「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載最終回「日本サンクチュアリ協会改革」提言「氏族メシヤと信仰告白」篇

家庭連合の特徴は統一教会信徒であることを隠蔽し再臨主を証ししないことにある


●はじめに

日本家庭連合は、なぜ滅びの道をつき走ったのでしょうか。

一言で説明するならば、祝福家庭に対する文鮮明師の最後の遺言であります「氏族メシヤ」活動を推進しなかったからです。

なぜ日本家庭連合は、信徒に「氏族メシヤ」活動を推奨しなかったのでしょうか。
この問題を解く鍵は、実は「信仰告白」にあるのです。

そこで今回は、「氏族メシヤ」と「信仰告白」をテーマに論考をすすめたいと思います。

 

 

●論点01)信仰告白」とは何か

信仰告白」はキリスト教用語の一つですが、以下に概略説明します。


1)「信仰告白」とは何か

信仰告白(しんこうこくはく、Confession of Faith)とは、信仰を神と人とに告白すること、また表現した文書を指す。信条とも呼ぶが、分けて用いられる語である。
信条、信仰告白が作成されたのは、聖書に記された使徒の教え、使徒の教理で偽教理・異端・誤りを確認し、教会から追放するためである。(Wikipedia


2)「使徒信条」
(*カトリックプロテスタントを問わず「信条」の中で最も代表的なものである)

天地の創造主、全能の父である神を信じます。
父のひとり子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、おとめマリアから生まれ、ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられて死に、葬られ、陰府(よみ)に下り、三日目に死者のうちから復活し、天に昇って、全能の父である神の右の座に着き、生者(せいしゃ)と死者を裁くために来られます。
聖霊を信じ、聖なる普遍の教会、聖徒の交わり、罪のゆるし、からだの復活、永遠のいのちを信じます。
アーメン。
 (2004年2月18日 日本カトリック司教協議会認可)

 

3)日本基督教団における信仰告白

幼児洗礼を認める日本基督教団の教会の多くでは、幼児洗礼を受けた者は自分自身で信仰を言い表すことのできる年齢に達した後に会衆の前で信仰を言い表す儀式を行う。(Wikipedia

 

●●「信仰告白」のまとめ

信仰告白」とは、教団全体の「信条」をさす用語でもあります。「信条」はカトリック教会、プロテスタント教会でほぼ共通である「使徒信条」が、もっとも代表的信条といえます。

キリスト教徒の信仰告白とは、この「信条」を信ずることを、神と人の前に言い表すことと理解できのです。

(*統一教会信徒は「使徒信条」をこのままでは受け入れられません。だが心配は無用なのです。実は現代キリスト教徒の大多数もまた、厳密にこの文字どおり処女懐胎やイエスの復活を信じているわけではないのです。いわば、信条の空洞化・呪文化がおきているのが、現代キリスト教会の深刻な悩みなのです。)

 

 

●論点02)統一聖殿の「信条」とは何か

統一聖殿で統一的な「信条」として、まず最初にあげられるのは「天一国合衆国憲法・前文」だと思われます。

 

天一国合衆国憲法 前文

天一国、神の王国(天国)は、主権ある実際の国として、まだこの世界には存在していないが、聖書に予言されているように、終末のときに出現することが待望されてきた。真の父、再臨のキリストによって明かされた統一原理、及び八大教材教本がこの憲法の霊的基台を成している。これら永遠の真理の御言葉の基台の上に、天一国という未来の国家が、政治的及び法的に建国される。この憲法は一教会、一宗教団体の教会憲法ではなく、文字通り神の摂理の結実体として、未来に出現するところの、実際に主権を有する国家の憲法である。全ての歴史が、この未来の神の王国を、渇望し、待ち望んできたのである。

この未来への予期のもと、天宙天地真の父母様より王冠を授与された、完全なる相続人、代身者として、私、文亨進は、真の父、メシア、再臨主、王の王であられる私の父、文鮮明から与えられた全権限をもって、ここに宣言する。すなわち、天国、天一国の国民はすべて、全能なる神、また肉身を持って来られ、計り知れない恩恵により、我々を神の生命、神の愛、神の血統へ接木してくださったキリストの、主権を有する子女である。これにより、天国の全ての人々に、彼らの創造主神様ご自身から、キリストが真の父、文鮮明として再臨し、実体的に確立したキリストの王権を通して、不変にして奪うことのできない権利が与えられる。

この神の王権の確立は、歴史を通して、この世の人々を専制で支配した過去のサタンの王権の終わりを意味する。王の王であり、主の中の主である真の父、文鮮明の完全なる勝利により、この地上に神の実体的王国を確立する諸条件が立てられた。しかしながら、韓お母様の最後の段階における失敗により、この世界は祝福を受ける代わりに、審判の期間を通過するようになり、摂理は神の三大王権、三世代にわたって延長されることになった。

人類歴史の初めに、エデンの園で、自由、独立、良心、そして神との結びつきある神の創造本然の世界が確立されるべきだった。それは、権力ある天使長達が、神の子女の僕の立場になる世界だった。しかしながら、堕落により、エバは 、 天使長と姦淫を行い、アダムを誘惑して神に背く罪を犯させた。そのようにして、サタンが人類を支配する世界が築かれ、歴史から明かなことは、中央集権化された権力が、政治上、宗教上、又は、財政上、偽りの体制と権力を用いて人類を支配してきたということである。その過程においては、ある時には段階的に自由が奪われ、またある時には力づくで自由が抹殺されたのである。サタンを代表する偽りの権力機構に、二度と再び人類と人間性を支配させない神の王国が確立されなくてはならない。神の王権の役割は、神とこの世の人々との間のこの契約を保全し保護することでなくてはならない。

神の直系の血統を持つ将来の王権は、この誓約と契約を次世代に継続する絶対的な責任を負う。神の王国である天一国の将来の王の中で、神と「天一国合衆国」を代表する国民との間のこの最も聖なる契約を冒涜する者がいれば、ありとあらゆる呪いがその者にかけられ、霊界と全能の神の最も無情な審判を受けるであろう。これを天一国の将来の王たちへの恐るべき警告とする。

2001年1月13日の神様王権即位式において、メシア、再臨主、王の王であられる真のお父様は「天の王国の憲法第一条は、血統を汚さないことである。(中略)2つめの項目は、人権を蹂躙しないことであり、そして3つめの項目は、公金を盗まない、公的資産を自分のために使用しないことである。」と宣言された。

私、文亨進は、神の王国、天一国の二代目王権の王として、天宙天地真の父母の王冠を授かった後継者、また代身者として、また神の王権の完全な相続人として正しく立ち、私の父である文鮮明-真の父、メシア、再臨主、また王の王でもあられるお方によって与えられた全ての権限によって、ここに不変にして、変更のできない「天一憲法」を以下のように宣言するが、これは決して加除修正してはならない。
(制定:2015年10月11日)

ただし、この「天一国合衆国憲法・全文」には、康賢實真の母の記述がございません。これは制定された日時が2015年10月であることから、時代的制約として当然といえば当然なのです。これを補足するものとして「聖殿信徒協約」第13条1があげられます。

 

聖殿信徒協約 第13条1

第13 条 聖殿信徒の基本要件
1.私たちは神様を信じます。私たちはイエスキリストをメシアと信じます。私たちは文鮮明師を万王の王であり再臨のメシア、人類の真の父母様と信じます。私たちは康賢実オモニを真の母であると信じます。私たちは文亨進二代王様を文鮮明師の正統な後継者、相続者、代身者と信じます。私たちは文信俊様を三代王権の真の王統と嗣業の相続者と信じます。私たちは、王の権限の下、文國進様を監察総監として侍ります。

 

 

●論点03)日本「家庭連合」は、信徒の「信仰告白」を推奨したのか

この表題に対する答えは、「否」です。

家庭連合は、壮年婦人にたいしてはほぼ100%、経済的な人脈が切れることを理由に「信仰告白」(自分が統一教会信徒であることをしらせること)を指導しませんでした。

それでは、「マッチング家庭」に対してはどうでしょうか。

氏族メシヤに対する意識が格段に高まる「マッチング家庭」は、家庭ごとの意識状況にばらつきがあります。ただし、婦人が地区の婦人組織(ピラミッド型のヒエラルキー組織)の一角に組み込まれた家庭は、結局、経済的ノルマに振り回され、氏族伝道の意識は遠のき、「信仰告白」はできず、隠れキリシタン同然のまま過ごした祝福家庭が多いのです。

祝福家庭に対する文鮮明師の遺言「氏族メシヤ」の出発前提は「信仰告白」に他なりません。

ところが、家庭連合では、「信仰告白」は氏族に対しても、対社会に対しても、ほとんど実践されずじまいだったと総括できるのです。

 


●論点04)日本「家庭連合」は、信徒が「文鮮明師を再臨主として証しすること」を推奨したのか。


キリスト教社会では、イエスをキリストとして証しする出版物や動画があふれています。

各教団、各教会単位でも出版活動は旺盛で、世界の布教活動の基盤になっています。ところが、なぜ日本では、文鮮明師を再臨主として証しする出版物・動画がほとんどないのでしょうか。(*これはたいへん不思議なことです)

氏族メシヤ活動は、「家庭教会」が基本単位となる「氏族教会活動」です。ところが、韓国家庭連合と違い、日本は家庭が基礎単位の「家庭連合」でなかったことを連載05で解説しました。

結局、日本家庭連合は、官製教会(市町村⇒県単位⇒地区)というピラミッド型のヒエラルキー教会で、その第一義的目的は「伝道」ではなく「献金獲得」だったのです。

地区教会と距離を置いた「氏族教会」設立の動きに対し、地区長から異端扱いされ、妨害され、信徒の輪から「干され」つぶされる場面を、私は何度目にしたでしょうか。

日本「家庭連合」は、「組織への所属」「祝福家庭であること」「天寶家庭(献金完納家庭)」という三種の神器を掲げた、組織信仰(カトリック型)の教会であり、文字どおりの「家庭」連合ではなく、再臨主が願った「氏族教会」すら許容しない組織だったのです。

結論として、日本「家庭連合」において、氏族メシヤ活動の前提である「信仰告白」は推奨されず、「氏族教会」を基盤とした独自の「文鮮明師を再臨主として証しする活動(出版・HP作成・独自の広報活動)」は規制され、高い城壁の中に信徒を囲い込んだ『監獄教会』となってしまいました。


 

●論点05)世界平和統一聖殿(日本サンクチュアリ協会)は、「信徒の信仰告白」を推奨しているであろうか。

信仰告白」を推奨しているかどうかで、この協会が「組織信仰団体」か、「氏族メシヤ推進団体」かの、おおまかな判別がつきます。

家庭連合は、信徒の「信仰告白」を推奨しなかったばかりか、信徒間の自由な交流や、文化活動、経済活動も大幅な制限をしました。婦人部長と各婦人信徒の個別縦的管理を重要視し、横的な情報交流活動を極端に嫌い、制限したのです。

統一聖殿は、自由度において家庭連合と天地の差があります。

しかし、各個人や家庭単位で、氏族や社会に対しての「信仰告白」が進んでいるかと問われれば、いまだ家庭連合次代の影響を脱しきれているとはいえません。

LINEグループでも仮名登録が多いですし、アイコンに写真を使用している割合も少ない現状です。

結論として、自分が統一聖殿信徒であることを証しする「信仰告白」は、氏族メシヤ活動推進のスタートであることを肝に銘じなければならないのです。


●事例01)東光聖殿教会における教会長紹介ページ


toukouseiden.jp

 

 

●論点06)世界平和統一聖殿(日本サンクチュアリ協会)は、「独自教会設立」を推奨しているであろうか。


文亨進師の考えは、ティム・エルダー本部長講話で明らかです。
教会に所属するも自由、所属しないのも自由です。
当然、信徒が共同で新たな教会を設立するのも自由であり、廃止するのも自由なのです。

日本聖殿内には、韓国聖殿所属の『山口聖殿』も存在しますし、米国聖殿所属の『三代王権天一聖殿』も存在するのです。

 

 

●『山口聖殿』HP

sanctuary-y.org

 

 


●『三代王権天一聖殿』HP

h2fanclub.blogspot.com

 

 

●『大分聖殿』HP(「聖殿氏族メシヤ連絡会)

www.cheonilguk-jp.org

 


●『東光聖殿教会』HP

toukouseiden.jp

 

 

文亨進師は、家庭連合が地域割りのピラミッド型のヒエラルキー組織であり、信仰形態がカトリック型の「組織信仰」に縛られていることを熟知しておられます。

そこでその弊害を克服するために、聖霊が働き、聖殿設立の恩恵がある教会であれば、自由に地域や地縁を超越して、聖殿を設立することを許諾し、逆に推奨しておられるのです。

教会活動の中核は礼拝です。

毎週の礼拝を遵守し参加するためには、地理的要因はやはり大きかったといわなければなりません。

ところが、神の摂理的恩恵により、インターネット時代を迎え、国はおろか世界のどこにいてもオンライン通信で礼拝参加が可能な時代となりました。

もはや地縁や地理的要因は問題にならず、「礼拝」も「牧会面談」も「会議」も可能な恩恵次代を迎えたのです。


 

●論点07)世界平和統一聖殿(日本サンクチュアリ協会)は、「キリストを証しする広報活動」を推奨しているであろうか。


家庭連合は、ピラミッド型の官製教会組織であり、極端な情報統制社会で、氏族メシア教会の自由な設立も認めませんでした。

結果的に、公式的な出版物も光言社の一局寡占状態で、さまざまの検閲制限の中で文鮮明師を再臨主として証しする自主出版も数えるほどしか存在しかなかったといえます。

文亨進師は、このような広報出版活動に対しても一切規制を設けません。
独立聖殿(教会)単位での出版活動や動画配信事業も規制を設けることはありません。

カトリック情報統制検閲型ではなく、プロテスタント型の自由と責任出版型のスタイルなのです。


●事例02)東光聖殿教会における「KIDLE」出版事例

 

 

オンデマンド印刷の小冊子(1冊1000円)がamazonで購入できます。伝道対象者に直接送付することも可能です。下記アドレスをクリックください。

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●『成約聖徒のためのヨハネの黙示録電子書籍
電子書籍kindle unlimited 0円)
●ペーパーバック(1430円)(税込・送料込)
・*是非、伝道資料確認用として一部申込みいただければ幸いです。

 

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●おわりに


信仰告白」「教会設立」「キリストを証しする広報活動」において、日本サンクチュアリ協会が、自由と責任の原則が貫かれた協会であり、家庭連合と真逆の真実の協会を目指していることを検証しました。

家庭連合の「組織信仰」『①「組織に所属」②祝福家庭であること③天寶家庭(献金完納)』は偽りの信仰観です。(*神は天国に条件を設けるわけではないのです)

天国に入る「免罪符」が必要なのではなく、「神とキリストとの心情関係」がすべての基準にほかならず、そのための160家庭伝道基準なのです。

家庭連合で氏族メシヤ活動を支援し、全国の氏族メシヤ教会が「信仰告白」を行い、1000教会がホームページを立ち上げ「文鮮明師が再臨主であることを証し」したならば、日本国民が家庭連合を受け入れる姿勢は劇的に変わったはずなのです。

文亨進師は、日本全国各地で、三代王権を証しする「信仰告白教会」がたくさん誕生することを待ち望んでおられることだけは間違いないありません!



祈り。アージュ

 

 

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