「真の父母様は、すでに人類のための遺言を準備し、残しました。一生に6、7度も生死の境を行き来する獄苦を経ながら勝利し、準備した遺言です。永遠な人類の教材教本として、8種類の本を残しました。冊数としては一千冊を超える分量です。『文鮮明先生御言選集』『原理講論』『天聖経』『家庭盟誓』『平和神経』『天国を開く門、真の家庭』『平和の主人、血統の主人』『世界経典』、以上の8種類の書籍です。これらの教本は、皆様が霊界に入っていっても読み、勉強しなければならない本です。決して人間の頭脳から出てきた言葉や教えではありません。天がかわいそうな人類を救援するために下さった、天道を教える教材教本だからです。」
(天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会「2010年7月」)
●はじめに
前回の『韓鶴子女史の御言選集594~615改竄(かいざん)事件』は、「韓国家庭連合本部(韓鶴子派)」と「三男派」との仁義なき戦い(内部抗争)に発展します。
しかし、日本家庭連合の信徒は、お隣の韓国本部で、血みどろの内部抗争をしていることを、まったく知らず、しあわせな日々をすごしていました。
文鮮明師の「聖和」とともに、突然発表された、「天一国経典(三巻本)」の発刊は、実は、『韓鶴子女史の御言選集594~615改竄(かいざん)事件』による「韓国家庭連合本部(韓鶴子派)」と「三男派」との骨肉の争いを解決するために、家庭連合本部が仕掛けた、起死回生の「ウルトラC」であったのです。
以下で、その真相を明らかにします。
●1)文鮮明師は「八大教材教本」を
直すなと警告された。
冒頭の、「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」のみ言から明白ですが、文鮮明師は「八大教材教本」を遺言書として残すように指示しました。
更に、次のように定められたみ言を直してはいけないと警告しています。
「直したら、あの世に行って、万民の前に審判を受ける、讒訴に引っかかるというのです。だからむやみに手を付けてはいけません」
(『文鮮明先生御言選集』493巻287P 2005年4月26日)
●2)家庭連合の経典編纂(へんさん)
表向きの理由
●理由その1
「お父様のみ言葉は精製されていない原石であり、それを磨き上げるために天聖経を整理整頓するのだ」(韓鶴子女史の発言)
●理由その2
「お父様の八大教材教本には重複しているところもある」
●理由その3
「長く時間が経ったので適切でない部分もある」
●理由その4
「八大教材教本制定以後に語られた貴い御言もあるので、新しく編纂しなければならない」
●理由その5(可知講師・真の父母様を中心とする現代摂理)
「八大教材教本を中心に「基元節」までに実体的な神の国を建設するはずでしたが、それができませんでした。「2020年までに天の国を復帰する新しい摂理」を出発するために新しい御言が必要になりました」
●3)上記理由への反論
しかし、上記理由は、御言改ざんの決定的な動機とはなり得ません。
なぜなら、通常は「八大教材教本」を保持した上で、「追補版・解説版」を準備し、「新しい御言」を編集するのが通常の対処法だからです。
文鮮明師の警告があり、明らかに後世に非難されるリスクを犯してでも韓鶴子女史が、「八大教材教本」を破棄して、御言改ざんを断行しなければならなかった真の理由は何でしょうか。
それを以下に解説します。
●4)「聖典三部経」編纂の真の理由。
1)2012年4月の韓鶴子女史と金孝律氏により断行された『韓鶴子女史の御言選集594~615改竄(かいざん)事件』。実はこの事件は、「顕進様グループ(三男派)」から、証拠資料も提示された猛烈な抗議を受け、「韓国家庭連合本部」は決定的な窮地に陥ります。
2)家庭連合は報復措置として、2012年4月14日に郭錠煥氏を、偽証容疑(ヨイド裁判の)でソウル西部地方検察庁に告発しました。
3)その後文鮮明師の容態が急変し入院したことにより、つかの間の三男派との休戦期間中に、韓鶴子女史は、8月23日決定的な最終決断を下します。それが聖典「三部経」の編纂です。
4)この「天一国経典(三部経)」編纂委員長は、金栄輝氏です。韓鶴子総裁の家庭連合統治の片棒を担いだことになり、お父様の遺言であるみ言を改ざんした罪は計り知れません。
5)これは、「顕進様グループ(三男派)」からの攻撃で、その権威が地に墜ちた「家庭連合と韓鶴子女史」の、小悪『韓鶴子女史の御言選集594~615改竄(かいざん)事件』を大悪『八大教材教本廃止、天一国経典発刊』実施で隠蔽する「起死回生」捨て身の反転攻勢策であったのです。
6)一般信徒は「小悪」には気が付きますが、余りにも規模が大きい「大悪」には気づかないのです。それを家庭連合は、平然と、かつ大胆にもやってのけたのです。
7)更に、「天聖経」では各所に存在する「韓鶴子女史と幹部による家庭連合統治」に障害となる「御言」を徹底的に削除することを決定し、「父母経」では、文鮮明師の業績と対等以上に韓鶴子女史の業績を信徒に印象づける工作を行う覚悟を決めたのです。
●おわりに
イスラム教では、「コーラン」はアラビア語以外で翻訳出版することを認めておらず、聖典の改ざんは死罪にあたります。ましてや、天宙的な価値を有する「再臨主」聖典に対する改ざんはどれほどの罪になるでしょうか。
家庭連合は、韓鶴子女史を再臨主と同等の価値(神)に祭り上げた上で、堂々と韓鶴子女史と幹部に都合の悪い部分を削除し、聖典を毀損(きそん)したのです。
それも、天の理由によらず地の理由により行われた事はあまりにも明白です。
もはや、「家庭連合」に神も文鮮明師も臨在されぬ事はこの一時で立証されて余りあるのです。
一刻も早く、家庭連合信徒の皆様が、この事実を悟り、本来の道に復帰される事を切に祈ります。
祈り。アージュ。
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