Phil K
●『三代を通じた延長摂理』
動画(17分16秒)は以下より。
●以下はテキストです。
創世記のアダムは、責任分担に失敗して堕落したために、アダムの使命に失敗しました。イエス様は後のアダムとして来られました。
後のアダムという言葉は、第1のアダムが失敗したことを再び取り戻し、本来の計画どおり、成功に導かなければならない責任があるからです。しかし、イエス様は、霊的救いの道を開いてくださいましたが、アダムの目的を成就することができず、再臨を約束していかれました。
真のお父様は第3のアダムとして来られました。
第3のアダムの使命は、アダムとイエス様の立場に戻り、成し遂げることができなかった神様の創造目的を成就させることです。
堕落とは何でしょうか?
アダムの新婦であるエバがサタンの誘惑を受け、不倫を犯してサタンの夫人となりました。アダムがエバを守ることができず、サタンに奪われてしまったのです。
それだけでなく、アダムが堕落したエバと夫婦になることによって、堕落した父母になりました。それで、神様の愛(絶対性)を失ってしまい、偽りの愛を行って偽りの夫婦、偽りの父母になったのです。したがって、あらゆる人間の子孫は、堕落した父母を通して原罪を受け継ぎ、堕落性をもつようになりました。
こうして被造世界の主人は、神様ではなくサタンがなったのです。アダムとエバの堕落が人類全体の堕落という結果になりました。
神様は、人間を創造されたのち、三つの祝福を下さいました。
生めよ、ふえよ、万物を主管せよ。
創世記 1:28
神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。
これは、人格完成を成したのち、家庭をつくって全地球に満ち溢れなさい。そして、宇宙の主人になりなさいというみ言です。
しかし、堕落することによって、アダムとエバは、偽りの家庭をつくり、主人の資格をサタンに奪われました。サタンが万物の主管権をもつようになったのです。
聖書では、サタンが世の王だとあります。
ですから、メシアの使命は、サタンの奪われたあらゆるものを、再び回復することです。すなわち、メシアは、失ってしまった創造目的を実現するために、神様から来られるのです。ですから、メシアは堕落世界を通して来られる方ではありません。
メシアは、神様の血統をもって来られる方です。
神様は後のアダムとしてイエス様を送られました。
イエス様は、サタンに奪われたものを回復するために訪ねてこられましたが、選民のイスラエルは、主人が分かりませんでした。イスラエルは、イエス様の救いの摂理にことごとく反対し、迫害し、結局、十字架に引っ張っていって殺害しました。
サタンは力でイエス様を十字架に追いやりましたが、イエス様はサタンに屈服しませんでした。
ですから、サタンができることは、迫害して十字架に追いやることまでです。イエス様はサタンに勝利され、霊的救いの道を開きました。そして、再び来てすべてのことを回復することを約束して昇天されたのです。したがって、イエス様を信じれば、彼によって霊的な救いを得ることができます。
これがクリスチャンの信仰です。
─ ✞ ─
神様は約束どおり再臨のメシアを送られました。第3アダムであるメシアが来られて果たさなければならない使命は、やはりアダムの失敗を回復することです。
再臨のメシアは、長子権復帰、父母権復帰、王権復帰の使命のために来られます。これをキリスト教式に表現して言えば、サタン屈服、家庭完成、天国創建です。これは、サタンに奪われた三大祝福を再び取り戻して実現することです。
第1に、長子権復帰は、アダムの立場であるアベルが、サタンの立場であるカインを屈服させることです。
カインはアベルを力で打ち殺しましたが、アベルはカインを愛で従順屈服させなければなりません。それでイエス様は、怨讐を愛しなさいと語られたのです。真のお父様は、サタンを真理と愛で屈服させました。
第2に、エバを取り戻してこなければなりません。
再臨のメシアは、サタン世界から新婦を取り戻して、その人と真の家庭をつくらなければならないのです。聖書では、これを小羊の婚宴といいます。真のお父様は、韓鶴子夫人を真の母に立てて真の父母になられ、真の子女をお生みになりました。そして、祝福を通して堕落人類の原罪を清算してくださいました。
祝福は、堕落人間が聖酒を通してメシアの血統を伝授される儀式として、メシアと一つになるものです。ですから、祝福行事は、堕落人間がメシアの子女として重生し、家庭をつくる儀式なのです。これが聖書のみ言にある接ぎ木の役事であり、再び生まれることです。
ですから、救いとは、信仰だけでなされるものではありません。そして、伝道や献金だけでなされるものでもないのです。信仰や伝道は、神様の愛を受けることができる条件にはなりますが、それによって原罪から解放されることはありません。メシア、真の父母と出会い、神様の血統を伝授される祝福を通して原罪が清算されるようになるのです。
イエス様も、弟子たちにぶどう酒とパンをくださり、ご自身の血と肉だと言われました。(コリントⅠ11:23-27)この意味は、私の血と肉を受けて、私と一つになりなさいというみ言です。
第3に、世の王であるサタンを追い出し、神様の国と王権を取り戻さなければなりません。サタンを屈服させるのは、神様の権能だけによるものではありません。メシアの能力によってサタンを屈服させ、神様の王国を創建されるのです。
それでメシアは、王の王として来られるのです。真のお父様は、神様の地上天国、すなわち天一国の創建を宣布されました。
メシアは、必ずサタン世界からエバを取り戻してこなければならない使命があります。アダムがエバを失ってしまったので、メシアはエバを取り戻してこなければならないのです。
真のお父様は、韓鶴子夫人を真の母の位置に立てられました。韓鶴子夫人は、サタン世界から取り戻した新婦でした。韓氏オモニもまた、エデンの園のエバのように、責任分担を通して勝利しなければなりませんでした。そうしてこそ真の母として完成するのです。
完成したアダムとエバが真の父母様完成祝福式を挙げなければなりません。
基元節には、真の父母様の完成祝福式、すなわち神様の結婚式を挙行しなければなりませんでした。基元節は、天一国が創建され出発する日です。
韓氏オモニは、第3のエバとして、エデンの園のエバの堕落を蕩減復帰しなければならない使命がありました。エバとして完成するためには、必ずサタンの誘惑に勝利しなければならない条件があるのです。しかし、韓氏オモニは、最後の完成段階を前にしてサタンの誘惑を受け、再び堕落しました。
エデンの園でのエバの堕落が再現されたのです。
それで、真のお父様は、韓氏オモニを通した父母権復帰を成し遂げることができませんでした。
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真のお父様は、基元節を首を長くして待ち望まれましたが、基元節を前にして問題が生じたのです。
真のお父様が突然、聖和された理由は、健康上の理由ではありません。事故でもありません。
韓氏オモニの堕落によって基元節を勝利的に迎えることができない、そのような立場になられたからです。
エバが完成できなかったため、真の父母様の完成祝福式が不可能な状態になりました。それで、真のお父様は、基元節を前にして聖和されたのです。
真のお父様は、聖和の前に後継者と三大王権を宣布されました。
韓氏オモニの使命は、真のお父様が立てられた後継者を前に立てて証することだったのです。真のお父様の代身者、相続者、後継者を中心に、基元節を勝利しなければなりませんでした。
しかし、堕落した韓氏オモニは、自分が基元節の主人になりました。
基元節の行事が韓氏オモニの女性皇帝登極式に変質したのです。真のお父様の血統、代身者、相続者を追い出し、自分が後継権を奪いました。そして、メシア、天の血統、真のお父様のアイデンティティを否定し、自らを独生女として高めました。
ですから、2013基元節は失敗し、韓氏オモニはバビロンの淫婦となり、天宙的堕落をしたのです。韓氏オモニは自ら真の母の位置を離れました。
こうして真の父母様の最終一体は失敗し、真の母の位置は空席となりました。
しかし、韓氏オモニが失敗したからといって、再臨のメシアの摂理が失敗に終わるのではありません。韓氏オモニの失敗によって、真のお父様の父母権復帰が完全に失敗したのではないのです。単に失敗した韓氏オモニ自身が真の母の位置から脱落しただけです。
ですから、父母権復帰を勝利するためには、新しい母がいなければなりません。韓氏オモニが失敗したので、空席となった真の母の位置に新しい新婦を立てなければなりません。
ですから、真のお父様は、霊界から新しい新婦を探し立てざるを得なくなられたのです。真のお父様は、117歳まで生きると語られましたが、韓氏オモニの失敗によって突然、霊界に行かれるようになりました。
真のお父様はメシアとして使命を完遂するために、ご自身の計画と決定によって霊界に行かれたのです。
ひとえに、韓氏オモニが使命に失敗したため、新しい母を探し立てるために霊界に行かれたのです。真のお父様の聖和直前の行跡を見れば、生涯を整理され、聖和を準備されたことが分かります。
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真のお父様は、霊界から2代王様を通して康賢實様を新しい新婦として迎え、完成祝福式をされました。そして、聖殿食口たちに生命の書入籍祝福式を施してくださいました。
こうして長子権復帰、父母権復帰、王権復帰がすべて完璧に成し遂げられました。言い換えれば、サタン屈服、家庭完成、地上天国建設の路程で勝利されたのです。天一国2代王様によって基元節が宣布され、メシアのあらゆる摂理が勝利的に奉献されました。
家庭連合と家庭平和協会では、真のお父様と康賢實オモニの完成祝福式に対して破倫だと非難しています。息子が霊界にいらっしゃる父と生きている母を勝手に離婚させ、母を変えて結婚式を挙げるというのは、到底容認できない不孝だ!このように主張します。
皆さん、世の中のことであれば、そのように見ることができます。しかし、これは復帰摂理の目で見なければなりません。文亨進様が怒り、気分を害してそのようなことをしたと見るのは、極めて一次元的な視角です。復帰摂理は、人倫に従って動くのではなく、天倫のみ旨に合わせる摂理です。皆さんの狭い目で、メシアの後継者に世の中の物差しを、むやみに突きつけないでください。
韓氏オモニの天宙的堕落とは何ですか?
天宙的堕落という言葉は、何にでも使う言葉ではありません。天宙的堕落とは、神様の摂理に異常が生じ、その結果が人類と歴史に及ぶようになる堕落を意味します。
エデンの園のエバの堕落が天宙的堕落です。
そして、韓氏オモニの堕落が天宙的堕落です。
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真のお父様は、三次アダムとして来られ、長子権復帰、父母権復帰、王権復帰を勝利されました。ただ、韓氏オモニの天宙的堕落によって、真の母の位置が空席になったため、真の父母様完成祝福式を奉献するため、新しい新婦を再び取り戻すために霊界に行かれたのです。
真のお父様は、聖和の前に「すべて成し遂げた。すべて成し遂げた」と祈られました。これは、真のお父様と韓氏オモニの真の父母様摂理が完成したという意味ではありません。
最後の祈祷の意味は、
第1に、カインとアベルが人類歴史上、初めて一つになった。
第2に、三大王権が勝利的に立てられたことによって、再臨のメシアの摂理が成し遂げられる土台が立てられた。
このような意味です。
このように、真のお父様は、延長された摂理を通して真の母を取り戻し、真の父母様完成祝福式、すなわち神様の結婚式を奉献することができるようになられました。
イエス様も十字架で亡くなられる前に「成し遂げられた」と語って昇天されました。(ヨハネ福音書19/30)その意味は、霊的救いの道を勝利的に立てたというみ言です。そして、再び来られてメシアの摂理を完成できるよう、再臨の道を開いたというみ言なのです。
真のお父様は、三大王権の延長摂理を通して、創造本然のアダムの使命をすべて勝利されました。しかし、地を代表する韓氏オモニの堕落によって、人類は必ず蕩減を払わなければなりません。もし韓氏オモニの天宙的堕落がなかったなら、平和の中で地上天国が到来できました。
しかし、天宙的堕落によって、審判を経て初めて地上天国が到来できるのです。
─ ✞ ─
現在、サタン集団がすべて上がってきて勢力を集め、人類を滅亡に導いています。世界の超大国アメリカ、ロシア、ウクライナ、ヨーロッパ連合、中国の葛藤と緊張が爆発水位まで上昇してきています。いつどこで核戦争が勃発するかわからない危機に(世界が)覆われているのです。
これは神様の王国建設を妨害しようとするサタンの最後の発悪です。
多くの犠牲があるかもしれませんが、真のお父様が勝利されたので、サタン世界は必ず滅亡するでしょう。審判期を経ながら、人間の責任によって、犠牲が大きくもなり得ますし、小さくもなり得ますが、天一国は必ず到来します。
今こそ深く悔い改め、神様の栄光と権能が現れるように祈らなければならない時です。
ありがとうございました。
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