「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載2「サンクチュアリonline教会」発足エール!「所属問題についての二代王様の教え」エルダー本部長の解説。

ティム・エルダー本部長の「所属問題に対する二代王様の考え」解説動画配信

 

●はじめに

 今回は、前回の『教会発足のおしらせ』の中の後半部分にあった、ティム・エルダー本部長による「所属問題についての二代王様の教え」動画とテキストを配信する。

 今振り返ってみると、私の家庭連合時代は、霊的窒息圏の中に生きていた。組織に所属し、祝福家庭であることが、唯一の天国へのパスポートのように教えられ信じ込んでいた。

「中心性一体化」の呪文の基に、一切の反論も提言も許されず、教区長は、信徒の生死与奪の全権をもっていた。

これが、真の父母の愛とともに歩む天一国であろうかと、自問せざるを得ない場面があまりにも多く発生した。
きっと、これは真実の真の父母の思想ではないのであろう。


 ところが、文亨進様が主張する組織(世界平和統一聖殿)に対する考え方は、まったく違うのである。

 組織の所属問題は、あくまでも信徒個々人の判断であり、キリストとの心情関係が最優先問題であり、その延長線上に、必要ならば、組織(教会)を築き所属を検討すればよいと要約できるであろう。


 ティム・エルダー本部長が分かりやすく動画の中で配信している。確認をお願いしたい。

 

 

●ティム・エルダー世界宣教本部長による「所属問題についての二代王様の教え」動画は以下のバナーをクルックしてください。

 

www.youtube.com


 

●ティム・エルダー世界宣教本部長による「所属問題についての二代王様の教え」テキスト

 

 特に、二代王が2013年に家庭連合から離れざるを得ない状況になったのですが、その時に世界平和統一聖殿という新しい名前で牧会を始められました。

 そして、始められる際におっしゃったのは、「既存の教会文化とは根本的に異なる組織文化を作る」という方針を立てられたのです。

 つまり、「心情文化」を作るという方針を設けられたのです。

 ですから、これが非常に革命的であるため、特に新しい方々の中にはまだよくわからない方もいらっしゃるでしょうし、そして長い方々は、既にご存知の部分も多いでしょうが、もう一度、それを考え、今日の状況にそれがどのように適用されるかを再度考える必要があると思い、もう一度その内容を皆様にお話しするために今日ここに来ました。

 例えば、過去には統一教会の組織には、世界的な組織があり、世界宣教本部長がいて、そして各国大陸の大陸会長がいて、大陸会長の中には協会長もいて、そのようなピラミッド式の組織が世界的にありました。

 しかし、二代王はそれは駄目だと言われました。

 なぜなら、そのような位置にいる人々が権力を振るい、お父様に従うよりも自分に従う人々を作ろうとする傾向があったからです。それで二代王は各国または各大陸の責任者を任命されました。

 その責任者は自分が望む形式の組織を作ることもできるし、または全く組織を作らなくても良いという自由を与えられました。

 そして、食口たちはその責任者が立てた組織に加入することも可能であり、加入しないことも可能だとおっしゃったのです。

 そのようなことができるのか、始めは疑問に思った人もいたでしょう。

 私たちが忠誠を尽くすべき対象はお父様です。お父様に忠誠を尽くせば良いのであって、ある組織や責任者に忠誠を尽くすのではないということを明確にされたのです。

 つまり、真のお父様を万王の王、真の父母、再臨イエスと認め、二代王を唯一正統な代身者、相続者と認め、そして文信俊君を将来の三代王として認めれば、組織に加入する義務はないとおっしゃったのです。

 だからといって、組織が必要ないということではありません。

 私たちは今日もこうして集まっているではありませんか。それは、集まることに価値を感じるのでこうして集まるのです。

 週に一度、食口たちと会って、色々な話を聞き、そして一週間の経験を共有しながら、食口たちと交流することが私たちにとって価値があるのです。もう一度お父様の御言を聞き、新しい一週間を始めることが重要なのでこうして集まるのです。

 ところで、皆さんも天聖経を読まれてご存知かもしれませんが、お父様は将来、いつになるかわかりませんが、「説教というものは必要ない」と語られた箇所があります。

 天聖経の中に。では、集まって何をするのか?「各家庭ごとに一週間の活動内容を報告する、報告形式で行う」そのような内容も天聖経に出ています。そして、活動のうまい人々は他の人々の模範となり、モデルとなり、うまくできない家庭に対しては、人々がその家庭をどのように助けるかを考えたり、そのような形式の礼拝が将来は行われるだろうとお父様が語られました。

 私たちはまだ、その次元には到達していませんが、これからそのような時代が来るだろうと語られています。

 私が初めてペンシルべニアに行ったとき、二代王にサンクチュアリがどんな所か尋ねたのですが、このようにお答えになりました。この内容を正確に翻訳できているかわかりませんが、「自分なりの牧会活動を行っている祝福中心家庭が、自由に集まる所だ」と。

 つまり、祝福中心家庭は「これから何かの牧会活動をする」、「何かの事業をする」、摂理の中でということですね。お父様の権威圏の中で行いながら、それを一週間推進し、そして、週に一度づつ集まって他の家庭と交流し、一週間あったことを議論し、そうすることがサンクチュアリの役割だとおっしゃっているのです。

 ですから、教会とは何か?教会は教育と訓練を提供する所です。

 

 

おわりに

 「世界平和統一家庭連合(家庭連合)」と「世界平和統一聖殿(サンクチュアリ教会)」は、キリスト教史で検討するならば、「ローマカトリック教会」と「プロテスタント教会」の関係に類比されるであろう。

 かたや、ローマ法皇中心の一糸乱れぬ鉄のヒエラルキー組織を誇り、ローマカトリック教会に所属信徒こそが唯一の神の救いの対象であると主張(もちろん昨今はプロテスタント教会に対する解釈もかわってきたが)する。  

 一方、ローマ法王の絶対的権力支配に反旗を翻し、「聖書のみ」「万民司祭」を旗印に宗教改革ののろしをあげたのが、ほかならぬマルチン・ルターである。

 結論として、家庭連合は文鮮明師聖和後の今も尚、カトリック教会に象徴される硬直的ヒエラルキー組織であるのに対し、統一聖殿は、キリストと我の直接の関係性を最優先とし、この世の商人と成り果てた家庭連合教職者を排除し、組織支配のための人間的な慣習や仕組みを、ことごとく破壊してきた教会であると理解できるのである。

 さらに、もう一歩踏み込んで言及すれば、歴史的な「カトリック教会」と「プロテスタント教会」の類比は、日本聖殿内の「サンクチュアリ協会」と「サンクチュアリonline教会」にもあてはまるかもしれないと、筆者は感ずるのである。

 さて、歴史から学ぶ概論はおわりとし、次回は、歴史的な「オンライン教会」に願われる使命について提言することとしたい。

祈り。アージュ


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