「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

無惨な田中富広会長記者会見。(3回連載その2)

会見冒頭に映し出された、松濤本部礼拝堂に単独で設置された玉座写真(ニコニコ動画から)

 


はじめに


 今回の田中富広会長の記者会見は、日本家庭連合の起死回生のために、神が与え給うた千載一遇の舞台だったのだが、それをみすみす逃してしまった。

 摂理的「天運」は、主(文鮮明師)からしか訪れない。

 再臨主として文鮮明師の人類歴史上不動の勝利圏を証しせずに、この記者会見に何の意味を見いだせるであろうか。

 しかし、現実には、田中会長の記者会見から、文鮮明師を証しするただの一言の「ことば」もなかったのである。

 これでは、神は、日本家庭連合をいかなる手段でも救済することができない。

 約十万人と説明されていた日本の一般信徒であるが、その一般信徒の永遠の生命を、田中会長と松濤本部の幹部たちは、むぞうさに投げ捨ててしまったのである。

 今回(第2回目)は、家庭連合がなぜ、再臨主文鮮明師を教団として背信してしまったのか、その概略を説明することとしたい。



●論点1
松濤本部礼拝堂に設置されていた「単独玉座」の謎


 田中富広会長記者会見前に全世界に向け背信された映像である松濤本部礼拝堂の左袖前に設置された単独の「玉座」から、はなしを始めたい。

 この不可解な単独の「玉座」は、家庭連合の教会では見慣れたものとなってしまった。慣れほどおそろしいものはない。        

 なぜ「玉座」が一つなのか。

 「真の父母は御二人であり、二脚の父母様の「玉座」を備えるのが真のお父様が定めてくださった伝統ではないでしょうか?」と私が牧会者に尋ねると、牧会者の答えは「父と母は完全一体であるから、一脚の玉座なのだ」というのである。 

 しかし、上記の答えは、一般信徒向けの詭弁に過ぎない。

 真実は、自らの「独生女理論」の具現化のために、韓鶴子総裁が文鮮明師を失敗メシヤと定め、自らを「勝利した女メシヤ・真の救世主」として宣布するための象徴物にすぎなかったのである。

 

●論点2
田中富広会長は、なぜ一言も文鮮明師の業績を証ししないのか


 今回の田中会長の記者会見の本題は、日本国での法律問題なのであり、宗教教理や、教団の宣伝がましいものは、はいりこむ余地もないという指摘もあるだろう。

 しかしながら、田中会長が、記者質問に便乗し、最後に現在の信徒の現状を縷々説明し巻き返していたように、説明はいかようにも可能なのである。

 逆に、日本教団として何の目的献金要請をしてきたのかを明確にしないからこそ、「教団の私利私欲のために信徒から献金をだましとっていた」というマイナスイメージを国民に植え付け、教会パッシングが巻き起こる主原因になっているのである。

 

さて以下は、今回の一番大切な主役である韓鶴子総裁にご登場いただくことにしよう。


 韓鶴子総裁は、1990年代、女性摂理時代(母子協助時代)に全国を巡回講演されながら、妻として夫、文鮮明師の業績を証しするベストスピーカーであった。

 13人ものご子女様を産み、再臨主文鮮明師の天宙的な摂理遂行に同参し、人類の真の母の位置で、文鮮明師の縦横八段階摂理の完全勝利確定に貢献してきた実績は不動のものである。(お父様が語られた、「第二の教祖」「父母は完全に一体」のみ言は、すべて1990年代のみ言である。

 しかしながら、2000年代の「父子協助時代」に入ると様相が一変してしまう。

 清平摂理の伸展に伴い、韓鶴子総裁は、自らの直系派閥「清平派」を教団内に形成し、財務基盤を手中に治めることとなる。

 それまで、思慮深く侍っていた文鮮明師に対する良妻賢母の姿は、あとかたもなく消え去り、自らの主張を対等にお父様にぶつける、あまりにも傲慢不遜にすら見える現在の韓鶴子総裁の姿となってしまった。

 文顕進さまを中核とする「郭グループ」と壮絶な内部闘争(内ゲバ)を繰り広げ、文鮮明師の聖和直後には、文鮮明師が血統相続者と定めた文亨進様、ならびに財団理事長であった文國進様を米国に追放してしまう。

 
 
 本題に戻ろう。

 なぜ、田中富広会長は、文鮮明師の再臨主としての天宙的勝利圏を証しできないのだろうか。

 結局、文鮮明師が定めた摂理を破壊し、自ら不法占拠した権力基盤を保持するために、過去の文鮮明師の勝利的な遺産を次々に消却し、その業績を証しすることすら認めないのが、現在の韓鶴子総裁の立場なのである。

 つまり、韓鶴子総裁の権力基盤の恩恵に抱きついてきた日本家庭連合は、女メシヤを自称する女親分のにらみがきいている現状下、天運と連結される一筋の「くもの糸」すら、自ら断ち切る結果となってしまったのである。



●論点3
「父母完全一体」の韓鶴子総裁は、日本家庭連合をなぜ救済できないのか

 

●最初に「父母完全一体」とは真実なのであろうか。


 家庭連合の牧会者から、一般信徒にいたるまで、異口同音に聞かれるスローガンが、「真の父母は完全一体」である。

 つまり、韓鶴子総裁のやることは、同時にすべて、真のお父様が許諾、同参しているのであるという解釈である。私もそうであったらどんなに良いことかと思う。


 ところが、これは、客観的真理などではない。


 話はかわるが、かつて、ガリレオが主張した「地動説」が科学的真理であり、カトリック教会の主張する「地動説」が、聖書のご都合主義解釈と、アリストテレスの主張をうのみにし、自らの宗教的権威が揺らぎ自壊するのに、さほど時間はかからなかった。

 同じように、家庭連合の主張する「父母一体」のスローガンが、非真理であることが明らかとなり崩壊するまで、さほど時間はかからないであろう。

 このスローガンは、韓鶴子総裁の文鮮明師に対する反逆を隠蔽するために、手品師の道具のように、家庭連合幹部によって「聖なるクロス(覆いの布)」としてつくられた、まがいものだったのである。



韓鶴子総裁が、文鮮明師に反逆したことをいかに立証できるであろうか。


⇒01)
 韓鶴子総裁は、文鮮明師が遺言として定めた『八大教材教本』を破棄し、三冊の天一国教本に集約してしまった。(自らの「独生女論」展開のために障害となる聖句の削除が主目的であった。)

⇒02) 韓鶴子総裁は、自らが女メシヤであることを立証する神学的根拠として、「独生女論」の構築をさせた。

⇒03) 韓鶴子総裁は、文鮮明師の血と汗と涙の染みこんだ、「水澤里聖地」の不動産を始めとして、世界の主要不動産を次々に売却してしまった。

⇒04) 決定的な背信は、文鮮明師を「原罪誕生」と指摘し、自らを三代の一人娘を根拠とする「無原罪誕生」とし、文鮮明師の原罪は、自らとの聖婚によって解消されたと主張したことである。

⇒05) 現実的に、文鮮明師の聖和以降、公式的なスピーチの場で、文鮮明師の天宙的な勝利圏を証しした事例は存在せず、自らの「自叙伝」では、自分が文鮮明師と共働し、すべての成約摂理を成功に導いたと主張している。

⇒06) 自らが主導した「VISION2020」の目標が「7か国の復帰」だったにもかかわらず、7つの小さな後進国家で大会を挙行したものの、主権復帰を成就した実績はついに一つもあげられなかったのである。

⇒07) 自らの後継者として、文鮮明師のご長男、文孝進様の後妻の子女を、中心人物(実質的な後継者)」と定めたことである。
 私もCARPの世界大会で同行させてもらったから、孝進様がすばらしい人格とリーダーシップを備えた方であることを知っている。
 しかしながら、血統逸脱問題が存在することは、みずから語った「コンフェッション(告白式)」からも公然の事実であるように、血統相続者としての要件を満たしていないのである。

 

 

●結論

 韓鶴子総裁が、文鮮明師を背信した事実を指摘すべき証拠は、無限に存在する。ただ、幹部たちが隠蔽し、情報統制をかけ、「一般信徒が知らないだけ」というのが実情なのである。


「霊界にいるお父様が苦しんで(*自分が地上で犯した罪で)いらっしゃいます! お祈りしてさしあげましょう!」


 上記の意味不明な韓鶴子総裁のメッセージこそが、文鮮明師に対する韓鶴子総裁の背信の証明なのである。

 


●おわりに


 もっとも深刻な問題は、信徒を永遠の命に導く責務を負っている日本家庭連合幹部は、あきれたことに、韓鶴子総裁の背信の事実を、みな詳細に知っているのである

 犠牲者は、情報を統制され、この事実を知らされない、一般信徒のみである

 明らかに、韓鶴子総裁率いる、世界宣教本部に未来はないし、神も真のお父様も共におられないのである。

 今こそ、田中富広会長も、日本家庭連合幹部も、その呪縛を解き放ち、正しい舵取りを断行し、一般信徒を福地に導く時なのである。

次回は、その具体的な方策をお伝えしたい。

祈り。アージュ

 

第二回 おわり

 

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