「家庭連合」の研究

すべての成約聖徒は三代王権に帰りましょう!

●真の父母は、ユダヤ教・基督教の伝統の基に使命を果たされます。「聖書」と「原理講論」に帰り、成約聖徒としての使命を全うしましょう!

連載02『家庭連合離脱のすすめ』検証『最高委員会へのお伺い書』日本家庭連合背信の証拠資料公開。

真の父母を中心に成約聖徒が一つになる

 

●はじめに

以下に公開する文書は、日本家庭連合の「御言研究室(当時)」から韓国本部の「最高委員会」へ提出された公文書で、WORDの記録から作成日は2014年8月7日である。

当時の日本家庭連合の日本会長は徳野英治氏、「御言研究室」の責任者は可知雅之氏で、この文書作成者は太田朝久氏である。

なぜこの公文書がなぜ重要かというと、韓鶴子総裁の「独生女論」にたいし、当然ながら、「御言研究室」は、文鮮明師のみ言を根拠に疑問を呈している点であり、可知雅之氏も太田朝久氏も、常軌を逸した論説であると認識していたことは明白である。


ところがである。

翌2015年に入ると、日本家庭連合の韓鶴子総裁の「独生女論」に対する態度が豹変してしまう。(*詳細は後ほど取りあげる)可知雅之氏も太田朝久氏も、「独生女論」を、さも従前から認められていた真理であるかのように、公然と肯定し、日本信徒への「独生女論」教育を開始するのである。

「お伺い書」は、文鮮明師への絶対忠誠忠孝をかなぐり捨て、韓鶴子総裁へ「転んで」しまった、日本家庭連合の動かぬ「証拠資料」なのである。

*この文書提供者は、元光言社社員、中村仁史氏である。中村氏はこの作成文書を韓国語に翻訳する仕事を担当した。(中村仁史氏は、韓国語「天一国経典」を日本語へ翻訳する責任者も務めた。)

 

 

●「御言の理解に関するお伺い書」公文書



最高委員会各位

         御言の理解に関するお伺い書

                             日本教会・御言研究室


謹啓
真のお母様が、天一国2 年天暦6 月5 日(陽7 月1 日)に語られた「血統転換、私は母胎からです。皆さんはこれを信じなければなりません」という御言の理解をめぐって、今、各方面で話題になっております。
話題となった理由は、真のお母様が、今回語られた御言が、真のお父様の今まで語って
こられた御言や原理と食い違っているのではないかという疑念が起こったためです。

私たち統一食口は、真のお母様が、勝利された人類の「真の母」であられ、人類を神の
血統に生み変えてくださる唯一の「真の母」であられ、原罪のない完成された女性、神の独り娘、女王の中の女王であられることを確信し、真のお母様を心から尊敬し慕っております。
また、神様によって、胎中におられるときから特別に選ばれた女性であられ、歴史的な
その使命を果たされるならば、人類の「真の母」となられるよう、胎中におられるときから選ばれてお生まれになられたことを確信しております。

しかしながら、上記のように、神様によって選ばれた血統にお生まれになったとしても、人類の「真の母」となられるためには、1960 年天暦 3 月 16 日(陽暦 4 月 11 日)の「聖婚」以降、1968 年 1 月 1 日の「真の神の日」宣布までの 7 年路程の苦難を通過され、さらには、その後におかれても2003 年 2 月6 日の2 度目の「聖婚」に至るまで、人類の真の母としての路程を歩まれ、勝利されたからであると理解しております。

1.真のお父様は、1960 年天暦3 月16日(陽暦4 月11 日)の1度目の「聖婚」は、長成期完成級の位置であると語られました。

真のお父様は、「1960 年が、いったいどの基準であったか? 堕落したアダム、エバの立
場、長成期完成級の基準である」(『祝福家庭と理想天国(II)』28 ページ)と語っておられます。
もし、真のお母様が、胎中で「血統転換」してお生まれになられたなら、1960 年天暦3
月16 日(陽暦4 月 11 日)の「聖婚」は、神様の直接主管圏すなわち「完成圏」における
結婚式であったと考えられます。ところが、真のお父様は、1 度目の聖婚は「長成期完成級の位置である」と語っておられます。

エバを再創造しなければならない。エバはアダムをかたどって造ったんだからね。神
はアダムを造って、アダムを標本としてエバを造った。それは何を意味するかというと、再創造原理において、アダムはアダムの責任を果たせないで、エバを堕落させたんだから、アダムは再び、エバを創造しなければならない。もう体は造っているんだね。サタンがもっている。それをサタンから取ってこなければならない。......それで、20 歳以下じゃないといけない。だから、その年齢の何も知らないお母様を連れてきた。それは再創造だ」(同、895~896 ページ)

そして、真のお父様は、2003 年 2 月 6 日の 2 度目の「聖婚」の時に、神様の結婚式が
初めて成されたとして「婚姻申告」をされ、次のように語られました。
「文総裁が現れて、神様と共に、婚姻申告をすることができ......『天宙・天地真の父母
様平和統一祝福家庭王即位式』をしました。神様とアダムとエバは、家庭王即位式をすることができませんでした。......家庭王即位式をしたので、神様が本来の真の父母を中心として、婚姻申告をすることができる時を迎えた」(2003.3.10)

2.真のお父様は、16 万人訪韓セミナーの御言で、「お母様は真の愛と真の血統を持っていません」と繰り返し語られました。

真のお母様は、1993 年 5 月から 7 月にかけてアメリカ主要都市で「真の父母と成約時
代」を宣布されながら巡回され、その後、米議会ダークセン上院議員会館と国連本部で宣布されました。そして、日本の主要都市と韓国の主要大学で宣布され、さらには、世界 40か国43 か都市でも宣布されました。
真のお母様が韓国と世界を巡回される時、真のお父様は、日本人女性を済州島に集めら
れ、16 万人訪韓セミナーを主管され、数多くの御言を語られました。その時、真のお父様は「真の父母と重生」と題して、次のように御言を語っておられます。

「(堕落人間は)真の母の腹を通過して再び生まれてくるのです。......入ってきてお母様
の腹の中に入ったとしても、その入った子供とお母様の根っこは何かというと、渋柿の根っこから切って取り返してきたものです。分かりますか。それが天の家庭に入るには、手続きをしないといけないのです。何の手続きかというと、愛の手続きです。だから、真のお母様の腹の中に入っていても、それは真のお父様の真の愛と真の血統にはまだつながっていないのです。お母様は真の愛と真の血統を持っていません」(『訪韓修練会御言集』185~186 ページ)

この「真の父母と重生」の御言は、その後、水澤洞でも同じように繰り返し語られたた
めに、合計 16 万人の女性が聞いて学んでおり、その一部は「御言集」として出版されております。
もし、真のお母様が、胎中で「血統転換」してお生まれになられたなら、真のお父様は、「お母様も真の血統を持っている」と語られるはずですが、前述のとおり「お母様の根っこは何かというと、渋柿の根っこから切って取り返してきたものです。......お母様は真の愛と真の血統を持っていません」と語っておられます。

これらの真のお父様の御言と、今回、真のお母様が語られた御言が食い違っているよう
に思われるのですが、これらの内容を、どのように理解すればよいのか、ここに謹んで、お伺いをする次第であります。

                                     敬白

 

 

 


●おわりに


「WORDファイルDATE」が示すとおり、この文書は、太田朝久氏作成文書である。
日本教会の「御言研究室」は、日本家庭連合信徒の正統教義守護に責任を持つ最後の砦なのだが、この部局の責任者、可知雅之氏と文書作成者、太田朝久氏は、その責任を果たしたのであろうか。

結論として、2015年には、文鮮明師のみ言を地に投げ捨て、韓鶴子総裁の「独生女論」へ乗り換えてしまう、変わり身の早さに、ただただ唖然とする他はない。

祝福家庭筆頭の金栄輝先生が、「独生女論」を明確に否定した今、可知雅之氏と太田朝久氏は、自分達の行動をどのように弁明するのであろうか。

家庭連合信徒の永遠の命を守護すべき職務におりながら、我が身の位置と給与保全のために、権力者(韓鶴子総裁)に迎合し責任を放棄してしまったと指摘されても仕方がないのではないか。

この一事だけでも、日本家庭連合に、真のお父様がおられぬこと明白である。

現在の苦難は、再臨主に対する背信が引き起こしたものであり、悔いあらため、正統信仰に立ち戻る他、日本家庭連合が審判を免れる道はないのである。


祈り。

 

 

●「日本教会御言研究室」が送ったお伺い書
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