあるすべての造られたもの、そして、それらの中にあるすべてのものの言う声を聞いた、「御座にいますかたと小羊とに、さんびと、ほまれと、栄光と、権力とが、世々限りなくあるように」。

5:14四つの生き物はアァメンと唱え、長老たちはひれ伏して礼拝した。

 

文鮮明師の使命は、韓国基督教指導者を基盤に、メシヤとしての民族的・国家的基台を築き、韓国を神の祖国として復帰することにありました。まさしく「解明06」表題の聖句は、再臨主の使命成就を預言した聖句と理解できます。

⇒しかし、文鮮明師の韓国基督教基盤を中心とする摂理は、この後多くの試練をうけ、韓国基督教指導者が、文鮮明師を再臨主として受けいれることは出来ませんでした。
その預言の概要は、第六章に預言されておりますので、次回に譲らせていただきます。

 

●解明07
【七つの「教会」「封印」「ラッパ」「鉢」の原理的解明】

最初に、次のスライドを参照してください。

このスライドを、もう少し詳細に説明しますと、次のようになります。


◎七つの「教会」
⇒「天使界・万物世界創造」(準備段階)

◎七つの「封印」
⇒「第一祝福」個性完成(4~6章)
  第一次天宙的カナン復帰路程(再臨主の蕩減路程)

◎七つの「ラッパ」
⇒「第二祝福」子女繁殖(7・8章)
   第二次天宙的カナン復帰路程(主の家庭の蕩減路程)

◎七つの「鉢」 
⇒「第三祝福」万物主管(9~18章)
   第三次天宙的カナン復帰路程(万物「聖地」復帰路程)

 

 

●おわりに

 第五章を要約しますと、四章の再臨主の聖誕と、イエス・キリストからのイースターの特別告知受諾につづき、第五章の主題は、再臨主の真理解明となります。

 実際、文鮮明師は、15歳(数え年16歳)のイースターの特別告知以降、1944年の崔先吉女史との聖婚までの時期(約9年間)に、真理解明を終了していたのです。とりわけ、その中の主要な時期が東京の早稲田留学時代であったわけです。

 早稲田時代、常に文鮮明師の机の上には、韓国語の聖書、英語の聖書、日本語の聖書(文語訳)がならび、何れも赤ペンでびっしり線が引かれていたといいます。

 最後の5章11節~14節の聖句は、第一次天宙的カナン復帰摂理が勝利的に成就し、1960年までに、韓国を中心とした民族的・国家的基盤が造成される預言とみることができるのです。

 しかし、第六章は、第五章の歓喜と讃美の雰囲気から一変します。
 第六章は「四つの馬」と「韓国基督教指導者の背信と題して解明します。

祈り。アージュ


 

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おおくの成約聖徒に真実が届けられますように!
祈り。アージュ

 

 

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