●はじめに
前回連載第18回は、ヨハネの黙示録第十五章、「聖地奉献のための精誠」についての解明でありました。
本日は、第十六章、「テネシー清平聖地開拓と奉献」を解明します。
●解明01
ヨハネの黙示録第十六章は、「三大王権完成準備時代」の中のどこに位置するのでしょうか。
下のスライドを参照していただきたいと思います。
ヨハネの黙示録・第十六章は「三大王権完成準備時代(2018.9~2022.8)」の第四番目の章に位置することが分かります。
七つの「鉢」は第三祝福を意味し、「聖地奉献」が大切な神の御業となります。第十六章は、いよいよ、米国テネシー州に聖地を選定し、奉献したことを象徴する聖句が示されております。
それでは、さっそく本文の解明に入ってまいりましょう。
●解明02
【七つの鉢】とは何を象徴するのか。
16:1それから、大きな声が聖所から出て、七人の御使にむかい、「さあ行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」と言うのを聞いた。
●【七つの鉢】とは何を象徴するのか
⇒創世記に書かれている「生めよ、ふえよ、地にみちよ」のみ言は、神が人類に与えた「三大祝福」と解釈できます。
1)第一祝福は「個性完成」でアダムが「生命の木」として完成することを意味します。黙示録では「七つの封印」です。
2)第二祝福は「子女繁殖」でアダムとエバが結婚して子女を生み家庭を編成すること。黙示録では「七つのラッパ」です。
3)第三祝福は「万物主管」で、神の王族による万物主管の確立で、黙示録では「七つの鉢」で象徴されております。そして万物復帰の始めが「聖地奉献」であることは明らかです。
●解明03
「家庭連合」の国家復帰7つの大会(*カイン先行摂理)とは何か
16:2そして、第一の者が出て行って、その鉢を地に傾けた。すると、獣の刻印を持つ人々と、その像を拝む人々とのからだに、ひどい悪性のでき物ができた。
16:3第二の者が、その鉢を海に傾けた。すると、海は死人の血のようになって、その中の生き物がみな死んでしまった。
16:4第三の者がその鉢を川と水の源とに傾けた。すると、みな血になった。
16:5それから、水をつかさどる御使がこう言うのを、聞いた、「今いまし、昔いませる聖なる者よ。このようにお定めになったあなたは、正しいかたであります。
16:6聖徒と預言者との血を流した者たちに、血をお飲ませになりましたが、それは当然のことであります」。
16:7わたしはまた祭壇がこう言うのを聞いた、「全能者にして主なる神よ。しかり、あなたのさばきは真実で、かつ正しいさばきであります」。
16:8第四の者が、その鉢を太陽に傾けた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。
16:9人々は、激しい炎熱で焼かれたが、これらの災害を支配する神の御名を汚し、悔い改めて神に栄光を帰することをしなかった。
16:10第五の者が、その鉢を獣の座に傾けた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦痛のあまり舌をかみ、 16:11その苦痛とでき物とのゆえに、天の神をのろった。そして、自分の行いを悔い改めなかった。
16:12第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。 16:13また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。
16:14これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった。
16:15(見よ、わたしは盗人のように来る。裸のままで歩かないように、また、裸の恥を見られないように、目をさまし着物を身に着けている者は、さいわいである。)
16:16三つの霊は、ヘブル語でハルマゲドンという所に、王たちを召集した。
●「家庭連合」の国家復帰7つの大会(*カイン先行摂理)
⇒神側の摂理が、第三祝福の象徴である「テネシー清平聖地」を確定させる前に、家庭連合側がそれに先行して、7か国復帰のための象徴的な大会を挙行いたします。2014年に発表されたVision2020の総決算の大会ですが、以下にその大会の概要を示します。(*2019年開催行事です)
①「アフリカサミット」サントメ・プリンシペ民主共和国9・5
②「アジア・太平洋サミット」カンボジア11・19~20
③「世界平和華人連合世界大会」台湾11・22~23
④「アフリカサミット2019」ニジェール11月
⑤「アフリカ大陸レベルの20万人祝福式」南アフリカ12・7
⑥「アジア・太平洋ファーストレディサミット」パラオ12・9
⑦「中南米希望前進大会」ドミニカ共和国12・14~15
⇒膨大な信徒の献金をつぎ込み2020年を迎える間際に挙行された7つの大会は、当然主権復帰の成果はなく、韓鶴子総裁のご都合主義とメンツを保つための偽りの大会であったのです。
●解明04
【第七の鉢】【事はすでに成った】
16:17第七の者が、その鉢を空中に傾けた。すると、大きな声が聖所の中から、御座から出て、「事はすでに成った」と言った。
●【第七の鉢】【事はすでに成った】
⇒2021年9月より、米国テネシー州に、文亨進二代王様は「テネシー清平聖地」を定めると同時に、「テネシー清平天正宮」を定め、奉献していただきました。
この勝利により、サタンに侵害された、「韓国清平聖地」と「天正宮」が、真の御父母様と三代王権の基に復帰されることになりました。
●【第七の封印】【第七のラッパ】【第七の鉢】の解明
【第七の封印】を解く(8章1節)
⇒再臨主の勝利を確定する「神様王権即位式」挙行奉献(第一祝福)
【第七のラッパ】を吹き鳴らす(11章15節)
⇒真の基元節(蘇生級)挙行奉献(第二祝福)
【第七の鉢】を空中に傾ける(16章17節)
⇒「テネシー清平聖地」開拓奉献(第三祝福)
*上記の解明から、ヨハネの黙示録と原理的な解明が、一致することが分かる。
●【真の愛の家庭復帰のための一対一教育の推進】
⇒文亨進二代王様は、説教で何度も何度も、二世教育のためには、毎週一人の子女のために愛を投入する時間をとることを強調します。家庭連合の「拝金主義」「政治主義」「組織主義」「原理主義」の弊害を根本から転換し、再臨主の願いである真の心情主義」の伝統に立ち戻るために、「真の愛の革命者」として「キングス・アカデミー」を主催し推進しています。
●【テネシー清平聖地奉献と十二の真珠門奉献】
⇒文亨進二代王様御夫妻と、文国進監察総監様御夫妻は、再臨主文鮮明師の直系三世圏が純潔な祝福家庭として「十二の真珠門」として、人類の皇族圏としての出発の基台となることを、何よりも願われました。
⇒文鮮明師の直系二世圏から、神の直系皇族圏として信仰をまっとうしたのは、「二人の証人」である、文亨進二代王様と文国進監察総監様のお二人だけでした。
⇒神の「第二祝福」は直系皇族圏として成就されなければならないのです。それが「十二の真珠門祝福家庭」の奉献です。
●解明05
【いなずま、声、雷鳴、地震】とは何を象徴するか。
16:18すると、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴とが起り、また激しい地震があった。それは人間が地上にあらわれて以来、かつてなかったようなもので、それほどに激しい地震であった。
●【いなずま、声、雷鳴、地震】の象徴するもの。
⇒この聖句は、テネシー清平聖地の準備が整い、文信俊様が「三代王」として立たれることを象徴的に示しております。
●参考
■黙示録4章5節(いなずま・声・雷鳴)
⇒再臨主「聖誕」
■黙示録8章5節(いなずま・声・雷鳴)
⇒文亨進様「戴冠」①(天宙平和統一王国時代)
■黙示録11章19節(いなずま・声・雷鳴)
⇒文亨進様「戴冠」②(天地王権分立時代)
■黙示録16章18節(いなずま・声・雷鳴)
⇒文信俊様「三代王」に立つ
●解明06
【大いなる都は三つに裂かれ】とは何を象徴するか。
16:19大いなる都は三つに裂かれ、諸国民の町々は倒れた。神は大いなるバビロンを思い起し、これに神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。
16:20島々はみな逃げ去り、山々は見えなくなった。 16:21また一タラントの重さほどの大きな雹が、天から人々の上に降ってきた。人々は、この雹の災害のゆえに神をのろった。その災害が、非常に大きかったからである。
●【大いなる都は三つに裂かれ】
⇒再臨主文鮮明師が精誠をつくし奉献した、韓国清平聖地と天正宮は、韓鶴子女史と祝福家庭元老たちの背信によりサタンの侵入するところとなり、毒の聖酒を飲まされた「祝福家庭」はその位置を失い、「世界平和統一聖殿(三大王権)」と「世界平和統一家庭連合(天の父母様聖会)「家庭平和協会(郭グループ)」に大きく分かれたままの現状が継続しています。聖地奉献と子羊の婚苑挙行で、成約聖徒は三大王権に帰還します。
●【一タラントの重さほどの大きな雹が、天から人々の上に降ってきた】
⇒この聖句はもちろん天変地異が起こることの黙示預言ではない。「統一聖殿」以外の成約聖徒に向けた警告のみ言なのである。
●おわりに
七つの「鉢」をかたむけた後の、「事はすでに成った」という歓喜のさけびこそ、
米国テネシー清平に「聖地」が定められ、第三祝福の出発の基点が成就し、地の基がすえられた瞬間の天使の讃美の言葉なのである。
ここに、子羊の婚苑のための準備がととのったとみるのです。
最後までお付き合いいただいた皆様に、心から感謝申し上げます。
皆様とご家族の上に、神の限りない恵みと祝福がありますことをお祈りいたします。
祈り。アージュ!
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おおくの成約聖徒に真実が届けられますように!
祈り。アージュ!