*以下の文書は、去る2016年10月15日、私が岩手県壮年部長だった当時、仙台市で開催された、東北地区壮年部長会議の席上、徳野英治会長に直接提出した文書です。
(文書内容は、敢えて、当時のままで掲載しております。)
2016年10月15日
世界平和統一家庭連合
会長 徳野 英治殿
提出者:岩手教区壮年部長 川原徳昭
「神氏族メシア」推進のための5つの提言
■■■第一の提言
「祝福家庭」の本来の価値と目的を示す。
1)祝福家庭が自らの祝福と二世の祝福を受けることが人生のゴールとなってしまっている。心霊を高め、愛の人格者となり、氏族メシアとなる原理意識の欠落。
■■■第二の提言
尊敬を受け目標とされる教会スタッフの編成。
1)神氏族メシア活動と教会本部は車の両輪。一般の企業水準と比較しても人格的に優れたスタッフ編成でなければ、人は集まらない。(伝道が進まない)
2)優秀な4大卒の祝福二世が就職できる水準まで給与水準を引き上げる必要がある。
3)人格的基準でスタッフ編成をすすめる必要がある(評価・人事基準)
■■■第三の提言
全国統一基準の「ミッションセンター」の創設。
1)自ら講義し教育できる実力が備わった祝福家庭は少ない。そこで教会の講義教育ラインを活用したい。
2)現在の講義教育ラインは残念ながら、経済目的でプログラム編成されおり、経済優先で対応されるのではと、伝道対象者をつれてこれない。
3)本部主導で、人を活かすための全国統一の講義プログラムを持つ講義教育ラインを定めていただきたい。
■■■第四の提言
「聖書」は主を証しする世界共通語である。
1)家庭連合で54年版口語訳聖書を発行することはできないのでしょうか。
2)中核的な有識者伝道では、聖句を裏付けとした着実な伝道をする以外に、次代を担うリーダーは育成できない。
■■■第五の提言
公益的な企業基盤は神氏族メシアの土台
1)社会に貢献する公益的な企業を育てることを許容し支援する文化を育成する
2)青年・壮年が企業活動に挑戦することを応援する文化の創造
以上
●「5つの提言」の若干の補足解説
■■■はじめに
この文書は今から遡(さかのぼ)ること、1年半以上前のものです。
今読み返してみれば、なんとも歯切れの悪い文書であります。
しかしながら、当時、組織の中にいる身として、最大限、表現に配慮した末の提案であることを、ご理解頂きたいと思います。
尚、私が「家庭連合」から給与をもらっている「公職者」であれば、このような文書を提出することは、身の保全上、ほとんど不可能である事を指摘しておきます。
現在の家庭連合は、「組織からつまみ出されたくなければ、上の者の命令に素直に従え」がすべてです。
内部から主体的な改革が起こることは、まったく望むべくもありません。
北朝鮮と同じく、監視社会の中にあり、「全体主義」体制に蹂躙され、窒息圏の中に、ようやく息をしていたような感覚です。
■■■第一の提言・補足解説
1)この提言は「祝福家庭」であること、イコール「天国」入場のように錯覚し、人格者とは無縁な、傲慢不遜な人が多い事への警鐘です。
2)同時に、自らの「選民意識」「特権意識」にあぐらをかき、本来のキリスト教的な「愛と許し」の霊性が、ますます失われていく現状を憂いております。
■■■第二の提言・補足解説
1)家庭連合の教会スタッフの心技体の「技量」は、社会一般の平均値と比較しましても、決して高いとはいえません。(はっきり申せば、かなり劣ります。)
2)人格的にも優れた、明るい二世が一人でもスタッフになれば、どんなに希望をもつことができるでしょうか?しかしながら、誰もスタッフにはなってくれません。
■■■第三の提言・補足解説
1)現在ある「伝道ライン」は、婦人のための「献金のための伝道ライン」でしかありません。目的はあくまでも「献金」で「救霊」ではありません。
2)伝道対象者が、御言葉を理解し、入会を決意した土台の基に、本人納得の上で、それぞれの身の丈にあった「献金」を主体的にしていただくのが当然の流れです。
■■■第四の提言・補足解説
1)現在、家庭連合での伝道の柱は「書写伝道」であります。
これは、多くの人が集いやすくなるための「方便伝道」ともいうべきものです。
これでは、霊性の高い人、指導者になる人材は伝道されません。
2)あるとき「婦人部長」に教会からなぜ聖書がなくなったんですかと聞きましたら、「年配の婦人は聖書を読めないし、なじみがない」のだそうです。
3)成約霊界は、新約霊界(キリスト教霊界)の上に築かれるのではないのですか。
旧約霊界・非原理圏に留まっている教会員がほとんどです。
これで、成約聖徒の使命を果たせるのでしょうか?
■■■第五の提言・補足解説
1)教会には企業経営を支援しようという姿勢も文化も全くありません。
(実は私も経営者なのですが、企業経営者を「摂理の本流から外れて、自分勝手な歩みをしている人」と捉えている人がほとんどです。)
2)主な宗教団体は、全国展開の「企業体」を傘下に育成しているケースがほとんどです。
ところが「家庭連合」が企業経営に成功した事例を私は知りません。
3)「貯蓄」や「資本の蓄積」を悪と見なし、「借入」を善とみなす文化(自己破産さえも美徳として推奨する文化)を振りかざす限り、「家庭連合」が社会から尊敬され、認められることは、永遠にないように思われます。
●「5つの提言」を提出後、私の身に何が起こったか。
*次回に続きます。
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