Phil K
●『天の血統』
動画(22分24秒)は以下から。
●以下はテキストです。
こんにちは。世界平和統一聖殿です。
きょうの映像の題目は「天の血統」です。
後継者文亨進様は、韓氏オモニが天宙的堕落をしたと宣言されました。
家庭連合では、大げさに驚き、教団全体が敏感に反応し、反対に文亨進様に対して、「親不孝者であり後継者の資格もない」と非難しています。
「真のお母様は、亨進様が指導者として、さらに成長することを願われたのに、それに耐えられず、み言に従わずに飛び出していった」と言います。そして、「実の母親であり、勝利された真のお母様に暴言を吐いている」と非難しています。
それで、きょうはこの問題についてお話しようと思います。
─ ✞ ─
皆さん、文亨進様が語られた審判のみ言は、根拠のないみ言ではありません。
それは、韓氏オモニが真のご父母様の家庭の四位基台を破壊したからです。
原理講論を開いてみてください。四位基台を見てみましょう。
〔四位基台は、創造目的を完成した善の根本的な基台でもあるので、神が運行できるすべての存在と、またそれらが存在するための、すべての力の根本的な基台ともなる。したがって、四位基台は、神の永遠なる創造目的となるのである。
神の二性性相が、各々その実体対象に分立された主体と対象において、その対象が主体に対応して相対基準を造成すれば、その対象は主体を中心としてお互いに授ける力(遠心力)と、受ける力(求心力)とを交換しあって授受作用をするようになる。このように、主体と対象とが授受作用をするようになれば、その対象は主体を中心として互いに回転して、円形運動をするようになるから合性一体化する。また、これと同一なる原理によって、その主体は神の対象となり、神を中心として回転して神と合性一体化し、また、その対象が、このような主体と合性一体化するようになるとき、初めてその合性体は、神の二性性相に似た実体対象となる。このように、その対象は、その主体と合性一体化することによって、初めて神の対象となることができるのである。〕
このように、対象が主体と合性一体化するとき、初めて神様の対象になると規定されています。
家庭連合では、真のお父様の聖和後に、韓氏オモニが真の母の位置から離脱しているという事実を、認識している人たちが大勢います。それが正に独生女宣言です。
しかし、家庭連合では、たとえ韓氏オモニに逸脱行動が見えたとしても、それは大きな問題ではないと考えています。なぜなら、「韓鶴子オモニは完成したエバであり、真の父母は一つだ!」このような論理にとらわれているからです。
それで、「真の母を不信しては絶対にいけない!」このように教育しています。
実際、彼らは、「完成」という言葉の意味も分からず、「一つ」という言葉の意味も分かっていないのです。不思議ですね? 難しい言葉ではないのに。世の中の誰もがみな知っている単語なのに……。家庭連合だけが歪曲して使用しています。
家庭連合では、「無条件服従!、無条件忠誠!」これだけが正しい信仰だと教えています。皆さん、完成の意味は何ですか?一度完成すれば、永遠の完成ですか?違います。そのようなものはありません。
完成とは「あることをすべて成し遂げて完全な状態に至ること」を意味します。ですから、完成はその完全な状態から変らないものを言います。私たちが完成した製品だと言うとき、製品の機能に異常が発見されたり、形や色が変れば、それは完成した製品ではないですね。
欠陥があるので返品処理しなければなりません。
完成した状態が維持されなければ完成ではありません。偽物です。
同じように、人格が完成したと言いながら、人格が変れば完成した人格ではないのです。「完成したエバ」だと言うなら、完成したのち、エバの位置と行動が変ってはいけません。真のお父様が聖和されたからといって、自身が主体になろうとしてはいけないのです。それは完成ではなく変質と言うのです。
一体の意味も同じです。
夫婦一体という意味は何ですか?
夫と妻が同一だ…このような意味ではありません。
夫と妻が、互いに尊重し、愛し、仲睦まじい家庭をつくることです。
つまり、主体と対象が一体だというのは、対象が主体の意志に従うという意味です。
例えば、私がみ旨と一体を成したというとき、私がすなわちみ旨だ…これではいけないですね。私がみ旨に従うという意味です。
み言と一体になった…という意味は、み言に従う…このような言葉です。
ところが、私がすなわちみ言だ…と言えば、それはみ言と一体になったのではなく、み言を背信したのです。
サタンになるということです。
この程度のことは、誰でもよく知っています。
家庭連合の食口たちだけが、愚かな人のように、このような戯言(たわごと)に盲目的に従っています。
韓鶴子婦人が真の母として対象の位置を離れたことは明らかです。
彼女の言行を見れば、誰でも簡単に分かるでしょう。
“キリスト教2000年の歴史は、正に私、独生女を探しもとめてくる基盤だった。”
“私は6000年目に原罪のない血統として生まれた。しかし、お父様は原罪と共に出生した。”
“原罪をもって生まれたお父様は、原罪なく地上に生まれた独生女に出会って原罪が清算された。”
“お父様は独生女に出会って聖婚したから真の父母の位置に進んでいくようになったのだ!”
韓鶴子婦人は、主体である真のお父様を否定し、自身が主体だと主張しています。真のご父母様の四位基台の中で主体が二人になれば、どうなりますか? 互いに反発します。
電気も+と+は互いに反発します。+と-が出会ってこそ、力も得て、光も得て、熱が生じます。+と+は互いに合性一体化を成し遂げることができません。
ところが、韓鶴子婦人は、主体である真のお父様を否定し、自身が主体だと主張しました。
真のご父母様の家庭の中に主体が二人になれば、四位基台は成立しません。
ですから、真のご父母様の家庭の四位基台を破壊したのです。
原理では、主体と対象が合性一体化するとき、神様の実体対象になるとしています。しかし、対象が他の主体になれば、合性一体化は壊れ、四位基台は成し遂げられません。
四位基台が壊れたということは、神様の対象になることができないという意味です。
つまり、真のご父母様の家庭の四位基台の中に神様が臨在できない状態になったということです。
神様の創造目的が成し遂げられなくなったのです。
─ ✞ ─
真のお父様は、主体として天を代表して来られた方であり、韓鶴子婦人は対象として人類を代表する位置にあります。
ですから、韓鶴子婦人の失敗は、個人の失敗だけで終わらないのです。
韓鶴子婦人の裏切りと堕落によって、人類全体が天に逆らい、堕落した立場に置かれるようになりました。
これを天宙的堕落と言います。
分かりますか?なぜ天宙的堕落になるのか…
皆さんは、「ああ、お母様がお父様の聖和後に少しずれているが、何、真の父母なので大丈夫だろう~」このように考えるかもしれませんが、真の母の位置にいる女性の裏切りは、個人の裏切りに留まらないのです。
人類を神様から離れさせるという結果になったのです。
それだけでなく、韓鶴子婦人は、唯一神の神様を否定し、天の父母様という二神論を主張しました。
自分自らを母なる神だと称し、女性メシア、独生女を宣布したのです。
このように韓鶴子婦人は、神様と真のお父様を捨て、サタンと一つになることによってバビロンの門を開け放ちました。
真のお父様に屈服していたサタンが、再び世の中に出てきて王の振る舞いをし、人類を破滅の道へと率いているのです。
したがって人類は、天宙的審判を避けることができなくなりました。
─ ✞ ─
皆さんが「私は真のお父様を背信していない」と抗議しても仕方がありません。祝福家庭とは何ですか?真のご父母様を通してサタンの血統から神様の血統に重生された家庭です。
しかし、家庭連合の基元節で、神様の仮面を被ったサタンが与える偽りの聖酒を飲みました。
神様の血統、三大王権が離れたのに、女性がどうして聖酒をつくることができるでしょうか?聖酒には神様の種が入らなければなりません。血統がつながっていなければならないのです。
ですから、聖酒は、真のお父様が許諾された代身者、後継者だけがつくることができるのです。
たとえ韓鶴子婦人が女性メシアだとしても不可能です。女性は血統の種がありません。もし聖酒に血統の種が入っていれば、それはサタンの種です。
したがって、祝福家庭は、再びサタンの血統に戻る逆血統転換がなされたのです。祝福家庭が再びサタンの血統に戻ったという意味です。
否定したいと思うかもしれませんが、事実なのでどうしようもありません。
文亨進様は、2015年の「沈黙を破って」のみ言以降、「審判が来る」ことを警告しました。家庭連合はあざ笑いましたが、世界は今、審判期に入りました。
世界は暗闇に向かって突き進んでいます。誰も審判を避けることはできないでしょう。
しかし、感謝なことに、勝利したカイン・アベルと三大王権が天正宮を離れ、サタンを分立されました。
代身者文亨進様は、荒野で命懸けの祈祷と精誠を通して、真のお父様の実体をまとわれるようになったのです。
そして、康賢實会長を、空席になっていた真の母の位置に立てられました。
真のお父様があれほど待ち望まれた真の父母天宙完成祝福式を、勝利をもって神様に奉献されました。
そうすることで、神様を中心に主体の真のお父様、対象の康賢實真のお母様、勝利したカイン・アベルによる四位基台が完成したのです。
失われた真のご父母様の家庭の四位基台が勝利的に立てられました。
人類の前に完成した理想家庭として、地上に神様が臨在される基盤が立てられたのです。
四位基台の完成によって、神様の愛と権能が地上に役事できるようになりました。
ですから、天一国は必ず実現されます。
韓鶴子婦人の天宙的堕落がなかったならば、祝福の中で天一国が訪れたはずでした。
しかし、天宙的堕落によって、審判を通して天一国が訪れることになったのです。
今、テネシーに清平が再び立てられています。
三大王権を通して天一国がテネシーから再び出発します。
─ ✞ ─
皆さんの目には、テネシー清平が取るに足らず、みすぼらしく見えますか? 神様の目には、外形的なものは重要ではありません。
釜山のポムネッコルの土塀の家と草創期の清平の天幕は、神様の愛と希望が込められていた所です。神様の大いなる役事が共にあった所です。
神様は、草創期の心情で、大いなる愛で、テネシー清平において新しい役事を出発されました。
皆さん、冬の冷たい土の中で、春を待つ種を見てください。あまりに小さくて取るに足らず、みすぼらしく見えても、種は生命力をもっています。冬の凍った土の中で、生命力を放棄しなければ、寒さに打ち勝ち、春になれば芽が出ます。
土の中に深く根を下ろし、枝は力強く空に伸びていきます。枝々に花が咲き、おいしそうな実も結びます。
しかし、いくら巨大な木でも、根が腐れば、生命力を失って倒れます。
ですから、外形が重要なのではありません。生命力が重要なのです!
神様が下さった生命力をもったのか、失ったのかが重要なのです!
テネシー清平で神様と真のご父母様の役事が大きく起こっています。
真のお父様を異端として反対していたキリスト教の人たちが、文亨進様を歓迎し、サンクチュアリ教会を訪ねてきています。
アメリカのバプテスト教会がテネシー清平開発を協助しています。
韓鶴子婦人の天宙的堕落によって、審判は避けられなくなりましたが、カイン・アベルと三大王権の勝利により、失われた四位基台を取り戻して完成されました。
神様と真のお父様が三大王権と共にいらっしゃるので、み旨は必ず成し遂げられます。
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重要なことは何ですか?
誰が再臨のメシア、救世主、真のご父母様の印を受けたのか?
誰が天の血統と伝統を守るのか?
家庭連合の牧会者の皆さん、聞いていますか?
原理に精通していると誇る元老牧会者の皆さん、晩年に恥ずかしくないですか?
統一神学を捨て、独生女を説破する詐欺神学者たち、恥ずかしくないのですか?
イスカリオテのユダの道を行っているのに、後悔しない自信がありますか?
家庭連合では、牧会者たちが食口を熱心に取り締まっているそうです…
「ユーチューブは絶対に見てはいけない!!!ユーチューブはすべて嘘だ!!!騙されてはいけない!!!サンクチュアリの食口にも絶対に会ってはいけない。連絡が来たら教会長に報告しなさい!」
いや~、まったく!このようにサンクチュアリの食口たちをあまりにも恐れています。取って食べたりしません!
答えてください!
家庭連合の食口はみな鶏ですか? 鶏小屋の中に閉じ込めて、外に出てはいけない~~~!!
鶏小屋の中で与えられる餌だけを食べ、一生懸命に卵を産みなさい!!ということですか?
自由民主主義の世の中であるにもかかわらず……監視体制ですか?
いっそ食口の家にCCTVを設置してください!
真理のみ言で食口を霊的に成長させるのではなく、飼育するシステムですか?
私たちは21世紀の自由民主主義社会で生きている自由人なのに…
誰もが自由に情報に接し、良心と分別力で判断し、自由に行動してこそ、信仰者ではないですか?
数十年間、原理とみ言を通して成長した人たちが、監視体制で飼育されなければならないのですか?
無条件に命令に従ってこそ、天国に行くと教えているのですか?
そうだとすれば、皆さんは信仰者ではなく、飼育される鶏に過ぎません。
数年前から、何度も天主会(天一国主人の会)主催で、家庭連合と家庭平和協会、そしてサンクチュアリ教会が討論会をもちました。
各団体が摂理的な立場を明らかにし、質疑応答を通して統合の機会を模索する行事でした。
しかし、家庭連合は参席すると約束しておいて、理由なく不参加で抜けました。
討論会は、家庭平和協会とサンクチュアリ教会の代表だけが参席しました。関心のある人たちが討論会を見守り、家庭連合が不参加であることをとても残念がりました。
このような討論会を通して、現在の統一家内外で起きている状況を、正しく悟ることができるよい機会になったのに…、家庭連合の食口たちは、このようなことがあったことすら知らなかったではないですか?
説教の壇上では、牧会者たちが「なに、出ていった息子が親不孝だ!破倫だ! 非原理的集団だ!お母様の心情があまりにも痛ましい!気の毒だ!」
忠臣であるかのように、正しい信仰者であるかのように仮面を被っています。
しかし、いざ「公開して食口たちの前で討論しよう」と言うと、素早くみな隠れたではないですか?
家庭連合の食口の皆さん!目を閉じ、耳を塞いで生きていらっしゃるのですが…
それが氏族メシアの信仰ですか?
なんとまあ、子供でも、皆さんのように、判断力と決定力を他人に任せて生きていません。飼育場の中で暮らせば、不安になることもなく、保護されると感じるのですか?
牧会者が代わりに考えてくれ、代わりに判断してくれ、行動もすべて指導してくれるので安心ですか?
それは奴隷の生き様なのに… 飼育される生活に満足しているのですか?
真のお父様は、氏族メシアになりなさいと教えられました。牧会者の飼育を受けなさいと教えられましたか?
み言を通して皆さんをサタンの奴隷から解放、釈放させたのではないですか?
神様は人間に自由を与えてくださり、サタンは人間に恐怖心と服従心を与えました。
最後に、家庭連合の食口の方々に真のお父様のみ言を紹介します。
皆さんもよくご存知だと思いますが、このみ言は、真のお父様が聖和前にとても強調されたみ言です。
血統の重要性
それでは、アダムとエバの堕落以来、歴史を通して神様にとって最も胸痛い恨として残されてきたものが何か、御存じですか?天の血統圏を失ってしまい、兄弟圏と所有権まで失ってしまった事件です。
生命より貴く、愛よりも重要なものが血統です。これらのうち、生命がなくてもできず、愛がなくても血統は創造されません。愛、生命、血統のうち、その実りが血統だということです。
神様の血統の中には、真の愛の種が入っていて、真の生命の体が生きています。したがって、この血統と連結されれば、神様が理想とされた理想人間、すなわち人格完成も可能であり、理想家庭も生まれるのであり、さらには、神様の祖国、理想国家も出現するのです。平和理想世界王国はこのように創建されるのです。
血統の重要性は、いくら強調しても足りないということを、皆様も肝に銘じなければなりません。
このみ言は、真のお父様の遺言のようなみ言なので、誰もが心の中に銘じるものと思ったのですが…
今見ると、皆さんは神様の血統を捨てましたね。
真のお父様があれほど念を押されたみ言なのに…
静かに、自らを振り返る時間をもつことを願います。
ありがとうございました。
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