
■はじめに
韓鶴子総裁の韓国特別検察による収監、起訴という事態が現実化してきています。
ところが、家庭連合の一部信徒の中に、たとえ韓鶴子総裁が特別検察に起訴され収監されても、1984年7月20日の文鮮明師のダンベリー収監と同じ、「無実の罪」の収監に他ならないと主張をする方がおられるようです。
この主張は真実なのでしょうか。
最初に文鮮明師のダンベリー収監から振り返りたいと思います。
文鮮明師・神山威氏 収監事件 年表
| 年月日 | 出来事 | 内容・備考 |
|---|---|---|
| 1973–1975年 | 所得発生 | チェース・マンハッタン銀行口座の利子(約16.2万ドル)や Tong Il Enterprises 株の配当収入が課税対象か争点となる。 |
| 1981年10月 | 起訴 | 連邦大陪審が文鮮明師と神山威氏を起訴。 ・文鮮明師:虚偽の所得税申告3件(1973–75年)、共謀 ・神山威氏:共謀、虚偽申告幇助、司法妨害、虚偽陳述、偽証 |
| 1982年5月 | 一審有罪 | ニューヨーク南部連邦地方裁判所で有罪評決。 ・文鮮明師:禁錮18か月+罰金25,000ドル ・神山威氏:禁錮6か月+罰金5,000ドル |
| 1983年9月 | 控訴審判決 | 第二巡回区控訴裁判所が有罪を支持。 「宗教差別による選択的訴追」との主張は退けられる。 |
| 1984年5月14日 | 最高裁判断 | 米連邦最高裁が上告不受理(cert. denied)。地裁判決が確定。 |
| 1984年7月20日 | 収監開始 | 文鮮明師がコネチカット州ダンベリー連邦刑務所に収監される。 |
| 1985年7月 | ハーフウェイハウス | 刑期の大部分を終え、ニューヨーク市内のハーフウェイハウスへ移送。 |
| 1985年8月20日 | 釈放 | 文鮮明師が正式に釈放。服役は約13か月。 |
もちろん私も、文鮮明師も神山威会長も無実の罪で収監されたことを信じます。
上記、控訴審における「宗教差別による選択的訴追」という弁護側の主張こそが、この事件の真相を言い表しているのです。
文鮮明師が意図的に預金口座の利子を自分のために使用し脱税するはずがないことは自明だからです。
さて、韓鶴子総裁にかかわる韓国特別検察による容疑はどのようになるのでしょうか。
想定される罪状のパターン
1. 政治資金規正法違反
内容:宗教法人や関連団体資金を政治家に提供した行為。
焦点:1億ウォンの違法献金(権性東議員らへの資金提供)。
立件要件:資金の出所が教団資金であること、総裁が指示・承認したこと。
法定刑:5年以下の懲役または高額罰金、没収・追徴。
2. 公職選挙法違反
内容:宗教団体による選挙活動(信徒動員、入党斡旋など)。
焦点:2022年大統領選・2024年総選挙への組織的介入疑惑。
立件要件:信徒を動員し選挙支援を組織的に実行した証拠。
法定刑:3年以下の懲役または罰金600万ウォン以下。
3. 贈収賄(特定犯罪加重処罰法)
内容:政界への金品提供と引き換えに政策・事業上の便宜供与を受けた場合。
焦点:カンボジアODA便宜、YTN買収工作、就任式招待など。
立件要件:資金提供と便宜供与の因果関係。
法定刑:5年以上の懲役(贈賄額1億ウォン超で加重処罰)。
4. 外為管理法違反・横領
内容:海外に資金を持ち出してカジノで賭博(ラスベガス疑惑)。
焦点:MGMリゾーツのリワード記録に基づく数百億ウォン規模の賭博。
立件要件:資金が教団資金であること、国外持ち出し時の申告違反。
法定刑:外為法違反 → 3年以下懲役または罰金、横領は10年以下懲役。
5. 共謀責任・組織犯罪における指揮責任
内容:総裁が直接命令していなくても、黙認・暗黙の承認で共謀責任を問われる可能性。
焦点:秘書室長やユン・ヨンホ本部長の供述で「総裁承認」が出るか。
法定効果:単独の罪状ではなく、①〜④の量刑を加重させる役割。
罪状の優先度
第一段階(立件しやすい):政治資金規正法違反、公職選挙法違反
核心シナリオ(実刑リスク大):贈収賄(ODAやメディア便宜)
補強要素:外為法違反・横領(ラスベガス)、共謀責任
韓鶴子総裁が起訴される場合、最も現実的な罪状は
「政治資金規正法違反」+「贈収賄(特定犯罪加重処罰法)」
であり、特に贈収賄が成立した場合は実刑5年以上が視野に入ります。
■結論
韓鶴子総裁の収監・起訴が、文鮮明師のダンベリー収監とおなじ「無実」の罪であるのか否かという設問に答える場合、その回答は「否」です。
なぜなら今回の収監に到る政治アプローチが、人類救援のためのものではなく、すべてが、「教団の維持・発展」という教団のための内向きの内容だからです。
もしも韓鶴子総裁が韓国特別検察によって収監される事態になった場合に、文師のように支援の輪が広がるのでしょうか。以下に検証します。
◆第一の視点 国家的次元の統一教会つぶし
文師の場合は、米国における統一教会に対する宗教迫害であることが明らかです。今回の韓鶴子総裁に対する案件も、大枠において国家的次元の統一教会つぶしという指摘は正しいと思います。
◆第二の視点 宗教勢力(キリスト教会)の支援はあるか
文師の場合に、全米の基督教会と牧師が文師救援のために立ち上がったことは記憶に新しいところです。
韓鶴子総裁の今回の案件に、基督教会の支持や支援が望めるかと問われれば、その可能性はまったくないと回答せざるをえません。
初臨独生女(女性メシヤ)を基本教義とする教団を支援する基督教会は存在しません。
◆第三の視点 国民の支持や支援はあるのか
文師の迫害にたいしても、韓国国民や韓国基督教会から、米国政府の迫害に対する怨嗟の声があがったのは事実です。
韓鶴子総裁の今回の案件に、韓国国民は、統一教会を支持し支援する可能性はあるだろうかと問われれば、その可能性はほぼないと回答せざるを得ません。
一番大きい要因は、ラスベガスにおける韓鶴子総裁の賭博疑惑なのです。
◆◆◆まとめ
文鮮明師の統一教会が神の摂理として、対外政策としては「韓半島統一」を基軸として、反共政策で一貫していました。ところが、韓鶴子総裁の行動の基軸が「教団の存続と利益」+「個人理由による公金使用(ラスベガス賭博)」のようにみえることです。
日本の岸田政権が統一教会を見放したように、韓国政府と韓国国民からも統一教会は見放される時がくるのでしょうか。
私は、韓鶴子総裁が「女帝(初臨独生女)」の位置を降り、文鮮明師の統一原理と伝統に回帰し、直系子女(文亨進様)に教団(天一国)統治を返還する以外に家庭連合が存続できる道はないと信じます。
祈り。アージュ!

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